エレショップblog

半導体・センサー・マイコン・電子工作キットほか、各種電子部品の専門店「共立エレショップ」から主に電子工作の関連情報をお届けします。 http://eleshop.jp/

記事担当:
ハンダ付け不要-非マイコン系

お久しぶりです、オカポンです。

いきなりですが、皆さんストレスってどう対処していますか?
オカポン、ため込むタイプなのでたまに爆発しちゃって、アラアラどうしましょうタイプなんですが、もっとこう日常的に発散出来るようなグッズは無いものか?とネットの海を泳いでいたところ、面白いものを見つけました。
SPring-18
綺麗でしょ?オカポン、キラキラした物大好きなので、これだけでもテンション上がるのですが。
実はコレ・・・・

回るんです!(笑)
めっちゃ回る。
因みに、商品名は分かりません。(探しきれなかった)

調べてみると、ストレス解消、心を落ち着ける、指のささくれをむしってしまう癖のある人などに良し!となっていました。めっちゃ私向けやん!!!
モチーフをブンブン回していると、振動が指に伝わって落ち着くんですよねー。(※個人の感想です)

2週間ほど毎日つけていますが、かなり発散出来ている気がします。
次に思うのは「他のデザインのものが欲しいー!」です。
ただ、先ほども書いたように、商品名が分からない。そもそも上についているモチーフが動く指輪がそこまでない。

・・・無いのなら、作ってみましょう!!
で、せっかく作るなら電子部品を扱っている共立電子ならでは!ということで、電子部品を使いたい。
ということで、色々考えたネタ出しがこちら。
SPring-17


問題点が一つ。
メインのパーツといっても間違いではない「ベアリング」。
どうやって固定するの?使うの?まったくわかっていないのです。
色々ネットを探してみるものの、ベアリングの仕組みは書いていても使い方が書いていない…。
そもそも、アクセサリーと融合させる方法なんて書いているはずがない!
えー・・・・まぁ、考えていても仕方ないので、とりあえず材料用意してから考えるか…。


ここから、思い描いているものを作る為に、色々お店を回りました。
これが結構大変でした。
100円ショップや某大手通販サイトものぞいてみたのですが、これだ!というものが全然見つからなくて…。
すがる思いで大手アクセサリークラフトショップ屋さんに行ってみたところ、ようやくこれは・・・!!!というパーツに巡り合うことができまして。
さすが専門店。イメージ通りの材料が沢山ありましたので、今回はそれを使って組み立てていこうと思います。

と言う訳で材料は揃ったのですが。
そもそも完成するのか…?!


不安を抱えつつも、まずはいろんなお店を回って揃えたごきげんな材料たちの紹介です。

最初はくるくる回す為のアクリルガラス製のガラスボール
ガラスボールの大きさは16mmにしました。

そしてヒートンキャップ
SPring-1
ガラスボールのフタ部分にします。

ガラスボールとヒートンキャップを合体させるとこんな感じ。
SPring-2


さて、ここが大事!なベアリングでございます。
SPring-3
エレショップでは色んなサイズのベアリングを扱っています。
今回オカポンは★「開放型ミニチュアボールベアリング 8×3×3mm / DDR830」を使用しました。

そして、リング台 石座付き(フリーサイズ)でございます。
これに出会えたのは大きかった・・・!!
ベアリングと並べるとこんな感じ。
SPring-5

ベアリングをリング台の上にのせると・・・!
SPring-6
SPring-7
おぉぉぉぉぉぉ・・・ぴったり!!!
後はこれをどうにかして固定できれば・・・・・


さて、では作って行こうと思います。
まずは、ヒートンキャップのおしり側をつぶします
SPring-8
つぶした側をベアリングに挿し込み、アロンアルファでくっつけます。
色々と固定方法を検討したのですが、結局アロンアルファで接着することにしました。
まぁこれしかやり方が浮かばなかったというのが本音なのですが・・・
接着剤を使用する際の注意点としては、適当に接着剤を流し込むとベアリングが固まってしまうので慎重に・・・!

