記事担当:
ハンダ付け必要-非マイコン系

本日は!
デジットキットの★「動物の鳴き声部品セット ネコ」を作ろうと思います!
m613xxx14spa

2/22はニャンニャンニャンで猫の日でしたね。
電子工作界隈で、猫と言えば、このキットでしょう!!
概要欄には「周辺部品も少なく、電子工作初心者やお子様の夏休みの工作などに最適です!」なんて書いてるんですけどね。

・・・嘘だっ!!!(゚д゚)


・・・オカポン、昔々に
★電工女子★動物が鳴くキット、つくるよー★ということで、このキット作ったことがあるハズなんですが…(2016年8月25日記事)
いやぁ、作り方全く忘れていました。
なので初心者気分で作っていきたいと思います!

ひとまず、キットの紹介をしていこうと思います。
パッケージは小さめ。
M613-CAT-14SP-1-1M613-CAT-14SP-1-2


M613-CAT-14SP-1-3M613-CAT-14SP-1-4
キットの部品点数も少なく、パッと見はめっちゃ簡単やーん。ラクショーラクショーって思うんですよ。
説明書も小さいので、そこまで難しく無さそう。
・・・って思うでしょ?

今までの、WonderKitから出ているキットは、必要な部品を指定されたところにハンダ付けすれば完成していたんですよね。
今回、作ろうとしているキットは、自分で線材を用意して、ここにこの部品を置こう!と考えながら組み立てていかないといけないんです。
・・・うん、初心者向けではない。
自由度が高い!と言えば聞こえは良いですが、どの部品をどこに配置して、とか初心者には決められないと思うんですよねー。

気を取り直して。使用した配線材はこちら。
★「電子・通信機器用ビニル電線 KV0.2SQ 1m×6色袋入 / 0.2KV-1X6」
kv02sqa
配線材が無いと、何も出来ないので、用意してくださいね。

あと、★「単3(UM-3)×2本用電池ケース / BH321-1A」★「単3形アルカリ電池4本パック ▲航空便不可▲ / LR6R/4S」も用意しましょう。
bh321aalr6r4sb
キットが完成しても、電源が無いと音がなりませんからね!


とりあえず、猫の声を聞きたいので、キットを組み立てていきますよ!
ということで、ユニバーサル基板がこちら。
M613-CAT-14SP-1-5
ここに部品を置いて、線材でハンダ付けしながら繋いでいきます。

これは、タクトスイッチ
M613-CAT-14SP-1-6
足が5本あります。
てっぺんにつながっている足は、今回使用しないので、ニッパーなどで切り落とします。

ということで、配置はこんな感じにしようかなー。
M613-CAT-14SP-1-7

色々迷いましたが、基板上に全ての部品が収まるように配置しました
スイッチは押しやすいように端の方に並べて、ICはメイン部品だから真ん中。コンデンサは…なんか空いたスペースに。
裏面に、別途用意した電池ボックスを取り付けようと思います。
こうしてみると基板にはまだ余裕がありますね。
何か部品を付け足して改造とかも出来るかもしれません。

配置を決めたら、ユニバーサル基板の裏側をハンダ付けしておきます。
M613-CAT-14SP-1-8
部品を固定しておいた方が配線も楽ですから。

もう一つ準備するのは、スピーカー
これにも線材をつけてあげなければいけません
M613-CAT-14SP-1-9M613-CAT-14SP-1-10
スピーカーにはあらかじめハンダが盛られているので配線はハンダゴテで押しつければつなげることが出来ます。

さて、準備はできたので、基板の裏面と、説明書を見ながら、どこの部品をどこと繋げるかを油性ペンで書き込みます
注意するべきなのは、説明書は表から見た配線図ですが、実際ハンダ付けするのは裏面なので反転した状態を想像して配線しないといけないこと。ややこしい!

M613-CAT-14SP-1-11
うーん、これあっているのかしらん???と半信半疑で作業進めます。
ホントに初心者向けのキットなら、裏から見た配線とかも説明書に載せてて欲しいところです。
それともデジットが考える初心者はこのくらい出来て当然と言うことなのでしょうか…
恐るべしデジット!


さて、部品同士を配線材で繋いでいくのですが、スムーズに取り付けるには配線材にも加工が必要なんです。
この作業がめっちゃ面倒だったんですが、やっておいた方が良い作業なのでご紹介。
まず、配線材を適当な長さに切ります
M613-CAT-14SP-1-12

適当な長さで、外装を剥きます。
M613-CAT-14SP-1-13

先端を予備ハンダ(ハンダを流す)します。
M613-CAT-14SP-1-14

短く切ります。
M613-CAT-14SP-1-15

これで配線材の準備は完了です。
こうして予備ハンダをしておくと、改めてハンダを盛らずに配線していくことが出来るんです。
この予備ハンダをしないと、右手でハンダゴテを持って、左手で配線材を持って、あれ?ハンダはどの手で持てばいいの!?ってなります。
事前準備、大事。

配線材の準備が終わったら、ピンセットで根元を支えて、ハンダ付けしていきます
M613-CAT-14SP-1-18
配線材に予備ハンダ部分を当てて、ハンダゴテで押さえればハンダ付け完了です。

ということで、ひとまずこんな感じになりました。
M613-CAT-14SP-1-19


M613-CAT-14SP-1-17
この上に、電池ボックスを置いて、コンパクトにするのが、理想形です。

で、電池ボックスもつなぎ終わって電池を入れて。
ワクワクしながら鳴らしてみたところ。


鳴らない!!!!
(やっぱりって気もするけど)なんでじゃーーー!!


共立プロダクツの偉い人に手伝って貰いながら原因を究明していくと…

一つ目の間違え箇所は、ココ。
M613-CAT-14SP-1-20
この、IC、積セラ、スイッチを繋ぐ線材が無かったのでした。タハー。
早速配線をしました。

でも鳴らない・・・。


二つ目の間違え箇所は、ココ。
スイッチ。
M613-CAT-14SP-1-21
このスイッチ、赤い線で記したように繋がっているのですね。

なので、裏面はこれではダメなのです。
M613-CAT-14SP-1-22

こっちが正解。
M613-CAT-14SP-1-23
スイッチを押した時にどことどこがつながるかを意識せずに配線したのが失敗の原因。
タクトスイッチはパッと見で解りにくいので注意が必要です。
と言う訳でスイッチ部分も配線をやり直しました。


でも鳴らない・・・!!!

うそやん・・・まさかのタイムオーバーで、来週に持ち越しとなります・・・。。。
スミマセン・・・!!!


ちなみに、ここまで、約3時間かかっています!終わらなかった…。(´;ω;`)

来週をご期待ください!猫の鳴き声を聞きたいよぅ・・・!!!


(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は3月10日です!)