エレショップblog

半導体・センサー・マイコン・電子工作キットほか、各種電子部品の専門店「共立エレショップ」から主に電子工作の関連情報をお届けします。 http://eleshop.jp/

記事担当:共立プロダクツ
ハンダ付け不要-マイコン系


しばらく空いてしまいましたが、簡易型LEDテスター企画のPart3です。
ソフトウェア製作の要点を見ていこうと思います。最後までよろしくお願いいたします。
(Part1はこちら→★【電子工作】M5StickCで作るLEDテスター★1
▼メインの計測部分おさらい
今回のLEDテスターのコア部分となる計測処理の流れは既に説明していますが、もう一度おさらい。
・アナログ入力ピンG26を読み取って得られた0~4095の値から、「ESP32の-6dBアッテネーター」と「回路として追加した分圧抵抗」を通ることによって下がる前の、元のVCTLの電圧になおす。
そのVCTLを定電流回路の抵抗値Rで割って、LEDの順電流を求める。
・アナログ入力ピンG36も同様にして、元のVK(LEDのカソードの部分)の電圧を求める。
その電源電圧(約5V)からVKを引いた値を、LEDの順電圧とする。
・計測したLED順電流の現在値と設定値を比較して、VCTLの電圧を調整するためのPWM出力の値を更新する。
書き起こすだけでは実感しにくいですが、それなりの量の四則演算(+-×÷)を組み合わせることになります。


▼動作確認
測定と制御に関するコア部分のコーディングが終わったら、液晶表示を作り込む前にまず、シリアルポートへ変数を出力してテストを行います。
【確認事項】
・アナログから読み取った値が実際の電圧に変換され、LEDの順電流や順電圧といった値に換算されているか。
・LED順電流の実際の現在値と設定値を比較して、定電圧回路をコントロールするためのPWM出力の値に正しくフィードバックできているか。
・ボタンを押すとLED順電流の設定値を切り替えると、実際の電流値もそれに追従して変化するか。

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計算過程の要所で変数の値をプリントして、基本となる機能をフルチェックしていきます。


▼各数値の液晶画面への表示
計算で得られた数値をM5StickCの液晶に表示することで、テスターとしての機能が完成します。
M5StickCの標準の液晶描画ライブラリには文字列を直接描画できる関数も揃っているので、それを使えば簡単なのですがここは見た目にこだわって全てのレイアウトを画像として用意してみました。

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「mA」とか「V」などの定型文や、数値を表示するための「0」~「9」などをビットマップ画像として用意しました。

M5StickCの液晶表示サイズである160×80ドット(※旧商品の仕様です。現行のPLUSは240×135ドット)にあわせて、全体の画面レイアウトを決めます。

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・上段のグレーの帯の中に、LED電流の設定値:Target IF □□.□□mA
・オレンジ色でLED電流の現在値:IF □□.□□mA
・青色でLEDの順電圧:VF □□.□□V
それぞれの変数部分は、□の場所を0~9の数字または空白に置き換えて数値表示を行うことになります。

例えば、電流値「12.34」[mA]を表す際に、内部の計算結果が変数に「12340」という形で保持しているとします。
C言語では整数に対する割り算の商は切り捨てとなるので、各桁それぞれ次のような計算で、各桁ごとの数字を取り出すことができます。

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・(10mAの位)…12340÷10000=「1」
・(1mAの位)…(12340÷1000=12)を10で割った余り=「2」
・(0.1mAの位)…(12340÷100=123)を10で割った余り=「3」
・(0.01mAの位)…(12340÷10=1234)を10で割った余り=「4」
「1」「2」(小数点)「3」「4」(mA)の順に、□の場所を画像で埋めてやると、表示が完成します。


▼完成
表示部のプログラムもなんとか完成し、M5StickCに書き込んでいよいよ動作確認です。

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LEDを正しい+-の方向でソケットに挿し込むと…。


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手元のボタンを押すと電流設定(Target IF)が2 →5 →10 →20mA の順に切り替わります。これだと写真が明るくてよくわかりませんね。

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周りを暗くして、4パターン撮ってみました。
画面には実測の順電流(IF)と順電圧(VF)がリアルタイムに表示されます(あくまでも変換式によって求めた近似値ですが)。
LEDの明るさも電流設定に応じて変わっているのがわかると思います。