※2024/10/25 追記
じつは、その時に使っていたアロンアルファなのですが★「アロンアルフア EXTRA スティック ▲航空便不可▲ / 04793」になります!!
このアロンアルファがあったから、この指輪が完成したといっても過言ではありません!
あまりにも感激したので、エレショップでも扱う事にしました。えへ。

SPring-9



次はガラスボールに好きなビーズや電子部品を入れます。
SPring-11

細かい作業です。。。
SPring-10


LEDもリードを根本で切って・・・
SPring-12
SPring-13

ガラスボールに入れます。
SPring-15
ラジオペンチのくぼみが、ボールを固定するのにジャストフィット!
この作業、かなり楽しいです。

というわけで、もりもりパーツをいれました
SPring-14


ガラスボールとベアリングに接着したヒートンキャップをこれまたアロンアルファでくっつけて、最後にリングと合体させてここでもアロンアルファで固定させてみました。
結果こんな感じに!
SPring-16
SPring-19
SPring-20


えっ!!!!
めっちゃ良いのだが!?


喜び勇んで早速回してみました。


わーーーーー!!コレコレコレ!
こういうのが欲しかった!!!!
改善点は沢山あるのですが、思い描いていたものが形になるのは嬉しいものですね。

できるなら商品化したいなぁ…。


さーて、次は何を作ろうかな!

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は10月17日です!) 

記事担当:
ハンダ付け必須-非マイコン系


電子部品を扱っていると、よく売れるけど何に使ってるんだろう?
という疑問がわいてくる商品にも出会います。

店舗だと、たまにお客様に聞いてみたりするんですが
こちらの予想だにしなかった答えが返ってくることもあり
なるほど、そういう使い方があるのか!と皆様のアイデアには驚かされるばかりです。

で、気になった商品というのがアーテックの★「マイクロモーター / 008712」
良く使われるマブチモーターなどは軸径が2㎜で、タイヤやプロペラなども2㎜軸に合わせた商品が多いです。
01.マイクロモータ

ですがこのマイクロモーター、名前の通り超小型で軸径も1㎜ほどしかありません
市販のタイヤやプロペラはそのまま使えないのです。

しかしながら、このサイズは魅力的です。
このサイズなら、身に着ける工作ができるのでは?
と思い立ち、腕に装着するファンを作ってみる事にしました。

マイクロモーター以外の今回使う部品は、太陽電池(★「太陽光発電モジュール 1.5V 160mA 60×30mm / AIKE30×60」)、プロペラ(★「ターボファンS/左回転 / 91804」)、

02.太陽電池

03.ターボファンS左回転


そして、腕時計型にするために★「M5Core用ウォッチデバイス化キット」
から、写真のパーツのみを使います。

04.腕時計バンド

腕時計型にするのに、電池は重いので太陽電池を使うことにしました。

腕時計バンドに取り付けるのに、なぜか手元にあった加工しやすそうな発砲スチロールを採用。
切り出して、マイクロモーターを固定する為の穴をあけます。
05.マイクロモータ用穴あけ

ファンを取り付けたイメージがコチラ
06.ファン取付イメージ

さて、大体のイメージができたところで、マイクロモーターにどうやってプロペラを取り付けるか。。。

2mm金属の筒をかしめて固定しようとしたんですが、無理でした。
07.かしめ失敗

というのも、1mm軸に2mmの筒を軸に沿って真っすぐかしめるというのが難しすぎました
プロペラと軸がまっすぐ連結できないと、プロペラは回らず暴れるだけです。
他にも、2mm棒状端子と収縮チューブを使って連結できないかとか試してみましたが、ダメでした。。

色々試行錯誤した結果、★「ウルトラ多用途SU 25ml」をつかって接着する事にしました。

接着剤が固まるまでの間、マイクロモーターとプロペラの軸がずれないようにまっすぐ固定しておかないといけないのですが
発泡スチロールに挿したマイクロモーターとプロペラの隙間が、太陽電池の厚みでジャストフィットしたので
太陽電池を挟んで、軸がぶれないように固定。。。
08.ファン接着

