記事担当:
ハンダ付け必須-非マイコン系


共立電子産業のオリジナルブランドには、様々なジャンルのものがあります。ざっと概要をご説明しますと…

共立プロダクツ」→電子工作キットだけでなく、組込用モジュールやユーザーのニーズを捉えた商品。リーズナブルな価格も魅力的。
WonderPure」→クラフトオーディオに特化。
KEISEEDS」→ホビーキットではカバー出来ない、プロフェッショナルユースを対象とした製品開発。
WonderKit」→ホビー・アマチュア向けの電子工作キットが中心ホビー・アマチュア向け!!(大事なことなので2回言いました)

…そこで今回、決意しました!
私、「WonderKit」の工作キット、製作します!

作成にこれ位時間かかるよ、どんな商品があるよこんな面白いものがあるよこんな使い方出来るよ、などなどを伝えることができれば良いな!と。2016年1月現在で、50種類以上(色違い・音違い除く)ありますからね。いやぁ、腕がなります。
目標は、全制覇!です!!

さて、 栄えある第1回目は…じゃん!
パッケージ図LEDキャンドルキット」(CAN-D6B)です!!

(そして、実は第1回目といいつつ、キット作成や商品紹介はしちゃっているんですよね。それがこちら→「電工女子、ハンダ付けをしてみます!」
実は最初の記事でもこの商品がチラッと出てきていたり…→「電工女子、工具を買ってみます!」)





これまた初心者向けの部品点数!さて、早速開封してみましょう。中身はこんな感じです。点数少なくて、気軽に出来そうですね!







説明書。どこに何をさすのか、要チェック!そして、これが説明書です。エレショップのページにも、PDFが載っていますので、どうぞ確認してみてください。







表面。主張すぎず、出しゃばり過ぎす、大和撫子風。裏面は小柄ながらにイケイケ風。ギャップがすごい!な片面基板。こちらが基板です。









ここで、基板についてのマメ知識!!
基板には「片面基板」と「両面基板」がある、というのをご存知でしょうか?上の写真は片面ですね。
両面スルーホール基板は、裏表にパターンが印刷されています。それだけではなく、穴の内側にも銅でコーティングされているんです。
ハンダを富士山のように盛る、は片面基板のハンダ付け方法の仕方です。両面の場合は、穴の中を埋めるようにハンダを流し込まなければいけません。なので、片面とは勝手が少々変わってくると思います。(私はまだ両面基板でハンダ付けをしたことがありません…!!)

そして、どちらにもメリット・デメリットがあります。
まずは、修正しやすいかどうか。★吸取線という、ハンダを除去する便利道具があります。基板→ハンダ→吸取線→こてと当てることで、ハンダを吸取線が吸い取ってくれるというスグレモノなのですが、両面だと穴の中にハンダを流し込むので、中に入り込んでいるハンダを吸い取ることが困難になるんですよね。なので、両面で間違えると、修正することが大変だと思います。
そして、取れにくいかどうか。片面だけにハンダ付けされていると、ハンダの量が少なかったり、リード・ランドにハンダがついていないと簡単に剥がれてしまい、接触不良で正確に動作しなくなります。両面だと中までしっかりハンダが流れ込んでいるので、ちょっとやそっとじゃ剥がれる、ということにならないですよね。


さて、では本題に戻り、部品を基板にさしていきましょう。
注意点は、指定されている場所に正確な部品を差し込むこと、です。説明書にどこに何を差し込むのか書かれていますから、慎重に進めましょう。これを間違えると、完成しても動かないですからね。
こう見ると全然違うんですけどね。私は間違えたんですYO!
このキットで間違えやすいのは、「抵抗」と「インダクタ」じゃないかな、と思います。説明書には抵抗→「」、マイクロインダクタ→「赤赤」となっていますから、部品をよく見て、どっちがどっちか確認しましょう。

そして、部品を挿入→ハンダ付け→リード線を根本でカット。(詳細は「電工女子、ハンダ付けをしてみます!」で解説しています)


見ろ!ハンダがスラ◯ムのようだ!
うーん、富士山…というより、スライ◯のようですね。

気を取り直して、他の部品も挿入していきましょう。
注意すべき部品(向きが決まっているもの)は、説明書に記載されています。
よく確認しましょうね。



ICも小さいけど、文字も小さいの。そして光で反射して見にくいの。このキットでもう一つ、注意すべきがこのICです。形も一緒。大きさも一緒。違うのは、ICの平べったい面に書かれている文字です。ここにHT7750CDT3460と書かれているので、間違えないでくださいね。






真ん中のLEDキャップがタマゴのよう。さて、これが基板に全部の部品(電池以外)を挿入した表側です。








ハンダがあっち向いたりこっち向いたりで忙しい。こちらが裏側。うーん、やっぱりまだまだ修行が足りません。これからどんどんキットを作って、レベルアップをはかりたいものです。







リード線、長かったら切っていいのよ。こちらが電池BOX装着の完成です!

時間にして、私は30分かかりました。








是非、おためしあれ~!!

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は1月28日です!)


★記事内で紹介した商品は、こちらから購入できます!★

商品
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リンク先
LEDキャンドルキット[ロウソク色バージョン] CAN-D6B 1個 こちらから→
ハンダ吸取線 3.5mm幅 CP-3515 1個
LEDキャンドルIC CDT3460-02 1個
PFMステップアップDC-DCコンバータ(TO-92) HT7750A 1個
※個数を記入していますが、リンク先ページ内で変更可能です。


★キット製作時に使用した道具は、こちらから購入できます!★

商品
型番
個数
一括注文
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DASH低価格セラミックヒーターハンダこて15W
はんだ付け入門セット
FX650-84 1個 こちらから→
マイクロニッパー 11295 1個
精密ピンセット/逆作用ピンセット 先細 TS-16 1個
電子工作用ハンダ SD-63 1個
ワイヤーストリッピングゲージ BBM-WSG 1個
セラミックヒータータイプ用こて台 FH300-81 1個
※個数を記入していますが、リンク先ページ内で変更可能です。