エレショップblog

半導体・センサー・マイコン・電子工作キットほか、各種電子部品の専門店「共立エレショップ」から主に電子工作の関連情報をお届けします。 http://eleshop.jp/

カテゴリ: micro:bit関連

記事担当:
ハンダ付け不要-マイコン系


みなさんこんにちは。

アットホームなカフェが近い会社でおなじみの共立電子産業です。


あ、会社もアットホームですよ(笑)


…そんな会社から送る今回のブログの記事ですが、当社のネット通販サイト「エレショップ」では電子部品だけでなく、プラモデルのように組み立てられる工作キットや小中学生向けの小型コンピューター等の製品もそろっています。

そして昨今の半導体不足等の事情にもれず、小型コンピューターの中にはラズパイに代表されるように品薄状態のものが多い中、このブログ執筆段階ではエレショップのmicro:bitの在庫は多い状況なので、現時点では比較的手に入りやすくなっています。

…ということで、今回は低価格かつ初心者向けにピッタリの小型コンピューター「micro:bit」を用いたプログラミングの解説をしていこうと思います。

目次

はじめに

当記事では、micro:bitでプログラミング環境を導入できるまでの方法の解説は行っておりません。
micro:bitの公式サイトも含め、それらの解説はネット上に多く存在しているので、micro:bitでプログラミングを開始できるようになるまでの方法についてはそれらを参考にしてください。

今回使用するmicro:bit

micro:bitにはいくつかの機能やセンサーが内蔵されていて、ver.2からはさらにセンサー等が追加されています。
それらの機能を用いて実用的なツールをプログラミングしていこうと思います。

今回は、micro:bit V2.2ファーストトライセットの単四電池のものを使っています。

microbit_set

こちらの商品はセットの中にmicro:bit本体だけでなく、micro:bitを保護するカバーやパソコンと接続するためのUSBケーブル、micro:bitを動かすための電源となる電池ボックスと単四電池が一緒になっているので、これだけで外に持ち歩いて使えるツールを構築できます。

夜に持ち歩いている時だけ光るライトを作る

冬の季節になって、日が暮れるのもすっかり早くなりました。
夕方には暗くなるため、比較的早い時間帯でも街灯が少ない場所では道行く人の姿が見えづらい場面もあったりします。

そこで、夜道を歩いている時に、たとえば背負っているリュックやズボンのベルト通し等に点滅するライトを着けて、後方からくる自動車や自転車に、ここに人が歩いていますよとアピールするような事故の予防的な使い方のできるライトをmicro:bitで作ってみようと思います。

自転車のライトで、周辺が暗くて自転車が移動している時だけ光る製品がありますが、それをmicro:bitで再現してみようというわけです。

LEDを点滅させる

夜道にライトを光らせて周りにアピールする機能を製作するので、まずは、その基本部分であるLEDを点滅させてみます。

Sample_001


上記のサンプルプログラムを実行すると、micro:bitが起動している間はすべてのLED部分が常に光ったり消えたり… つまり、ライトが点滅します。

micro:bitのLEDは縦横5列ずつ並んだ計25個あり、命令(ブロック)の中で予め用意された光り方の形(顔の表情風やハート形等)がいくつかあるのですが、すべてのLEDが光っているパターンがないので、「LED画面に表示」というLEDのパターンを自由に作れる命令を使って、すべてのLEDを光らせています。

あとは「一時停止→表示を消す→一時停止」と処理を続け、それらが常に実行され続けることでLEDが点いてしばらく待って消えてを繰り返します。

一時停止は指定した時間だけプログラムの実行が止まります。
サンプルでは「200ミリ秒」=0.2秒間となります。

「表示を消す」で、すべてのLEDの明かりが消えます。

「ずっと」の中の内容はmicro:bitが起動している間は常に実行され続けるので、上記のプログラムは一番目の命令からラストの命令まで動いた後、また一番目の命令へと戻り… と、繰り返されることでライトが点滅し続けるというわけです。

