記事担当:
ハンダ付け必要-非マイコン系


最近、IchigoJamで遊んでみたりカムプログラムロボットで遊んでみたりlittleBitsのR2-D2で遊んでみたり…と、色々触っていたんですが、ふと思ったことがありまして。

「あれ?最近、共立プロダクツが出している電子工作キット、何も作ってないような…???

★UVレジン工作用LED基板をレジン使ってアクセサリ作りましたが、そもそもコレ、基板完成品なのでハンダ付けしてませんから、電子工作キットを作ったって言えないんですよねぇ。

あれ、じゃあ最後に電子工作キットを作ったのって、いつの何キットだったっけ…?
と思って調べたところ。
2017年9月21日の「電工女子、WonderKitを作ります!(第20弾:タイマー基板キット3です)」でした!!!
まさかの、半年以上前でしたYO…。

ということで!
今回は久々にハンダ付けキットを作ってみたいと思います。
組立てるキットはコチラ!
★「4音色サウンドキット 動物の鳴き声」
KPSND41-1

今回私が作ったのは「動物の鳴き声」なんですが、この他に「列車の効果音」「トラックの効果音」「自動車の効果音」があります。

パッケージはこんなかんじ。
KPSND41-2


部品はこれだけ。
KPSND41-3

そこまで部品点数多くないので、初心者でも難しくないですよ!

特徴的なのが基板が赤色なところ。
KPSND41-4KPSND41-5
この赤い基板、実はオカポン、結構好きだったりします。
可愛いですよね!
そして、基板の文字が赤背景に白文字だからか、大きくはっきり見えると思うんです。
これってとっても重要なことで、取り付ける部品を間違えにくくなると思うんですよね!

では使用する部品を見ていきましょう。
まずは抵抗
KPSND41-6

今回は使用する抵抗値が3種類あるので、カラーコードをよく見て間違えないように気をつけてくださいね。

この他小さい部品スイッチもあります。
KPSND41-7KPSND41-8KPSND41-9
全部きちんと揃っているか、取付ける前にちゃんと確認してくださいね。

説明書はイラスト・写真が豊富にあってとっても分かりやすいんです。
組み立ての順番も記入されてるので、迷うこともありません。

ではでは!
早速部品をハンダ付けしていきますよ!

取付ける部品は背の低いものから、でしたね。
なのでまずは抵抗入れました。
KPSND41-12

この抵抗。
結構近いところに部品の足が出ているんですが、以前作ったキットでもありましたが(「電工女子、WonderKitを作ります!(第7弾:ナイトライダーキットです)」)同じパターン上にあるので、ハンダがくっついても問題ない場所なんです。
KPSND41-11

コンデンサにも向きがありましたね。
KPSND41-13

基板の文字や記号がくっきり見えるから、取付ける方向も分かりやすい~!!

ICソケットは切り込みの方向を確認してハンダ付けしてくださいね。
KPSND41-14


ちょっと注意しなければいけないのが「端子台
KPSND41-15
これ、前も後も似たような形しているんですが、ちゃんと取付ける方向があるんです。
線材を取り付ける口が、基板の外に向くように取りつけましょう。
ちょっと分かりにくいな~と思ったら、部品の側面を確認してください。
KPSND41-16
切り込み線のある方が後になるので、ICソケットの方を向いてたら問題ないです♪

ミニジャックを取付ける箇所には穴が5つ空いていますが、端子を挿入する部分が基板の外側を向くように設置すれば問題ありません。
KPSND41-17KPSND41-18KPSND41-19
穴は5つ空いていますが、ハンダ付けする箇所は3つだけです。
基板に部品がぴったりつくように、ハンダ付けしてくださいね。

そしてスイッチ
KPSND41-20
スイッチの色に順番は無いので、好きな色の並びで配置しましょう!
取付ける時は足の出ている方向に注目して基板の穴に挿し込んでくださいね。
KPSND41-21

ちなみに、力任せに上から押し込むと・・・
KPSND41-22
こんなことになります
きちんとすべての足を穴に軽く挿し込んでから、基板にぴったりくっつくよう、押し込みましょうね!
力任せに押し込むと、足がぐにゃってなっちゃいますよ!

