記事担当:
ハンダ付け必要-非マイコン系


はじめまして、奴手猛汰と申します。
えっ?何て読むって?
それは、この記事を最後まで読み進めていただければわかります
唐突ではありますが、「よし、DIYを始めるぞ!」
さて、何を作ろうか?とは言っても、全くの初心者なので手間をかけずに簡単にできるものがベスト。
我が家の朝は、トイレの争奪戦から始まります。
時間を無駄にしたくないので、トイレの使用状況が一見してわかるようにしたい
ということで、「トイレ入ってますヨ表示器」を作ることに決定
用意する部材は、下記の通り。
photo1

・光センサキット / PK-L1
https://eleshop.jp/shop/g/g401856/
pkl1a

・ファイブフラッシャー2キット / FF-13RB2
https://eleshop.jp/shop/g/g401956/
ff13rb2a

・耐熱ビニル絶縁電線 一括スズコート線 2m×6色 / SN-UL1007 AWG28 L-2m 6C
https://eleshop.jp/shop/g/gM9G111/
SNUL1007AWG28L2m6Ca

・ナット入り貼付スペーサー ASTシリーズ 10mm / AST3-10B
https://eleshop.jp/shop/g/gL2Q128/
AST310Ba

・006P用小型スライドスイッチ付BOX電池ケース / SBH9VAS
https://eleshop.jp/shop/g/g6CM129/
sbh9vasa

・006P形アルカリ電池 / 6LF22EXD/1S
https://eleshop.jp/shop/g/gF73111/
6lf22exd1sa

上記以外に、電子工作キット(PK-L1FF-13RB)を組み立てる為の工具が必要です。
面倒くさがり屋でなおかつ電子工作初心者の私のおすすめは、

・電子工作スターターセット / TS-D2
https://eleshop.jp/shop/g/gLA8318/
TSD2a

部材と工具が揃ったので、早速製作に取り掛かります。
まず、工具を用いて付属の説明書を参照しながら電子工作キット(PK-L1FF-13RB)を組み立てます。
ここでは、組み立て方は割愛させていただきます。
組み立てが苦手なら、それぞれのキットの【組立サポート付】をチョイスすればOK。

・光センサキット【組立サポート付】 / PK-L1 (G)
https://eleshop.jp/shop/g/g44231M/
pkl1a

・ファイブフラッシャー2キット【組立サポート付】 / FF-13RB2 (G)
https://eleshop.jp/shop/g/g4BJ321/
ff13rb2a

ワンダーキット(WonderKit)なら、たとえ組み立てに失敗しても「点検・修理サービス」があるので安心。

それぞれのキットの組み立てが完了したら、個々の正常動作を確認。これは本当に大事。
これを怠って、いきなりキット同士を接続して動作しなかったら原因究明に四苦八苦するからね。
photo2

PK-L1」(以下PKという)と「FF-13RB」(以下FFという)を接続

PKFF電源電圧(DC9V)は同じなので、電源を共有することにします。
電池ケース/SBH9VAS」のリード線の先端を「電線 / SN-UL1007」の赤黒(約4cmにカット)を用いて分岐させます。
分岐部は2本の撚線同士をねじり合わせて1本にして、ハンダあげ処理をします。
photo3

PKの電源入力部(基板シルク印字のPW)に「電池ケース/SBH9VAS」のリード線の先端部(分岐処理済み)をハンダ付け。
分岐させた赤黒電線(約4cmにカット)の先端をPKの負荷用電源入力部(基板シルク印字のCN2)にハンダ付け。
※極性(+-)に注意

FFの電源入力部の電池スナップを外して、そこに先ほど使用して余った赤黒電線(約196cm)の先端をハンダ付けし、
その片方の先端をPKの負荷用電源出力部(基板シルク印字のCN1)にハンダ付け。
※極性(+-)に注意

これで、各部の接続は完了。「ね、簡単でしょ?」
photo4

それで、この製作物[以下「入ってますヨ」という]がどんな動作をするのかというと、こんな感じ。

1.トイレの照明スイッチをON
2.トイレ内の照明の明るさをPKのCdS(光センサーのことで、基板シルク印字のSEN.S)が検知し、約2秒程のタイムラグを経て圧電ブザーが「ピッ」と鳴りPKのメカニカルリレー(継電器のことで、基板シルク印字のRY1)がON
3.電源(電池ケース内の006P乾電池のDC9V)が、PKのPW→CN2→CN1を経由してトイレ外のFFに供給されFFが動作(5個の青色LEDがランダムに点滅)
4.トイレの照明スイッチをOFF→約2秒程のタイムラグ→PKのメカニカルリレーがOFF→FFへの電源供給が遮断(5個の青色LEDが消灯)

いよいよ、この「入ってますヨ」をトイレのドアに設置するのですが、事前準備として以下の手順でPKの設定と動作確認ををします。

1.PKと電池ケース、FFをトイレのドアの内側に「ナット入り貼付スペーサー/AST3-10B」と両面テープ(今回は我が家に有ったエーモン製を使用)で貼り付ける→PKの設定の為の仮留めです。
PKの設置の際は、トイレに人が入ってもCdS(光センサー)が影響を受けない位置にする。設定時の明るさを下回るとPKのメカニカルリレーがOFFになっちゃうからネ。
2.電池ケースに「006P形アルカリ電池」をセットし、電池ケースのスライドスイッチをON
3.PKのスライドスイッチ(基板シルク印字のMODE)を「Light」側にセット
4.半固定抵抗(基板シルク印字のVR1)を「L」側に回し切って赤色LED(基板シルク印字のLD1)の消灯を確認
5.トイレ内の照明をつけ、LD1が点灯する位置までVR1をゆっくりと左に回す
6.LD1が点灯し、約2秒程のタイムラグを経てLD2(黄色LED)が点灯し同時にFFの青色LEDもランダム点滅

これで事前準備はOK!

後は、PKをトイレのドアの内側に、FFを外側に設置すれば作業終了。
(PKFFは何れも「ナット入り貼付スペーサー/AST3-10B」を各2個用いて固定)
PKFF間の電線は、トイレのドア下の約2㎝の隙間を通しました。
photo5
PKの圧電ブザーは、電池ケースの上に両面テープで貼り付けました。

photo6

これで、我が家のトイレの使用状況が一見してわかるようになったヨ!
早速、「入ってますヨ」をお披露目すべく、妻をトイレ前に呼んでトイレ照明スイッチをON!
すると青色LEDがランダム点滅し完璧な動作!

そこで妻をトイレ前に呼び寄せ、「入ってますヨ」をお披露目しつつ設置理由を説明。
すると、妻が無言でトイレのドア上部を指差して一言。
「ここに、明かり窓付いてるけど」

視線を上に向けると、「なんということでしょう。明かり窓が有るではありませんか!!」
「やってもうた(奴手猛汰)!!!」
でも、青色LEDが眩しくてかっこいいからこのままにしておく
気が向いたら、プラスチックケースにでも組み込んで見栄えよくしてみヨ。



さて、次はどんなへまをやらかすやら。


(記事:奴手猛汰)
更新予定:毎週木曜日(次回は2月2日です!)