記事担当:
ハンダ付け必須-非マイコン系


シリコンハウス2階で見つけた1枚の『電子工作のススメ』的なチラシ。
ElectricMusicBox-1

これを作ってみようと思い立ったオカポンは、ブレッドボードを使って回路図を参考に組み立て、無事メロディICを鳴らすことに成功したのだった!

ElectricMusicBox-3

ElectricMusicBox-4


そして次なるステップとして複数のメロディICをスイッチを使って個別に鳴らそうと試みた
が、何故かスイッチひとつですべてのメロディICが鳴ってしまうと言う回路ミスをやらかしたりしつつも、なんとかすべてのメロディICを個別に鳴らすことに成功したのだった!
ElectricMusicBox2-18


★前回の記事はこちら
電工女子★電子オルゴールを作ります!★2

と言う訳で、今回は次なる野望を叶えたいと思います!

今回はですね。
メロディICを鳴らすスイッチを押すと、LEDが光るようにしたいなぁと。
最終的にはそのLEDで曲名を照らし出せたらなぁ…とか思っています。

と言う訳で、実験のためにメロディICを鳴らす回路を一つ、端に寄せて実験です。
ElectricMusicBox3-01
この回路にLEDを入れて、スイッチと同時に光らせたいわけなのですよ。

まずはここにLEDを入れてみました。
ElectricMusicBox3-02
メロディICと電解コンデンサが並列に入っているところ。
そこにLEDも並列に入れてみました。
この部分は電源のプラスとマイナスが直に通っているところなので、大丈夫だろう、と。

ではスイッチを押してみます!
ElectricMusicBox3-03
あら・・・
光りませんでした。
ここに入れてもダメなようです。

では次。
ElectricMusicBox3-04
スイッチの向こう側、スイッチを押すとつながって電気が流れるところに入れてみました。
さっきもLEDは光らなかったけどメロディは流れたので、ここには電気が来ているはず。

ではスイッチON!
ElectricMusicBox3-05
あれ?
やっぱり光らない・・・
なんで????
と悩んでいると、先輩社員さんに「そういう時はテスターを使って電圧を測ってみたら?」と言われました。
テスターか・・・
薄々そんな気がしてたんですけど、あんまり使ったことないから面倒だなぁって・・・

逃げてても仕方ないので使い方を聞きながらLED部分の電圧を測ってみると、なんと0.6Vしか流れてませんでした
なんてこったい!
単純に電圧不足で光ってなかっただけでした。

と言う訳で、電源を電池からACアダプタに変更することに。
エレショップの商品ページを見ると、メロディICは3Vくらいまでは定格の範囲内だったので、DC3VのACアダプタを用意しました。
ElectricMusicBox3-06
このACアダプタに、作業スペースの部材入れに入っていたブレッドボードに挿すための(?)変換コードを装着。
ElectricMusicBox3-07
これでブレッドボードにDC3Vを入れられるようになりました。
誰だか知らないけど便利なもの作っててくれてありがとう!


これで電源もバッチリのはず!
気を取り直してスイッチを入れると・・・・
ElectricMusicBox3-08
光った!LEDが光ったぁ!!

これでバッチリだ!と思ったのも束の間。
前回スイッチをいれるとすべてのメロディICが鳴り出したトラウマが・・・・・

恐る恐る別のスイッチを押してみると・・・
ElectricMusicBox3-09
予感的中!やっぱり光ったァァァ・・・

よく考えたら、前回の失敗と同じく、ブザーと並列でLEDを入れてることになるのでそりゃ光りますよね。
まぁ先輩に言われて分かったんですけど・・・

では、と。
最初にダメだった、電解コンデンサと並列にいれる方法はどうだろうかと試したところ・・・
ElectricMusicBox3-10
そりゃそうですよね。
さっきも書きましたけど、この部分って電源がそのまま来てるところなんですから、スイッチとか関係なく光りっぱなしになりますよね!知ってた!

そんなこんなでイチから回路をやり直しとなりました。
もうどうしていいかわからなくなったので、素直に先輩社員さんに助けを求めてできたのが
↓の回路。
ElectricMusicBox3-11
電源のプラス側からメロディICに繋がる部分にスイッチを入れました。
なるほど、こうすればスイッチを入れない限り回路全体に電気が流れることはないんですものね。
案外単純な話で 驚きました。
で、注意点としては、タクトスイッチの性質上、プラス側に刺さる足を1本折り曲げて、ブレッドボードに刺さらないようにしました。
タクトスイッチの構造上、こうしないと常にプラス側とメロディICがつながった状態になってしまってスイッチの意味がなくなるんだそうです。
タクトスイッチは対角線につなぐ」というのが間違いを防ぐ基本なんだそうです。

で、この状態でメロディを鳴らしてみて気づいたことが。
スイッチを離した後も少しの間メロディが流れてしぼむように消えていくんです・・・
なんか気持ち悪い・・・
これ、なんでかと言うと、コンデンサに電気が残っている間はメロディICが鳴り続けるそうなんです。
もともとこの電解コンデンサは、電源電圧の低さを補うために入れられてるそうなので、電源を3VのACアダプタにした時点で必要なくなっていたんですね。

と言う訳で、このいらなくなった電解コンデンサの代わりにLEDを入れてみました。
ElectricMusicBox3-12
これでスイッチを押すと、メロディICにもLEDにも電気が流れて、LEDが光りつつメロディも流れる、んじゃないかな?と。

では、緊張の、スイッチ、ON!
ElectricMusicBox3-13
やった!鳴った!光った!!
大成功!!

そしてこれまた緊張の、別のスイッチを押してみると・・・
ElectricMusicBox3-14
光りません!
LEDは光りませんでした!!
やりました!大成功です!!
ここまで結構頭使って正直知恵熱気味でしたが、今はランナーズハイみたいな感じです!


と言う訳で、今回作った回路を増殖させていきますよ!
まずは一つ!
ElectricMusicBox3-15
2つ目の回路は緑色のLEDを使ってみました。なんかキレイですからね!

2個目の回路のスイッチを押すと!
ElectricMusicBox3-16
バッチリこの回路だけのLEDが光って、この回路だけのメロディICが鳴りました!

ルンルン気分で最初の回路のスイッチも押してみますよ!
ElectricMusicBox3-17
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんで隣のLEDも光ってるの!?
え、まって、だって関係ないじゃん・・・・
回路的にもつながってないはずなんじゃぁ・・・・・


え~なんで~~~・・・・・


と言うところで今回は時間が来てしまったのでここまで!
次回、この謎の現象について探っていきますよ・・・・


みなさんも是非、原因を考えてみてくださいね(´;ω;`)


(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は4月4日です!)