記事担当:
ハンダ付け必要-非マイコン系


久々にブログを書いているオカポンです、こんにちは。
今回のブログは、約1年以上ぶり!のワンダーキット(WonderKit)商品を作りたいと思います!

今回作る商品は、こちら!!
★「FMトランスミッターキット / FW-8027M」
です!
fw8027ma


・・・とは言ったものの、FMトランスミッターって何するものなのか、いまいちよく分かっていないオカポンなのです。
説明文を見ると「手のひらサイズのFMラジオ送信機です。」とあります。
ちょろっと調べたところ、FMトランスミッター自体は昔から存在していて、車の中でFM電波を使って、手持ちのオーディオプレーヤーやスマートフォンから曲を楽しむことが出来る、というものらしいんです。
Bluetoothだと1対1でないと使えないんですが、FMトランスミッターだとペアリングせずにラジオの電波にして飛ばすだけなので、音源は1つでもラジオを持っていて電波が届く所にいれば何人でもその音源を聞くことが出来るんですって!
なんか「ラジオの電波を飛ばす」って言うと壮大なものを想像しちゃいますけど、もっとミニマムな所で結構利用されてるんだそうです。

ということで、まずはキットを作ろうと思います!
パッケージはこちら。
FW-8027M-1-1

中身はこんな感じ。
FW-8027M-1-2

基板はこちら。
FW-8027M-1-3FW-8027M-1-4

小さな面実装の部品は、あらかじめ取り付けてくれています。有難い!
FW-8027M-1-5


基板や部品の内容を見た感じ、初心者向けではないのは分かったんですが、まぁ出来るだろう!と。たかをくくってかかったのですが。
案の定苦戦しましたよ。トホホ...
オカポンがハンダ付けするのが久々だったからなのか、難しいキットだったからなのか、ボチボチ手こずりました…。


今回、説明書がカラーで、部品の取付場所など詳しい説明が記載されているので、迷うことは少なかったです!

まずは、抵抗
FW-8027M-1-6FW-8027M-1-7
小型抵抗なので抵抗のカラーコードが見にくいのですが、頑張って!

続いてマイクロインダクタ
FW-8027M-1-8FW-8027M-1-9
大きくてカラーコードが分かりやすいのは有難い。

そしてセラミックコンデンサ
FW-8027M-1-10FW-8027M-1-11
同じ形なのですが3種類の値があります。
でも本体に値が書いているので、どこにどの値を入れれば良いのか分かりやすいですね!

お次は積層セラミックコンデンサ
FW-8027M-1-12FW-8027M-1-13
これも、同じように本体に値が書いているので、どこに何を入れるか分かりやすいです。

続いてLED
FW-8027M-1-14FW-8027M-1-15
LEDは、取り付け方向があります
足が長い方が「+」でしたね。

そして半固定抵抗
FW-8027M-1-16FW-8027M-1-17
え、部品の袋に入って無い!!?と思ったんですが、実は別パックの中にありました
電池ボックスとかと一緒にスポンジにささってました。
取付ける際は、基板の穴位置と部品の足配置を見て取り付けてください。

お次は水晶振動子
FW-8027M-1-18FW-8027M-1-19


どんどん行きます。トランジスタ
FW-8027M-1-20FW-8027M-1-21
同じような形していますが実は別物
部品に書かれている番号が違うので取り付ける時は気を付けて刻印を確認して、ハンダ付けしてください!

これ要注意!電解コンデンサ
FW-8027M-1-22
足の長さが異なりますが、極性が無い電解コンデンサなので、取り付け方向は気にしなくてOKです。
ただ、電解コンデンサ同士のハンダ位置が結構近いので、ハンダ同士がくっつかないようにハンダ付けするのが大変でした。※オカポン的難しいポイント、その1
先の細いハンダゴテがあるとちょっと楽かもしれません。

そしてICソケット
FW-8027M-1-23
ICソケットに凹みがあるので、その方向と基板に描かれている凹みマークをあわせて取り付けてくださいね。

これも要注意。スライドスイッチ。と、こっちは問題無しのタクトスイッチ
FW-8027M-1-24


FW-8027M-1-25
オカポン、失敗した箇所※オカポン的難しいポイント、その2
スライドスイッチの足間隔が狭いので、あっ・・・と思ったときには、お隣さんの足とくっついていました。
えーーーーー・・・・と一瞬呆けてしまいましたが、そんな時にあると超便利というか、これが無いと始まらない!★「はんだ吸取線」
適当にニッパーでカットして、ハンダを吸い取りたい所の上に乗せて、はんだごてで吸い取ります。
FW-8027M-1-26FW-8027M-1-27

はい、きれいになったー!
FW-8027M-1-28

その上からもう一度ハンダを乗せたら、OKです。
FW-8027M-1-29
失敗しても慌てず焦らずリカバリー。
あれ?オカポンいっちょ前っぽい?

これも要注意!ヘッダーピン
FW-8027M-1-30
足いっぱいで、ハンダ付け難しそう…。なんて思ってたら。
まぁ、失敗したんですけどね!!※オカポン的難しいポイント、その3
3列の場合、密度が高いんでハンダゴテの先が隣の足に接触してハンダが流れていっちゃいやすいんですよねぇ・・・
FW-8027M-1-31
さっきと同じように、★「はんだ吸取線」でハンダを除去して、再度ハンダ付けします。

FW-8027M-1-32
FW-8027M-1-33
これでリカバリ完了。ふう...

続いてΦ3.5mmジャック
FW-8027M-1-34
足の数が違うので取付ける際は間違えないように注意してくださいね。
黒い方(3本足)は緑の方(足5本)に取付できちゃうので、間違えないように緑の方から取付けるの推奨です。

そして電池ケース
FW-8027M-1-35FW-8027M-1-36
電池の出し入れで力がかかりやすので、ハンダをパッド全体にしっかりとハンダ付けした方が良いそうです。

こんな感じ。
FW-8027M-1-37
結構モリモリです。


オカポン史上初?!
取り扱い注意な、液晶モジュール、です!
FW-8027M-1-38FW-8027M-1-39
繊細な部品なので、無理な力をかけないように、ハンダ付けする時も端子同士がショートしてないか、必ず確認してくださいね。

ということで、こんな感じ。
FW-8027M-1-40
コレは上手くいきました!

ICです。
FW-8027M-1-41FW-8027M-1-42
ICはハンダ付けしません。ICソケットに挿すだけです。
ICの凹みと、ICソケットの凹みを合わせて取り付ければ、OK。

最後に、短絡ソケットを、ヘッダーピンの上に挿し込みます。
FW-8027M-1-43


ということで、完成です~~~!!
FW-8027M-1-44

FW-8027M-1-45
FW-8027M-1-46


作業時間は、1時間ちょっと。
今回はここまで!
苦労した点もありましたが、オカポン的には結構サクサク進めることが出来ました(最初と言ってることが違う(笑))

このキットは部品密度が高いので、先の細いハンダゴテの方が組み立てしやすいかなと思ったんですが、電池ボックスやφ3.5mmジャックなんかはハンダ面が大きくて、こういうところは先が細くないほうがやりやすかったり
ハンダゴテが2本あればハンダ箇所によって使い分けもいいと思うんですけど、ハンダゴテ1本で作るならC型とかD型のコテ先の方が良いのかなぁって。
そういった意味では初心者向きのキットではないと思ったのでした。

次回、★「FMトランスミッター」の動作確認や使い方紹介をしようと思います。


皆さんもぜひ作ってみてくださいね♪

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は3月9日です!)