適当に3時間ほど放置しておいたら、固定できました。

次は、太陽電池の位置決め。
09.太陽電池位置決め

両面テープで
10.両面テープで
太陽電池を固定!
11.太陽電池固定

マイクロモーターも挿してるだけだと抜け落ちるので、両面テープで穴に固定。
12.マイクロモータも固定

太陽電池とマイクロモーターをハンダ付けして
とりえあず、こんな感じになりました~
13.簡易完成

動くのかな。。。


ちゃんと回ってる!
軸もブレずに、とりあえず上手くいってるようです。

太陽電池とマイクロモーターとつないでいる配線を邪魔にならないようにまとめて腕に装着!
15.腕に装着

腕時計型ファンの完成です!


電子工作に限らずですが、工作はアイデアが大事だと思います。
そのアイデアを生かすために、工夫して試行錯誤をするのも楽しいので
皆さんも色々と思いついたアイデアを、作品にしてみてくださいね。


(記事:TOY)
更新予定:毎週木曜日(次回は10月10日です!) 

記事担当:共立プロダクツ
ハンダ付け不要-非マイコン系


もういくつ寝ると~~、ハロウィーン!!!!

そうです。あと1ヵ月程でハロウィーンです。

お久しぶりです。パックです。

最近テレビCMなんかでもハロウィーン増えてきましたよね。
電装で仮装?!ピカピカ光らせる?!


もちろんそれも良いでしょう

今回はお家でほっこり光らせるくらいの入門でいきます。
使うキットは弊社の「CAN-D6B」
写真1


作り方から記事にしていきますので
是非、秋の夜長にお子様と趣味の共有や新しいチャレンジの後押しになればと思います。
otsukimi_family

毎度の事ですが、最初は部品の確認から始めます。
写真2

これ!!この部品!!目がよくても見えにくいんですよ!!
写真3

最近は便利な世の中になりました。科学の進歩を感じます。(スマホ)
型番が見えない場合は、スマホや拡大鏡で見てみてください。
写真4

ICの型番確認も出来て全てが揃っているのもわかりました。
作り始めます。

いつも通り、まずは付けた時の高さの低い物から。
写真5

この時に「背の低い物から」とか言うと若干慣れてる感出せます。
このキット、抵抗とダイオード各1個でもう低い物無くなります。
じゃその次どれにするんだよ!!!!
写真6

大丈夫です。そこまでシビアにならなくともどれでも付きます。
付ける順番で壊れるとかのアクシデントはありません。
あくまでハンダ工作のやりやすさです。

私なら次は電解コンデンサかな~
写真7

理由?説明書の組立参考図に数字が書いてたからです。
写真8

ここからは部品の大きさが違うので基板が不安定になります。
ベテランの方はこんな道具持っていたりしますが
※作業ヘルパー クリップ・サポ MINI WORKSTAND
ST-94
ST94b


なかなか持ってませんよね、一回のはんだ工作の為に用意も難しいですよね。
大丈夫です。無くてもできます。
例えば、ニッパーの柄。
写真9

このキット一番の注意点になりました!!そうLEDの方向!!
落ち着いて説明書見てくださいね。
写真10

これで全部順番に付けれましたらあとは点灯チェックですね
基板の裏は金属むき出しで電気が流れます。
ショートには気をつけてください。
動画点灯


付くのが確認出来ましたら、あとはよくあるカボチャの置物に入れれば
かぼちゃ1

かぼちゃ2-2

ほら、雑貨屋さんやホームセンターさんでも売ってそうですよね(笑)
完成品を買うのもいいですが
自作の電子工作を楽しんで頂きたくブログにしました。


こちらのキット過去にも「松ちゃん」や「デミグラ酢」「オカポン(製作記事)(応用記事)」も
ブログ記事を書いてます。
とても入門編に使いやすく、ちょっとした飾りつけにも使いやすいキットになってます。


電子工作をお楽しみください!

担当:パック(元2タッチ

更新予定:毎週木曜日(次回は10月3日です!) 

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