周りの明るさを測る

夜に自動でライトが点くようにしたいので、micro:bitに周りの明るさを判定してもらわないといけません。
ということで、続いて明るさを測ってみたいと思います。

Sample_002


上記のサンプルプログラムを実行すると、Aボタンを押すと数値で、Bボタンを押すと棒グラフで、それぞれのボタンを押した時の明るさの値をLED画面に表示します。

micro:bitの明るさセンサーはLEDに含まれていて、0~255の範囲で明るさを数値化しています。

実際のところ明るさセンサーの精度はそう高くないようで、試したところ明るい部屋でも照明から離れた位置では数値が「0」を示していました。

続いて、前述とは少し違った明るさセンサーのサンプル。

Sample_003


こちらのプログラムは、周りの明るさを常に棒グラフでリアルタイム表示します。

LEDの点滅のプログラムでも説明したように「ずっと」の内容は常に実行され続けるので、最初の明るさセンサーのサンプルと違って、上記サンプルは明るさセンサーの値を常に棒グラフの形でリアルタイム表示させ続けるというわけです。

明るさセンサーが組み込まれているLED部分を照明に近づけたり遠ざけたり、あと懐中電灯の光を当てたり屋外で日光にかざしたりと、色々試しながら数値や棒グラフの変化を試してみてください。

移動しているかを判定する

夜などの暗い場所にいて、かつ動いている時にライトが点灯するようにしたいので、次は移動しているかどうかを判定してみます。

micro:bitには加速度センサーが付いているので、そちらの機能を使います。

Sample_004


上記のプログラムは、micro:bitが一定以上の速さで揺れる等の動きがあるとLEDが点灯し、あまり動いていない時は消えた状態になります。

micro:bitの加速度センサーには上下・左右・前後の方向と、あとそれらすべての方向への移動を数値化した「絶対値」とがあります。

方向 説明 ニュートラルの値
x 左右の方向。
Aボタン側が左で、Bボタン側が右。
0
y 前後の方向。
bicro:bitのマークやUSB接続端子のあるほうが前、5つの穴が開いているコネクタのほうが後ろ。
0
z 上下の方向。
micro:bitのマークやLED画面があるほうが上、USB接続端子やスピーカーがあるほうが下。
0
絶対値 x,y,zすべての方向。 1023


今回は、絶対値を利用して移動しているかを判定しています。
「もし」を使い、加速度センサーの絶対値を常にチェックして値が「1200」よりも大きい場合はLEDが点灯する命令を実行するようにしています。

今回はmicro:bitをバッグやズボン等からぶら下げて動くことを想定しているので、とにかくどの方向でもいいので動き(揺れ)を感じたら反応するようにしたかった為、サンプルでは「絶対値」を利用して、あまり激しくない動きでも反応するように加速度センサーの絶対値が1200より大きい場合のみLEDが点灯するようにしています。

命令の中に「揺さぶられたとき」というものがありますが、試したところかなりしっかりと揺らされないと反応しなかったので、今回は人が歩いた時の少しの揺れを判断する為に絶対値を使い、あまり激しくない動きでも反応するように絶対値が低めの値の場合に反応するようにプログラムしています。

暗くて移動している時だけ点滅するライト

ではいよいよ、これまでに作ったサンプルプログラムの内容を踏まえて、夜の暗い場所で移動している時だけ点滅するライトのプログラムを作っていきます。

Sample_005

上記サンプルを実行するとmicro:bitがある程度暗い場所にあり、さらに一定以上揺れている状態の場合に10回、LED画面が点滅し続けます。
周りが明るいか、あまり揺れていない状態ではLEDは点灯しません。

今回は「変数」を用いて予め判定に使う明るさと加速度の基準となる値を指定しています。

変数名 内容 サンプルで
指定されている値
明値 明るさの基準となる値。
明るさセンサーの値が指定値以下の場合はLED点灯。
10
動値 加速度の基準となる値。
加速度センサーの値が指定値以下の場合はLED点灯。
1200


