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ハンダ付け不要-マイコン系

★micro:bit V2.0が発売になっておおよそ2ヶ月が立ちました。

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色んな所で話題になってますし、弊社内でも新機能を色々と試している最中でございます。
主な新機能としましては、
・前面のロゴマークがタッチスイッチになっている点
・背面にスピーカーが追加された点
・背面にマイクが実装された点
といったところでしょうか。
細かく言えばRAMが増えたり処理速度が向上していたりというところもあるのですが。

という訳で本日は。
そんな新機能モリモリのmicro:bit V2.0にオススメのオプションパーツをご紹介いたします。

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はい、共立プロダクツ製★micro:bit V2.0用アクリルケース『KP-MBCV2』でございます。

旧版のmicro:bit用にも専用ケースを販売しておりましたが、今回のmicro:bit V2.0(以下『V2』と呼称)は背面にスピーカーという大きな部品が追加されましたので、旧版のケースは使用できませんでした。
そこで新たに『V2』用に設計し直したケースが登場した言う訳でございます。

では早速中身を見てまいりましょう。

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パーツは全部で8点。
内、ケースを構成するアクリル部品は4点のみ、とシンプルな構成になっております。

とはいえ組立にはちょっとした注意が必要でございます。
例えば前面。
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スイッチ用の四角い穴が2個空いているので、ここにハマるアクリルはすぐに分かるかと思います。
問題は表裏が有る点。
アクリルのオモテウラを間違えて取付けると背面のアクリルと穴位置が合わず、組立ができなくなってしまいます。
なので、前面のアクリルは左上と右下にネジ穴が来るように取付けてください。

背面のアクリルはもっと簡単です。
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真ん中にスピーカー用の穴があるのは良いとして、階段状の切り欠きが端子やスイッチの大きさに合うのでオモテウラを逆に取付けることはできません。
そういった意味では背面のアクリルから取付けた方が間違いがないかもしれませんね。

前面よりややこしいのは側面のアクリル。
以前オカポンが『micro:bit スターター・セット』を組立てた際にも書いてた『クチバシみたいな突起』が『V2』用のケースにもございます。
同じ様に突起部分をmicro:bitの上部に添わせる必要がありますのでご注意ください。
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この側面のアクリルを前面と背面のアクリルではさみ、ネジ穴を合せたら
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さっとネジを留めます。
ここでガッチリとネジを締めると後で苦労するかもしれないので、ここでは軽く留める程度にしておきましょう。
片側を軽く留めたら反対側のアクリルも。
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コチラはキッチリとネジを締めて大丈夫です。
コチラのネジを締め終わったら先に留めたネジをしっかりと締めてケースを固定しましょう。

これで完成でございます。
ブルワーカー並みにまったくカン・タン!
ホントに1分かからずに組み立てが終わりました。

今回のケース『KP-MBCV2』はよくできておりまして、新機能のジャマをしない設計になっております。
ロゴ部分のタッチスイッチ部を抜いてタッチしやすいようにしているのはもちろん、マイク機能にも配慮がされております。

『V2』の新機能のマイクは背面に実装されているのですが、実は全面からも集音できるようになっております。
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おわかりいただけただろうか・・・
基板に穴が空いており、ここから背面のマイクに音を取り込めるようになっているのです。
『KP-MBCV2』もこの穴を塞がないよう穴が開けられております。
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組み上げた際もバッチリ。
集音穴の真上にドンピシャ。これはいい仕事だと自社製品ながら褒めてしまうほどでございます。

ちなみに。
この集音穴の横にマイクマークが有ることに気が付かれたでしょうか。
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パターンでマイクマークとか凝ったことするなぁと思いきや。
なんとこのマイクマーク、マイク使用時に点灯するLEDだったのです!
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しかもこれだけではなく、背面に実装されているマイクの左上にもLEDが付いており、ここも赤く点灯いたします。
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何ということでしょう。
マイクを使用しているというの前面からでも背面からでも視認できるようになっているのです。
いやしかしコレ、背面のLEDと前面のマイクマークの位置がほぼ同じになってますね・・・
ということは前面のマイクマークはこのLEDの光が透過して光っているのかもしれませんね。
この辺りは要検証ですが。

と言う訳で私もマイクとスピーカーを使ってみることにいたしました。
久しぶりにmicro:bitのプログラム画面を開いたのですが、こちらもアップデート済み。
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新たに『V2』新機能用のブロックが追加されておりましたが、まだ翻訳はされてませんでした。(2021年1月21日現在)
これもその内翻訳されて更新されるんでしょうね。

と言う訳でプログラミング。
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非常ににシンプル。
Aボタンを押すとプリセットの音楽がmicro:bitのスピーカーから流れて、その音をmicro:bitのマイクが拾って音の大きさをLEDでバーグラフで表示する、と言うモノ。
説明すると長いですが使ったブロックは5個だけ。
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バッチリ機能いたしました。

そんなこんなで。
★micro:bit★ケースに入れておくと落とした際の衝撃を和らげることが出来ますし、基板裏のショートを防ぐことも出来ます。
ちょっとした汚れにも強くなりますし、昨今気になる消毒なんかもしやすくなります。
この時期は静電気もバカになりませんが、ケースに入れていたら不意の放電でマイコンを壊してしまう心配もなくなります。
ことほど左様にケースというのは便利なモノでございます。


皆さんもぜひ使ってみてくださいね♪

(記事:伊東)
更新予定:毎週木曜日(次回は1月27日です!)