動画も撮ってみました。ちょっと安定までに時間がかかりすぎているかもしれませんが、マイコンによるフィードバック制御の動きをわかりやすく見せるため、変動量を小さめにプログラムしてあります。
「LEDを何mAで点灯させるか問題」は、電子工作をしていると比較的頻繁に直面するのではないでしょうか。
私の場合、電流値ではなく見た目の明るさを基準にして「この明るさで光らせるなら○mA」のような決め方をすることが度々あります。
今回のLEDチェッカーは道具入れの中に常備しておいて、ちょっとしたLEDの明るさチェックに使えるよう活用していきたいと思います。


▼反省点(今後の課題)
実は、今回の回路では順電圧3V系のLED(青色・白色・電球色など)では、12~14mAくらいまでしか電流を上げられません(赤色・黄色・黄緑色など2V系は20mAまでOKでした)。

定電流回路に生じる電圧は「抵抗値×電流設定値」で決まるので、これが高くなりすぎるとLEDを点灯させるのに必要な電圧が確保できなくなってしまうためです。
今回は安全を重視して抵抗値を高めの120Ωに設定したので、定電圧回路部は120Ω×20mA=2.4Vとなり、トランジスタのVce(約0.2V)やLEDの点灯に必要な電圧(2.8~3.2V)と合計すると電源電圧の5Vを超過してしまいます。

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解決策は「電源電圧を上げる」「定電流回路の抵抗値を下げる」の2つがありますが、
M5StickCから取れる電源電圧は5V以上の電圧は昇圧回路を搭載しないと作れませんし、抵抗値を下げればLEDに流せる電流が増えてしまうので、万一制御の暴走が起きた場合もLEDを破壊することのないような保護機構を用意するのが望ましくなります(テスターを名乗る機器が測定対象を破壊するなんて、あってはならない事ですよね…)。
単なる自分専用なら別にかまいませんが、商品化するとなればまだまだやるべきことは多いのが現状です。

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青色LEDをつなぐと、10mAよりも20mAのほうが暗くなりました。LEDに加える電圧が不足しているため、期待した挙動ではありません。要改善!


ということで、最近作った「M5StickCを使ったLEDテスター」の開発レポートを3回にわたってご紹介させていただきました。
最後までご覧いただきありがとうございます。


★Raspberry Pi Pico(ラズパイピコ)★M5Stack社製品など、10年くらい前に比べると格段に高性能なマイコンボードが安価に入手できるようになりました。
Wi-FiやBluetoothなど無線付きの製品も珍しくなくなり、電子工作でできることのレベルも上がっています(次々登場する新しい技術に乗り遅れないよう、頑張って勉強します…)。

エレショップblogが電子工作を始めてみたいとお考えの方へのちょっとしたきっかけになれれば幸いです。
今後も、★共立エレショップでは電子工作に役立つ製品を追加していく予定です。


お楽しみに!


(記事:ONE)
更新予定:毎週木曜日(次回は9月7日です!) 

記事担当:共立プロダクツ
ハンダ付け不要-非マイコン系



共立電子のピュアオーディオキットブランドであるWonder Pureから高音質&高出力の「パワーアンプ基板完成品」が発売になりました。

というわけで、既販売の電源基板と組み合わせてマニア垂涎のモノ・パワーアンプを製作してみました。


パワーアンプ基板の外観はこんなカンジです。

7294_01

・品名  高音質モノ・パワーアンプ基板完成品

・品番  WP-AMP7294V2


心臓部のパワーICには米国STマイクロ社の「TDA7294」が採用されています。

海外の高級・高額アンプにも散見されるICで、その音質には定評があります。

終段デバイスにはFETが採用されておりまして、歪成分は偶数次が主体ですのでイヤな音が耳につかず、ソフト&クリアな音が最大の特長です。

その音質を活かすべくフィルムコンデンサにはドイツWIMA社のポリプロピレンを、電解コンデンサにはニチコンのオーディオ用をチョイスしています。


DC±22を印加すれば25Wの出力(1kHz 歪率1.0%)が得られます。

出力10W時には驚異の低歪率0.004%を誇ります。


ステレオには2台必要ですが、モノにすることによってクロストークの心配がなく、左右のスピーカーの近くに設置すればスピーカーケーブルを最短にできて、ケーブルによる音質劣化を最少にできる・・・ということで理想のアンプ形態といわれています。