変数は数字や文字列を入れる容器のようなもので、作った変数に数字等を代入して用います。

今回のサンプルでは変数「明値」が明るさ、変数「動値」が加速度の判断の基準となる値として使われます。
サンプルを試す際に明るさや揺れ具合の判定を環境に合わせて変えてみたい場合は、こちらの数字(10や1200の部分)を変更してみてください。

「最初だけ」に設定されている命令は、micro:bitが起動してすぐの一回のみ実行されます。
今回の変数は、いわゆるツールの初期設定のようなものなので「最初だけ」の中で指定しています。

そして「もし」を使い、明るさが変数「明値」以下かつ加速度が変数「動値」を超える場合にLED画面を200ミリ秒間隔で10回、点滅を繰り返すようになっています。
前にも書いているように「ずっと」の中で設定されている命令は常に実行されつづけるので、上記の「もし」の内容は常に動き続け、明るさや動きを判断してLEDを点滅させたり… をし続けるというわけです。

「くりかえし」は指定されている回数分、中の命令を実行し続けます。
サンプルの「10回」の部分が繰り返す回数となり、これを用いてLED画面を10回点滅させています。

サンプルでは動作の確認がしやすいように点滅する回数を10回にしていますが、実用性を考えるともう少し回数が多いほうがいいので、「10回」部分の数字を自由に編集して、色々試してみてください。

あとは、このプログラムを書き込んだmicro:bitにカバーを取り付け、そのカバーに細工してストラップ等を取り付ければ、バッグ等に着けられる夜道で点滅してアピールしてくれるライトの完成です。

上記のサンプルまででも使えるツールとはなっていますが、例えば実際に自分以外の第三者、つまり他人に使ってもらうと考えた場合にはツールとしては不親切です。
そして、まだ不完全な部分のあるプログラムなのでサンプルのプログラムを見て試すだけでなく、さらに解析し、改造して問題点の改良する等、いろいろ試しながらプログラミングの勉強のひとつの素材として活用してもらえれば幸いです。

BBC 教育向けマイコンボード micro:bit / マイクロビット / micro:bit V2.2
microbitV2r2a
micro:bit【V2.2】 ファーストトライセット 単4電池バージョン ▲航空便不可▲ / SK-MB-SETV22AAA
SKMBSETV22AAAa


micro:bit ムーブミニ MK2 バギーキットセット ▲航空便不可▲ / KEI-KIT5652SET
KEIKIT5652SETa



(記事:糖分)
更新予定:毎週木曜日(次回は12月29日です!) 

記事担当:
ハンダ付け不要-マイコン系


昨年12月に、micro:bitで6足歩行ロボットをプログラミング出来る★「プログラミング・フォロ for micro:bit」を作りました。
PGMforo-2-13
★「電工女子★「プログラミング・フォロ for micro:bit」を作ります!★Part1」
★「電工女子★「プログラミング・フォロ for micro:bit」を作ります!★Part2」

自分でプログラムをして、思いのままに「フォロ」を動かすことが出来るキットです。

前回はしげぽんがサンプルプログラムをいれてくれて、フォロが動いたところまで記事にしました。micro:bitには最初はプルグラムが入っていないので、そのままではフォロは動かないんですね。
なので自分でmicro:bitにプログラムを入れないといけないんですけど、そんないきなりプログラムなんか作れません。
何を入れたら良いのか分からないー!という方の為に、説明書に書いてある「http://sedu.link/5482」(別サイト)に行って、サンプルプログラムをインストールしたんでした!
PGMforo-2-22

しげぽんが選んだプログラムの内容は、
・Aボタンを押すと左に体を1秒間回転。
・Bボタンを押すと右に体を1秒間回転。
・AボタンとBボタンを同時に押すと2秒前進。

でした。


そして前回の記事の最後にオカポンちらっと書いたんですけど…。
「もう一つmicro:bitを用意してそれをコントローラのように使う方法」があるらしいんです。
ただ、どうやってプログラムを組むのかさっぱり分かっていなくって…後で調べようと思ってそのままにしていました!スミマセン!!!
すぐ行動することが大事ですね。いやホント。