スピーカーには線材をハンダ付けします。
KPSND41-23KPSND41-24KPSND41-25
スピーカーに予備ハンダがされているので、それを溶かして線材と接続しましょう。

スピーカーに線材をハンダ付けしたら、端子台に接続します。
KPSND41-26
基板に「SP」と書かれた方の端子台に接続してくださいね。
それにしても端子台って、ハンダ付け無しで線材を接続できちゃう、便利なコネクタですね!
ということで、線材を端子台に差し込み…
KPSND41-27

ドライバーで締めます。
これで接続完了です!

このキットの良いところ!
電池BOXがセットになっているところです♪
ということで電池BOXのリード線をもう一つの端子台、基板に「DC3V」と書かれている方に差し込んで接続しましょう。

ということで完成なのですー!!!
KPSND41-28


単3電池を2本入れて、ボタンを押したら「ねこ」「とり」「うし」「いぬ」の鳴き声を鳴らせることができます。

これ、完成してから知ったのですが、キットによって音の再生の仕方が違うんです。
今回オカポンが作った「動物の鳴き声」は、スイッチを押すと音声が途切れることなく最後まで再生されます。
つまり、音声再生中は他のスイッチを押しても何も起こりません。
なので、「ニャーニャー」ないてる最中に他のボタン押しても、連打しても「ニャーニャー」が終わるまでは次の音声は再生されないってことなんです。
これを「ワンショット、リトリガなし」って言います。
簡単に言うと1回ボタンを押したら1フレーズ音声が流れる、って感じです。
音声が流れている間はスイッチの操作を受け付けませんし、スイッチを押し続けても音声は1回しか流れません。

列車の効果音」と「トラックの効果音」はまた違います。
スイッチを押している間中音声が流れ続けます。
スイッチを離すと、再生中の音声が最後まで鳴って止まります。
これを「レベルホールド」っていいます。
つまりは「ワンショット、リトリガなし」にスイッチを押している間中リピートする機能がついた感じです。

最後「自動車の効果音」も動作モードが異なります。
スイッチを1回押すと音声が再生されます。
音声が流れている間にスイッチを押すと、今流れている音声をキャンセルして、押したスイッチの音声が流れます。
これを「ワンショット、リトリガあり」っていいます。
つまり連続でスイッチを押すと音声がドンドン入れ替わってかなり楽しい感じになっちゃいます

残念なことにこの動作モードは音声ICによって決まっているので、動物の声キットで「ワンショット、リトリガあり」を楽しむことは出来ません。
モード変更ができたら高速でニャーニャー言わせて遊べたんですけどね。

それでも音物キットは完成してからも遊べるのでオススメです。
ジオラマとかに組込んで使うのも楽しいですね。
部品点数やハンダ付けの箇所も多くなく、難しいポイントも少ないので、誰でも気軽に楽しめるキットですよ!



皆さんもぜひ作ってみてくださいね!

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は4月26日です!)


★記事内で紹介した商品は、こちらから購入できます!★

商品
型番
個数
一括注文
リンク先
4音色サウンドキット 動物の鳴き声 KP-SND41 1個 こちらから→
単3形アルカリ電池4本パック LR6R/4S 1個
プラス精密ドライバー #000[RoHS] DK-22 1個
※個数を記入していますが、リンク先ページ内で変更可能です。



★キット製作時に使用した道具は、こちらから購入できます!★

商品
型番
個数
一括注文
リンク先
DASH低価格セラミックヒーターハンダこて15W
はんだ付け入門セット
FX650-84 1個 こちらから→
マイクロニッパー 11295 1個
精密ピンセット/逆作用ピンセット 先細 TS-16 1個
電子工作用ハンダ SD-63 1個
ワイヤーストリッピングゲージ BBM-WSG 1個
セラミックヒータータイプ用こて台 FH300-81 1個
※個数を記入していますが、リンク先ページ内で変更可能です。