電源基板もWonderPureブランドの完成品をチョイスしました。

外観はこんなカンジです。

7294_02


・品名  パワーアンプ用±電源基板完成品

・品番  WP-DEN25VW


整流ノイズの少ないショットキーバリアダイオードとオーディオ用電解コンデンサを採用して音質に配慮した基板になっています。


電源トランスにはトロイダル・コアトランス「HDB-60(LL)」を採用しました。

hdb60lla


これらの主要パーツを収納するケースは、自作ファンにはおなじみのタカチ電機工業製のヒートシンク付きアルミケースを選びました。

外観はこんなカンジです。

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・品名  ヒートシンクアルミケース

・品番  HIT17-6-18SS


幅174mm  奥行き180mm  高さ60mmというコンパクトサイズです。


ケース内部のパーツレイアウトはこんなカンジです。

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入力部をできるだけトランスやACラインと離すこと、配線が最短になること等々の約束ごとを考慮した結果、こんなレイアウトになりました。

アーでもない、コーでもない・・・とトランスや基板のレイアウトを考えるのもアンプつくりの楽しみですので、皆様も自分なりの流儀??に従って考えてみてください。


アンプを数台作られた方には入出力端子や電源スイッチなどの周辺パーツの解説や取り付け方の説明は不要でしょう。

お気に入りのパーツを選んでいただいて結構です。


電源スイッチですが、私はシリコンハウスの店頭をいろいろと眺めまわした結果、レバーがアクリル製で電源ONと同時にレバー全体がブルーに光るものに心惹かれてチョイスしました。

ご参考までに品番は「TL-22H2DKNBS1(青)」です。

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穴あけ加工が終わったフロントパネルとリアパネルはこんなカンジです。

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丸穴はステップドリルを使って電動ドリルで穴あけしました。

ACジャックの角穴は内周に沿って4mmのドリルでたくさんの穴をあけて、ニッパーで切り取った後、平ヤスリで仕上げました。


ボリュームツマミまわりのドットや文字は「レタリングシート」使って文字入れしました。

ご参考までにレタリングシートの品番は「WP-LS271」と「WP-LS272」です。


ヒートシンクにパワーICを取り付けるためにタップ立て(雌ネジ加工)が必要です。

作業しているところはこんなカンジです。

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フロントパネルに電源スイッチを取り付けたらこんなカンジです。

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写真(18)



リアパネルにパーツを取り付けたらこんなカンジです。

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アンダーパネルにトランスと基板を取り付けたらこんなカンジです。

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基板の取り付けにはM3×10のネジスペーサを使用しましたが、樹脂製のペテットでもOKです。

電源基板は四隅すべてをネジ止めしますが、アンプ基板は2カ所だけでOKです。(〇印)

電源基板のように四隅をネジ止めしようとすれば、パワーIC取り付けネジを含めた5カ所の穴加工の精度確保がむずかしくなるからです。



フロントパネルとリアパネルを取り付けた後で全体の配線をします。

全体の配線図はこんなカンジです。

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配線が終わったケース内部はこんなカンジです。

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ステレオにするために同じものを2台製作しました。

こんなカンジです。

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特性を計測してみました。

負荷抵抗8Ω時の出力対歪率特性はこんなカンジです。

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出力10W時の1kHz (青色の線)の歪率はなんと0,004% !!

一般的に最大出力は歪率10%の数値で表しますのでそれによりますと約25Wということになりますが、実用最大出力は約20Wというところでしょうか。

10kHzの歪率が若干悪くなっていますが、FETデバイスはこんな傾向があります。


周波数特性はこんなカンジです。

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出力1W時の周波数特性です。

一般的に1kHzを基準にして-3dBの範囲を表記しますので、それによりますと20Hz~100kHz以上ということになります。

アナログアンプらしく可聴全帯域にわたってフラットな特性を得ることができました。


実際の使用例ですが、音源機器と本機の間にパッシブコントローラを接続すれば使い勝手がよくなります。

接続例はこんなカンジです。

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本機(モノ・パワーアンプ)2台の音量調整がパッシブコントローラのツマミひとつで可能になります。



アンプの理想形といわれているモノ・パワーアンプ製作の参考にしていただけましたら幸いです。



(記事:共立プロダクツ OGU)

更新予定:毎週木曜日(次回は8月31日です!)