と言う訳で今回は、この「もう一つmicro:bitを用意して、それをコントローラのように使う方法」で遊んでみようと思います!
まず、用意するのは前回作った★「プログラミング・フォロ for micro:bit」とフォロの中に組み込む★「micro:bit」、フォロを動かすための★「単4形アルカリ電池4本パック」
SEDU054829amicrobitalr03r4sa


ここに、★「micro:bit用ジョイスティック付きコントローラーキット」と、★「micro:bit」、コントローラー用の★「単4形アルカリ電池4本パック」(2本使用)を用意します。
SEDU053082amicrobitalr03r4sa


合計金額は、¥16,324となります!

あ、ちなみにコントローラーですが、ジョイスティックが無い★「micro:bit用コントローラーキット」
もあります。
SEDU052733a
でもオカポン的に、ジョイスティックがある方が「操作している」感もあってオススメです!

では、早速準備をしていきましょう。
まずはジョイスティック付きコントローラーに付属のネジでmicro:bitを固定します。
PGMfolomicro-1PGMfolomicro-2PGMfolomicro-3

コントローラーの裏側に電池を入れることが出来ますので、単4電池を2本入れます。
これで、コントローラーの完成です!超簡単!
PGMfolomicro-4PGMfolomicro-5


次はmicro:bitにプログラムをインストールします。
さっき紹介した、説明書に記載されているサンプルプログラムがあるページ「http://sedu.link/5482」(別サイト)に行って、↓のプログラムを入れようと思います。
PGMfolomicro-6PGMfolomicro-7

左がコントローラー側右がフォロ側のプログラムです。
コントローラー側とフォロ側で別のプログラムになるんですね。

このプログラムをインストールすると、
・コントローラーAボタンを押すと前進、
・Bボタンを押すと後進
・左に傾けると左回転、
・右に傾けると右回転
します。

オカポン、今までこの「無線」ブロックを使ったこと無かったんですが、「グループ」を設定してあげることでmicro:bit同士を無線でつなげて操作することが出来るんですね。
こんなに簡単だったんだ~!と、サンプルブロックを見ながら、一人フムフム言ってました。

面白いと思ったのは命令の伝え方で、文字列を使って命令を伝えるんですね。
プログラムって言うくらいだからコントローラー側からフォロ側へ直接モーターを回すようなコマンドを送るのかと思ってたんですけど、このサンプルプログラムではサインのような文字列で命令を伝えてました。
こうすることによって送受信するデータ量が小さくなって、早く確実に命令を伝えることが出来るんですね。


いろんな要素が絡み合って、ロボットって動いているんだなぁ~と感心したり、納得したり。
サンプルブロックの意味を紐解いていくのも面白いですね!
次回(果たしていつになるやら...)はサンプルプログラムをもっと詳しく紐解いてみたいと思います!


みなさんもぜひ、フォロで勉強してみてください!

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は2月20です!)

記事担当:
ハンダ付け不要-マイコン系


本日のブログでは、先日紹介した★「micro:bitスピーカーセット Ver.2」を使って、音楽を鳴らしたいと思います!
microbit-MUSIC1-2

前回紹介した時はmicro:bitに最初から入っている曲を鳴らしましたが、今回は自分で曲を作って鳴らしてみちゃいますよ。

そういえば以前「IchigoJam」でも同じようなことしましたね。
「IchigoJam」では「PLAY」コマンドを使って、音楽を作りました。
音階をアルファベットに変えて、なかなか大変だったのを覚えてます。
IchigoJamPLAY2-18

はてさて、micro:bitではどうやって音楽を作るんでしょうか


と言うわけで、今回も「キラキラ星」を作ってみたいと思います。

キラキラ星といえば「ドドソソララソ」でしたね。
これをmicro:bitのブロックエディターで作ってみましょう。
今回はスイッチを押したら音楽が鳴るようにしたいので、「入力」コマンドから「ボタン【A】が押されたとき」の中に音楽を作っていきます。
microbit-MUSIC2-1

micro:bitで音楽を鳴らすには、「音楽」コマンドを使います
microbit-MUSIC2-2

もう見ただけで親切。わかりやすいブロックが並んでますね。
使うブロックは「音を鳴らす 高さ(Hz)【真ん中のド】長さ【1拍】」です。
microbit-MUSIC2-3

