記事担当:共立プロダクツ
ハンダ付け必要-マイコン系

当社共立プロダクツより発売中の「★16LEDフラッシャー」
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過去に当ブログ記事では、16個のLEDがランダムに光るパターンを利用してミニチュアツリー上に散らしてクリスマス装飾を作ったこともあります。

▼キット応用記事

このキットは、LEDの「制御回路」と「ドライバ回路」があらかじめ基板上に16個分内蔵されているので、LEDだけを基板外に引き出せばいろいろな用途に応用できるのです。普通に組み立てるよりも多少難しくなりますが、腕に自信のある方はぜひトライしてみてください。

今回はこれを使って、もう少しDEEPな応用をしていこうと思います。

突然ですが…皆さま、7セグメントLEDはお好きですか?
私は大好きです!!!
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いわゆる「デジタルの数字」という表現がなされることが多いヤツでございます。

縦棒と横棒たった7本だけで算用数字を表す、無駄のないデザインのディスプレイ装置。 現代生活では毎日最低一度は目にするといっても過言ではないかもしれません。
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当店「共立エレショップ」でも、多数の「★7セグメントLED」を取り扱っています。特にデジット蔵出しセールの【限定特価品】は、数量が多く単価が安いのでとにかく大量に使いたい方にオススメです。

キットの改造
まずは工作を全部済ませてしまうことにします。

今回用意したのは、社内にあったLEDフラッシャー基板(赤色モデル)。説明書通りに組み立てたものです。(赤色以外でもOKです)
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まずはキット基板上の16個のLEDを取り外します。
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全部取れました。(外したLEDは、元に戻したい時のために残しておきましょう。よく光るので、もちろん他の工作に使っても◎)
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LEDを基板の外に引き出すための電線を用意します。 使う配線材は何でもいいのですが、複数の線が平行につながったフラットケーブルがオススメです。


★「抵抗のカラーコードの読み方」でおなじみの10色に色分けされているので、配線ミスも予防できるかもしれません。
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LEDそれぞれの「カソード(K)」と書かれた側に配線の片側をつなぎます。
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キット基板は一旦置いて、7セグLEDの用意をします。LEDは16本つながるので、「セグメント7本+小数点」の計8本セットを2桁ぶん制御できます

社内をさがしてみると丁度よい大きさのものを見つけたので、手ごろなユニバーサル基板にハンダ付けしました。※必ずアノードコモンタイプのものを使用してください
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2桁の7セグLEDどうしの「アノードコモン」端子を基板上で接続しておきます。 こうすることで、2桁の7セグに入った16個のLEDのアノードが全てつながった状態になります。
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7セグLEDのアノードコモン端子につなぐ、+5Vの電源をキット基板に供給する必要があるので、キット基板から借りてくることにします。 いずれかのLEDの「アノード(A)」から追加で1本配線をします。
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7セグメントLEDのデータシートで「セグメントの位置とピン番号の関係」を確認し、LED個別のカソード16本と共通アノード(+5V)が1本、計17本を配線します。
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16本のカソードは7セグのどのセグメントにつなぐかは自由に決めることができますが、あとでどこにつないだかわかりやすいように規則的に配線していきます。

配線量としては多くないのですが、間違えないようにメモをとりながら配線していきます。
終わったらダブルチェック推奨。
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全体像はこうなりました。
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今週はこのへんで時間切れ。

下準備だけで終わってしまいました。次回は組み立てと制御をやっていくことにしたいと思います。
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次回へ続く!

(記事:ONE)
更新予定:毎週木曜日(次回は6月13日です!)