記事担当:共立プロダクツ
[ハンダ付け必須-非マイコン系]
前回は、メガネかゴーグルか何かに、直接照明装置をくっつけたモノを作ろう!と構想してみました。
ただ、クリアの樹脂へ近接して、無加工で
【黒塗りしたゴーグル上部&カットされたIC用レール】
・製作編
[ハンダ付け必須-非マイコン系]
前回は、メガネかゴーグルか何かに、直接照明装置をくっつけたモノを作ろう!と構想してみました。
・下準備
まずベースになる、ゴーグル
これはそのまま、切ったり貼ったりな加工無しで利用します。
ただ、クリアの樹脂へ近接して、無加工で
光源を付けると散光し、フレーム部分や折れ目などで
プリズムのような集光部分が出来てしまうので
やはり見た目に眩しい、これらへの対策は必須。
そこでフレーム(メガネレンズ部分)の上部の
比較的フラットなところへひさしになるように
そしてマスクできるように工夫します。
塗装を充分に乾かせた後、その上にフィラメントLEDを固定する
ガイドを4か所、孤のラインに沿わせた角度で設置します。
フィラメントLEDをゴーグルへ固定するのと、
散光を、できるだけ一方へ投射するのに、
さて、どうしようかな、と悩んでまして、
ここはやはりアルミレールか何かが必要か…?
…
…ん?
…なんかいい感じに、丁度使えそうなものが、本当に机の上に都合よく…
…これはばっちり使える(笑)
というわけで、これを利用しない訳はない…
【黒塗りしたゴーグル上部&カットされたIC用レール】
(当初、アルミ製のレールを切って使おうかと思いましたが、作業の手間と重量がネックとなり、
今回はIC用の運搬用レールをリサイクルして利用しました。)
・フィラメントLEDを配置する
フィラメントは形状の自由度が高い素材なので、
弧を描いてるメガネ等の台座と相性はいいと思い
今回は利用する事にしました。
ただ、先ほど述べた散光の問題や熱の問題
そもそもむき出しだと直ぐに壊れないか
という不安もあり、台座を分割設置して
使うことにしました。
あと、屋根裏など暗いところで見ると、中の様子が
色温度が偏る時はコントラスト的に
見づらい事もある(という経験があった)ので、
今回はあえて、6500K(白色)と2700K(昼光色)の
2種類を加えて使ってみることにしました。
>今回使ったのはこちらの2種類になります。
これを並列接続で、4つを横に並べて配置する感じです。
一度、光り具合と熱の具合を確認し
問題がないようなら、これをゴーグルに取り付けた台座に
最終的には、適度に電線の長さを調整して取り回しながら、
4つのフィラメントLEDをフレーム設置でゴーグルへ取り付けます。
・電源と制御装置の配置
今回はゴーグルへできるだけコンパクトに
そして軽量に取付できるモノで、
使うなら屋根裏などの真っ暗な場所でも見える照明装置を、
というある意味で欲張りな条件を求めており、
当初は弦の部分にボタン電池くらいの電源でいければなぁ
とか考えていたんですが、流石にある程度の光量を得るには
それなりの電力供給源が必要、という事で
やはりここは、リチウムイオン二次電池の
登用になりました。
そうそう、電源のOn/Offのスイッチも忘れずにね。
さてここからは実際の作成作業になります。
・製作編
まず、フレームにLEDと電線と抵抗と配置を。
ゴーグル全体の重量配分も踏まえて
とりあえず、ユニットの配置を考えてみました。
そして、フレームの場所とLEDとの距離を関係を測った
それぞれの電線を配線。
そして、LEDのアノード側に抵抗を空中配線で設置。
>まぁレンズ面側が割合的には
どうしても少し重心が重めかとは思いますが…
でも勝手にずり落ちてくる程の重量はないでしょう(笑)
そして最後は結束バンドで電線をしばりつける。
ざっと配線が終わりました。
電源のOn/Off用スイッチの取付も
結構いい感じにレンズ面のサイドに収まりました。
さぁ、あとはユニットを各々固定していく訳です。
今回、これらの各部の配線を、
一か所に纏めた上で、電源に持っていく、という
結構強引な仕様にしてしまいました(笑)
※尚、当初の予定では、充放電ユニットを
弦の部分に実装する予定でしたが、
サイズ的&在庫的に、いいものが見つからなくて
とりあえず今回は、二次電池への充電は
取り外し可能にしておくことで
他所でやる、という使用で落ち着きました。
…が、ここで幾つか気になる事が。
ゴーグルの直情に光源があって、そこから光漏れがあると
そもそもの視界を幻惑してしまう(要するに眩しい)のと
黒のペンで塗りつぶすだけでは
本来は光らなくていい方向にまで漏れてしまう。
これを防ぐために、当初黒く塗るだけだったハーネスの
後ろ部分にアルミテープを貼りました。
これで散光の問題は無事に解決。
そしてバッテリーの配置の問題。
想定したバッテリーの取付は、
弦に面して"垂直"に取付る事になるので
その固定で、ゴーグルをかけた場合でも
簡単には取れないしっかりとした方法を考えないといけません…
ただ元々、弦の固定したい部分の形状が、まっ平ではなく
しかもスリットが入ってる場所。
…当初、ゴーグルには、ほぼ加工をしない予定でしたが
やはり滑り止め的な意味で、弦の部分に下地の加工は必要そうです。
>アクリル素材なので接着剤利用が厳しいし、両面テープのノリも悪そう。
というわけで、弦の上下部分にほぞになる溝を入れました。
(強度が下がらない&割れない程度の少しの溝にするのが大事)
これで輪ゴム等で止める事もできるだろう…
さて、後はこれらをうまく纏めてゴーグルに収めてしまえば
完成です。
…はたしてうまく収まるかな…
【フレームに取り付けた電池】
このような感じで取り付けてみました。
…お、思ったよりは上手く取り付けられた(ほっ)
さぁ、これで実際に点灯して問題なければ完成です。
…うわ… …これは …怪しいw
でも思った通りの照明効果は得られてます。
(…こういうのが欲しかったんですよ…
当初、自分が考えてた通りの用途に、いい感じに役に立ちそうです。
というわけで今回は、
ゴーグル直接点灯型照明装置の作成でした。
(記事:べり)
更新予定:毎週木曜日(次回は9月19日です!)
更新予定:毎週木曜日(次回は9月19日です!)