似たようなブロックで「音を鳴らす 高さ(Hz)【真ん中のド】」というのがありますが、音楽を作る時はあまり使わない方がいいです。
なぜかと言うと、この「音を鳴らす 高さ(Hz)【真ん中のド】」は「アイコンを表示」ブロックとかと同じで、後に「一時停止」ブロックを入れて長さを決めたり、ON/OFFを指定してあげないと音を鳴らしっぱなしにしてしまうんです。
なので、音楽を作る時は鳴らす音の長さを簡単に決められる「音を鳴らす 高さ(Hz)【真ん中のド】長さ【1拍】」ブロックを使いましょう

では早速キラキラ星の最初の方をプログラムしてみましょう。
microbit-MUSIC2-4

はい、できました。
とっても簡単ですね!

すごいと思ったのは、音の高さを選ぶとき、鍵盤が出てきてそこから音を選ぶようになってたところ!
microbit-MUSIC2-5

ほんとにピアノを引きながら音を作っているような気がして、プログラムをしてるとは思えませんでした。
ちなみに【1拍】の長さはちゃんと4分音符1個分でした。

では続きを作っていきましょう。
「ドドソソララソ」の後は休符が入るんでしたね。
休符も、そのまんまのブロックがあります。
microbit-MUSIC2-6

「休符(ミリ秒)【1拍】」を使いましょう。
その後は「ファファミミレレド」ですね。
microbit-MUSIC2-7

ブロックを複製していくとホントに簡単に曲ができてしまいます。
音符を並べるようにブロックを積み重ねて曲を作る。
なんだか楽譜もプログラムのように思えてきちゃいますね。

ただ、曲を作るのは簡単なんですけど、音の数だけブロックが必要になるのでプログラムもとても長くなっちゃいます
microbit-MUSIC2-8
たった4小節でこの長さですからね。

それでも楽譜のとおりに音階と拍を入力したブロックを並べるだけで曲になるんですから、ほんとに簡単ですよ。
楽器を弾けないオカポンでも、曲を奏でることができるmicro:bit。


皆さんも、是非遊んでみてくださいね~!

microbit-MUSIC2-9


(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は3月14日です!)

記事担当:
ハンダ付け不要-マイコン系


本日のブログは、「micro:bitで音を出したい~!」という方に使って頂きたい!
★「「手づくり工作をうごかそう!micro:bitプログラミング」対応micro:bitスピーカーセット Ver.2
の紹介をしていこうと思います!
microbit-MUSIC1-2


実はオカポン、micro:bitイベントに参加したり自分でLED繋いで光らせたりはしたことあるんですが、「音を鳴らす」っていうこと、したことないんですよね。

したことない、には理由がありまして。
根本的な問題なのですが、micro:bitで音(音楽)を鳴らすのに、なにが必要なのか分かんない
ってことだったんです。

そんな中、共立電子産業の通販部門(共立エレショップ)がスピーカーセットを作ってくれていたんですよ!
なんと、オカポンが以前紹介した書籍★「手づくり工作をうごかそう! micro:bitプログラミング」に対応したスピーカーセットなんです!
(書籍については、こちらの記事で紹介しました♪)
★「電工女子★micro:bitと分かりやすい書籍の紹介です★」

なんだかいろいろと部品やらケーブルやらが入っていて、どこにこの部品を繋げるんだろう…?と疑問に思うんですが、バッチリ説明書もあるので接続も簡単です♪

では接続の仕方を解説していきますね。
まずは準備から。
最初にボリュームの軸を左いっぱいに回します。
microbit-MUSIC1-3
ボリュームは左に回すと音量が小さくなります。
これをしないといきなり大きな音が出てビックリしちゃいますから、やっておいた方がいいですよ。
理由はもう一つあるんですけど...それはまた後ほど。