記事担当:
ハンダ付け必要-非マイコン系


DIY初心者の奴手猛汰と申します。
えっ?何て読むって?
それは、この記事を最後まで読み進めていただければわかります。
私は夏が大好き。
暑い夏だからこそ、ゲームで盛り上がってもっと熱くなろうではあ~りませんか。
夏の風物詩といえば「黒ひげ危機一髪」。なんでやねん!(一人ツッコミ)
強引ではありますが、今回は電子版黒ひげ危機一髪(モドキ)を作ることに決定。


■■電子工作キット「KURU-2」の組み立て■■

使用する主な部材は、下記の通り。

 https://eleshop.jp/shop/g/g402256/
 数量:1
kuru2a


上記以外に、電子工作キット(KURU-2)を組み立てる為の工具が必要です。
面倒くさがり屋で、なおかつ電子工作初心者の私のおすすめは、

 https://eleshop.jp/shop/g/gLA8318/
 数量:1
TSD2a


部材と工具が揃ったので、早速製作に取り掛かります。
まず、工具を使用して付属の説明書を参照しながら電子工作キット「KURU-2」を組み立てます。
ここでは、組み立て方は割愛させていただきます。
組み立てが苦手なら、【組立サポート付】をチョイスすればOK。

 https://eleshop.jp/shop/g/g40225G/

ワンダーキット(WonderKit)なら、たとえ組み立てに失敗しても「点検・修理サービス」があるので安心。

電子工作キット「KURU-2」の組み立てが完了したら、正常動作することを確認。(説明書の5頁を参照)

この電子工作キット「KURU-2」の概要は下記の通り。

アウトゾーンに止まると高圧が発生して電極基板に触れている指がビリビリ!と刺激される16点LEDの電子ルーレットです。
ゲームは「通常のルーレット」、「遅延停止のルーレット」、「ロシアンルーレット」の3モードで遊ぶことができます。

純正のままでも充分に楽しく遊べるのですが、その機能を少しばかり応用して手を加えてやります。

「KURU-2」のメイン基板(以下「メイン基板」という)の外部点灯信号出力端子(CN6~9)から点灯制御信号を引き出し、それを利用して「自励型電磁ブザー / LF-MB12B06」(以下「ブザー」という)を鳴らします。
しかしながら、そのままの出力レベルでは、「ブザー」を鳴らすには少々力不足なので、「8回路トランジスタアレイ / TBD62084APG」(以下「トランジスタアレイ」という)の力を借りることにします。
TBD62084APGa


■■「トランジスタアレイ基板」の製作■■

「トランジスタアレイ」を2個搭載した部品実装基板(以下「トランジスタアレイ基板」という)を回路図を参照して製作します。
ここでは、細部の配線やハンダ付けの仕方は割愛させていただきます。

kurohige-01
「トランジスタアレイ基板」の製作に使用する主な部材は下記の通り。

 https://eleshop.jp/shop/g/gE1U361/
 数量:1
sdf0507sa

 https://eleshop.jp/shop/g/gKBC311/
 数量:2
TBD62084APGa

 https://eleshop.jp/shop/g/gN5C311/
 数量:2
ICSKI1830a


・小型電解コンデンサ 16V 10μF 85℃品 / 1CUTCMTS100M0
 https://www.kyohritsu.jp/techno2/eleshop_picture.php
 数量:2

 https://eleshop.jp/shop/g/gI2M312/
 数量:2
rder71h104k0p1h03ba

 https://eleshop.jp/shop/g/gB5R363/
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rd25sja

 https://eleshop.jp/shop/g/gEAT411/
 数量:4
gs0601041g11a

 https://eleshop.jp/shop/g/gC3O13Q/
 数量:1
UL1007AWG262x6a

下記2点は上記部材を使用
・「耐熱絶縁ビニル電線 / UL1007AWG26」×2本(赤、黒各1本で長さは約80mm)
・「耐熱絶縁ビニル電線 / UL1007AWG26」×16本(色は問わず長さは約130mm)

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※「トランジスタアレイ」は、直接基板にはハンダ付けせず「ICソケット」を介します。
赤と黒の「電線」約80mmは2個の「トランジスタアレイ」の電源用です。
赤の「電線」は10番ピンに、黒の「電線」は9番ピンにつなげます。
「トランジスタアレイ基板」への電源は「メイン基板」の電源出力端子(CN15)から供給。
「トランジスタアレイ基板」のヘッダーピン16本は、全て電源の+(プラス)側につなげます。