次に、ボリュームにツマミを取付けます。
そのためにツマミについているネジをマイナスドライバーで緩めます。
緩めないと、ボリュームの軸に入りません!
microbit-MUSIC1-4microbit-MUSIC1-5


ツマミをボリュームの軸に入れたら、ツマミのポインターを左斜め下にあわせて、マイナスドライバーでネジを締めてしっかり固定します
microbit-MUSIC1-6microbit-MUSIC1-7
このポインターの位置が『音量0』の位置になります。
今回、というか多くの場合『音量0』の位置は左下になっています。
なので最初にボリュームを左いっぱいに回しておくことで『音量0』の場所が合わせやすくなってるんですね。



いよいよ接続です。
ボリュームコントローラーから出ているミノムシクリップを、micro:bitにしっかり挟み込みます。
ボリュームのツマミを正面に見て、右から出ている線を「0端子」左からでている線を「GND端子」につなぎます。
ミノムシクリップの色はセットによって変わるので注意してくださいね!
microbit-MUSIC1-14microbit-MUSIC1-15


ミノムシクリップをmicro:bitの端子にはさんだら、スピーカーの箱に入っている3.5φステレオプラグ付ケーブル(真ん中がグルグルしたケーブル)をボリュームコントローラーから出ている3.5φステレオソケットに差し込みます
microbit-MUSIC1-16


さて、いよいよここでスピーカーを用意します!
色は5色あるんですが、箱を開けるまでは何が出るかわかりません!
ドキドキしますね♪
ということで、オカポンは紫でした~!やった!初めて買ってもらったゲームボーイカラーと同じ色でした!
microbit-MUSIC1-17microbit-MUSIC1-18microbit-MUSIC1-19
裏が吸盤になっているので、ツルッとした所(机の引き出し棚の裏ホワイトボード)に貼り付けてみましたが、吸着力、結構高いです。
吸盤で固定するので、本体つつくとバインバインッて跳ねてとっても楽しいですよ!

で、その吸盤スピーカーに、さっきボリュームコントローラーに差し込んだ3.5φステレオプラグ付ケーブルの片方を差し込んだら完成です!!
プラグを差し込んだら、スピーカーの本体がボンヤリ光ります。
microbit-MUSIC1-12microbit-MUSIC1-13
こう見えてアンプ内臓のスピーカーなので結構大きい音がなるんですよ。
アンプの電源は内蔵された充電池。
なのでスピーカーの箱に入っているUSB-3.5φステレオプラグ付ケーブルはスピーカーの充電のために使用します。
microbit-MUSIC1-11
スピーカーの電池がなくなったらUSBから充電してくださいね。

これで、接続は完成です!
セットの中には「microUSBケーブル 50cm」が入っているので、これを使ってパソコンとmicro:bitを繋げるも良し。
iOS、Android対応のアプリがあるので、それをダウンロードして使っても良いですね!
microbit-MUSIC1-10

アクリルケースもセットになっているので、micro:bitの保護もバッチリですね!
microbit-MUSIC1-9


さて、では何か音を鳴らしてみようかな…
micro:bitのプログラミング画面を開きながら、これでいけるのかしら…?いや、でも簡単すぎるけど…でも間違ってない、よね?と半信半疑で作ってみたのがこちら。
microbit-MUSIC1-1
Aボタン押したら、「ニャン・キャット」の曲が流れる
ブロックはたったの2つです!

ダウンロードしてみたところ…
できたーーー!!!!
そして、スピーカーからの音、でかっ!!!!!!

シンっとした部屋だったのもありますが、ボリュームの位置、これくらいでいいです。
microbit-MUSIC1-8
(ほんのちょっと、15°くらい回してます)

想像以上に大きい音出ます。
これなら結構賑やかな場所でも使えそうですね!
音量を調節できるので色んなシーンで使えますね。


micro:bitにはもともと流せるメロディと効果音が20曲も入ってるんです!
この他にも、自分で音階を入れて曲を作ることもできるんですよ!