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「トランジスタアレイ」の1番ピンから8番ピンにつながっている「小型カーボン抵抗」の先に、約130mmに切断した「電線」を「トランジスタアレイ基板」の裏面でハンダ付けします。この際のハンダ付け箇所は計16箇所。(「トランジスタアレイ」×2個分)


■■「ステレオジャック線」の製作■■

使用する主な部材は、下記の通り。

 https://eleshop.jp/shop/g/gF5I313/
 数量:16 

 https://eleshop.jp/shop/g/gC3O13Q/
 数量:1

次に、「φ3.5mm ステレオジャック パネル用スナップインタイプ / MJ-073SP-R」(以下「ステレオジャック」という)に「耐熱絶縁ビニル電線 2mx6色袋入 / UL1007AWG26 2x6」(以下「電線」という)をハンダ付けします。
この際の「電線」の長さは32本すべて約170mmで、2色(例:赤×16本、青×16本)用意。
極性を間違えないために「ステレオジャック」×1個につき、「電線」×2色を使用します。

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※ハンダ付けする端子(一番長い銀色の端子と短い銀色の端子)を間違えないように、十分注意。
※この製作物を以下「ステレオジャック線」という。


■■「プラスチックケース」の加工■■

使用する主な部材は、下記の通り。

 https://eleshop.jp/shop/g/g44G31E/
 数量:1

次に、「プラスチックケース(ブラック) / SS-160B」(以下「ケース」という)を加工します。
「電動ドリルドライバー」に「段付きドリル」をセットして、直径10mmの丸穴を「ケース」の上カバーに16箇所開けます。
※事前に「ピンバイス」や細目の「ドリル」の刃先等で穴の中心部に窪みを付けておくと、穴位置がずれにくく綺麗に穴あけ加工できます。

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次に、「メイン基板」と「サブ基板」の間の「QIケーブル 6S-6S」を通すための角穴(縦約3mm×横約6mm)を「ケース」の上カバー側面に「金属ヤスリ」を使用して開けます。
※角穴を開ける際に、「ハンドニブラー」を用いるのもあり。

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■■「ステレオジャック線」と「トランジスタアレイ基板」の接続■■

次に、「ケース」上カバーの丸穴(16箇所)に先に製作した「ステレオジャック線」を表面から裏面に向けて差し込みます。
その「ステレオジャック線」を「トランジスタアレイ基板」に配線し接続。(要ハンダ付け)
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この配線を「ステレオジャック」×16個分行います。
「ステレオジャック」の一番長い銀色の端子側の線(16本)を「8回路トランジスタアレイ / TBD62084APG」(2個)の11番ピン~18番ピンに接続。(要ハンダ付け)
「ステレオジャック」の短い銀色の端子側の線(16本)を「ヘッダーピン」の先に接続。(要ハンダ付け)


■■「トランジスタアレイ基板」と「メイン基板」の接続■■

次に、「トランジスタアレイ基板」と「メイン基板」間の配線し接続。(要ハンダ付け)

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「トランジスタアレイ基板」裏面で「小型カーボン抵抗」の先にハンダ付けした約130mmの「電線」を「メイン基板」のCN6~9に配線し接続。(要ハンダ付け)

「トランジスタアレイ基板」の電源線[赤(+)黒(-)]を「メイン基板」の電源出力端子(CN15)に配線し接続。(要ハンダ付け)

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「絶縁POM(ポム)スペーサー 六角 M3×15mm / SJA-315」×1個と「ナベネジ(+) M3x8 鉄 ユニクロメッキ / M3-8」×2本を使用して、「メイン基板」の上に「トランジスタアレイ基板」を載せて二段重ねにする。

 https://eleshop.jp/shop/g/g5C2255/
 数量:1

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 数量:2

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次に、「単3(UM-3)×4本用電池ケース / BH343-2B」(以下「電池ケース」という)に「電池スナップ単品 / BS-IC」(以下「電池スナップ」という)を接続。
「電池スナップ」の先端を「メイン基板」の「CN1」(電源入力コネクタ)に接続。

 https://eleshop.jp/shop/g/g268459/
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 数量:1