皆さんも、是非使ってみてくださいね~!

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は2月28日です!)

記事担当:
ハンダ付け不要-マイコン系


みなさん、夏休み&お盆休み、いかがお過ごしですか?
おでかけするのも良いですけど、やっぱり外はまだまだ暑い…
ということで!!
最近、共立プロダクツから発売されたばっかりの凄い基板を紹介します!
それが★「micro:bit用 サーボ&ボイスコントロール基板」なのです!!


…と言われても「基板」なんて言われると「自分の手におえないわ〜」とか「なんか難しそう…」とか思っちゃうでしょ?まぁ、私もそうなんです。
ただ、オカポン、この基板micro:bit&レゴを組み込んだ姿を見たんですが、大興奮ものでして。
なんとレゴで作った恐竜の「目が光って」「首を振って」「鳴く」んですよ!
1枚の基板で、ここまで出来るって凄いですよね?!
という訳で、中を見てみましょー!

パーツ一覧はこんな感じ。
kpmb005a

難しそうなハンダ付けはありません
部品は全て実装済みです。
自分でするのは、サーボモータや基板をネジ止めしたりと、プラモデルチックな組み立てのみ。
あんまり難しくないのが良いですね!
そして、実は1枚の基板ではありませんでした…!なんと、3枚もあったんです。
「目が光って」「首を振って」「鳴く」のも納得です。
そして、それをmicro:bitで制御出来ちゃうんだから、これまた可能性が広がりそうです。

では3枚の基板を順番に見ていきましょう。
まずはLED基板
KP-MB005-1

基板の両端にLEDを取り付けられるようになってます。
この基板を目の部分に使うと、目が光る恐竜になるんですね。
セットには赤LEDが付いているので、標準では恐竜の目は赤く光るという訳です。
赤く光る目は凶暴な怪獣っぽくてカッコイイです!

次はスイッチが3コ付いた基板です。
KP-MB005-4KP-MB005-2

なんとこの基板、音声を録音・再生できる基板なんです。
基板に付いてるマイクから音声を拾って、その場で音を録音するボイスレコーダー基板なので、音があればすぐに録音が出来ちゃうんです。

最後は大きなスピーカーが特徴的な制御基板
KP-MB005-5KP-MB005-6

この基板にmicro:bitを接続して、LEDとかを制御します。
言わば心臓部になる基板です。

で、その3枚の基板を組み上げたらこうなります。
KP-MB005-7KP-MB005-8

なんかこれだけで怪獣っぽいですけど!
組み上がった基板の裏にはレゴに取り付けられるよう穴がありまして、これでレゴに組み込むんですね。
ちなみに録音・再生基板の上に制御基板を重ねて接続します。

ではお待ちかね。
レゴも含めて組み上がった姿を見ていただきましょう!
KP-MB005-12KP-MB005-13

あらカッコイイ!
レゴダイナソーの背中に基板がついてます。
この状態で目を光らせると
KP-MB005-9KP-MB005-10KP-MB005-11

やだステキ!とっても怪獣っぽくなってる!
この他サーボモーターを制御して首を動かしたり
KP-MB005-14KP-MB005-15

録音・再生基板を使って叫び声をあげさせたりと怪獣っぽい事を色々させる事が出来ちゃいます。

プログラムって言うと車を走らせたりLEDをチカチカさせたりって言うのが多いんですけど、こうやってカッコイイ怪獣を動かすためにプログラミングするってなかなか無いんじゃないかと思うんです。
実用とか研究とかには直接結びつかないですけど、ただカッコイイ、ただ面白いと思う事のためにプログラミングをするのも良いんじゃないかと思うんです。
楽しくないと続きませんし、学んだ知識や技術をエンターテイメントに使うのもステキな事だと思うんです。

と言う訳で、楽しくカッコ良さを追求しながらプログラミングが学べる「micro:bit用 サーボ&ボイスコントロール基板」は夏休みの自由研究にもぴったりだと思いました。


皆さんもぜひ遊んでみてくださいね!

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は8月23日です!) 

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