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※赤線を+側に、黒線を-側に接続


■■「ブザー付きステレオプラグ」の製作■■

使用する主な部材は、下記の通り。

 https://eleshop.jp/shop/g/gG39313/
 数量:1

 https://eleshop.jp/shop/g/gB6N363/
 数量:1

次に、「φ3.5mm ステレオミニプラグ / MP-019MS-R」(以下「ステレオプラグ」という)に「ブザー」を「電線」約35mmを使用して配線し接続して合体。(要ハンダ付け)
その際に「ステレオプラグ」の樹脂部の一部を「カッター」で、グランド端子の後ろ約半分を「ニッパー」でそれぞれ切断します。
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※「ブザー」には極性(端子の長い方が+プラス)が有るので、「ステレオプラグ」との接続は要注意。(以下「ブザー付きステレオプラグ」という)

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※「ステレオプラグ」と「ブザー」の間に隙間ができるので、その側面を黒いビニルテープを巻いて覆います。

以上で配線作業は完了。

「トランジスタアレイ基板」を搭載した「メイン基板」は固定せず、「ケース」の下カバーの底面に置いただけ。


■■設定と動作確認■■

ここからは、最終の動作確認。

ルーレットモード(3種)やタイマーの設定方法、ルーレットの回転速度の調整方法等の詳細については電子工作キット「KURU-2」の説明書を参照。

電撃を発生させたくないので、「サブ基板」のJP19は予め取り外しておきます。
「電池ケース」に「単3形アルカリ電池4本パック / LR6R/4S」をセットし、「メイン基板」の電源スイッチをON。

 https://eleshop.jp/shop/g/g94M121/
 数量:1

「通常ルーレットモード」に設定して、「サブ基板」上の電極基板(SW1)を押す。
再度「サブ基板」上の電極基板(SW1)を押してルーレットを止める。
これで、アウトになる「ステレオジャック」の位置(1箇所)が確定。
その状態のままで、「ブザー付きステレオプラグ」を16箇所ある「ステレオジャック」にブザーが鳴る箇所に当たるまで、差し込み口を変えながら抜き差しを繰り返す。
何処かの差し込み口で「ブザー付きステレオプラグ」が「ピー」と鳴れば動作はバッチリ。でもゲーム的にはこの時点でアウト!

負荷「ブザー」を電源Vcc(プラス電源)に接続している状態(「ブザー付きステレオプラグ」を「ステレオジャック」に差し込んだ)で、トランジスタを「メイン基板」からの点灯制御信号でONさせて駆動させるという方法です。

ここで、大きな問題が発生。
なんということでしょう。[ステレオジャック]から[ブザー付きステレオプラグ]を抜こうとすると、[ステレオジャック]も一緒に付いてくるではありませんか!
「やってもうた(奴手猛汰)!!」 【プロローグ】
「ケース」上カバーの厚みがありすぎたみたい。

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これぞDIY初心者の証、ご愛嬌ということで。
応急処置をするため、瞬間接着剤が緊急出動。
※※「ステレオジャック」は「ケース」上カバーの厚みに適合する「ナット取付タイプ」を推奨します。

それ以外の電気的な動作は全く問題ないので、「電線」の収納に注意しながら「ケース」の上カバーを閉めてハイ完成。!!
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※音量注意

これで、ビリビリ!が苦手な人でも楽しく遊べちゃいます
これぞまさに、令和の「電子版黒ひげ危機一髪(モドキ)」!!!

とりあえず完成はしたものの、もう少しディテールにこだわって完成度を高めたいので、反省も踏まえて下記事項を当面の課題として徐々にブラッシュアップしていくことにします。

・「ステレオジャック」を「ナット取付タイプ」に交換する
・「ケース」に外付けの電源スイッチを付ける
・「ケース」のサイズを大きくして、「KURU-2」の「メイン基板」と「サブ基板」を一つのケースに組み込み一体化する


さあ、それでは待望のお披露目といきますか!
盛り上がること間違いなし。
早速ですが、「ゲーム大会始めるぞー」。
ん?何か変、そして何かが足りない。

なんということでしょう。メンツを呼ぶのを忘れてたではありませんか!
「やってもうた(奴手猛汰)!!」 【エピローグ】
こんなもん、一人でやって何がオモロいねん!!!


さて、次はどんなへまをやらかすやら。


(記事:奴手猛汰)
更新予定:毎週木曜日(次回は8月24日です!) 

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