エレショップblog

半導体・センサー・マイコン・電子工作キットほか、各種電子部品の専門店「共立エレショップ」から主に電子工作の関連情報をお届けします。 http://eleshop.jp/


記事担当:
ハンダ付け必須-非マイコン系

みなさん、ブッダマシーンって知ってますか?

いきなりよく分からない質問で始めてしまいました、オカポンです。
ちなみにオカポンは共立に入ってその存在を知りました。

ちなみに『ブッダマシーン』というのは、中国で製造、販売されているもので、派手な装飾でお経を流す機械なんです。
キラキラ光る仏様が描かれていたり、派手に光る蓮の花の形をしていたり。
見た目も大きさも色々で、仏具と言うより『そういう機械』と言った趣なんです。
BT620e
ちなみに『お経』と言っても日本でよく聞くお経と違って、言語が中国語な上に歌謡曲のように伴奏がついているものもあったりで全然『お経』を聞いている気がしません。
逆に宗教色が無くなってて不思議な感じがする『ブッダマシーン』なのです。
エレショップでも今までいくつか取り扱いがあったので、興味が湧きましたらエレショップで『ブッダマ』で検索してみてくださいね。

さてこの『ブッダマシーン』。
ガジェット好き界隈ではそこそこ名の知れたアイテムで、その見た目とお経のインパクトで虜になる人が続出。中には音楽イベントで使用する人までいるんだとか。
で、オカポンもその魅力に目覚めてしまいまして、2023年9月に基板を仕入れてキットみたいな感じにして販売をしました。
有り難いことに大好評で、直ぐに完売となりまして、その後も再販のリクエストを多数頂いておりました
それから紆余曲折あり、先日ついに★『ブッダマシーン基板 部品セット TE-BTMKIT2が販売されたのです!


と言う訳でようやく本題
本日はこの『ブッダマシーン基板 部品セット / TE-BTMKIT2』を作ってみようと思います!

↓コレがパッケージ
BUDDAMA01

中身はこんな感じです。
BUDDAMA02

簡単な説明書が1枚と少しの部品。
BUDDAMA03
たったこれだけ。
キットと言うにはあまりにもあんまりだったので、今回のは『部品セット』と名乗っているわけです。

今回もメインになる『ブッダマシーン基板』にスイッチやらスピーカーやらをはんだ付けしていきます。
BUDDAMA04

こんなちっちゃい基板にこんなにも配線しないといけないなんて・・・
前に販売したブッダマシーンでは↑の図の通りにはんだ付けしたので、結構アレな見た目になっちゃったんですよね。
Xでも色々言われたんでその辺も踏まえて作っていこうと思います!

まずは下準備から。
BUDDAMA05
基板に配線を取り付けていくんですけど、スイッチとかスピーカーとかはそのままでは使えないので下処理をします。

まずはタクトスイッチに配線を付けます。
BUDDAMA06
極性はないのでどっちが赤でも黒でもいいですし、なんなら両方赤でもOKです。

次はスピーカー
BUDDAMA07
コネクタが付いてるんですけど使わないのでカットします。
ついでに好きな長さに調節して、先端の被覆を剥いてハンダ上げしておきます。

今回はケースへの組み込みは考えてないので、配線の長さは適当にしてますが、フィギュアや仏像に組み込んだり仕込んだりする場合はその辺の配置も考えて配線の長さを調節してくださいね。

続いて電池BOXの赤色(+側)の配線とタクトスイッチをつなぎます
BUDDAMA08
単純に2本の線をまとめただけだと太くなりすぎて基板に取り付けにくくなるので、繋いだ先にまた配線を付けてスリム化しました。

これで基板に取り付けるための部品の準備は完了です。
次は基板の方の準備を。
BUDDAMA09
配線を取り付けるパターン部分に予備ハンダをしました。
パターン自体は8箇所あるんですけど、今回使うのは↑の5箇所です。

配線は基板の端から付けていくと良いよ、と聞いていたので、まずはスピーカーから取付けます。
BUDDAMA10
これはまだ楽ちん。

なんですけど、基板が小さくて軽いのではんだ付けしようと思うと逃げ回って大変です。
なのでこういう時はヘルパーがあるととっても楽に取り付けができますよ。

ST95a


ST94a


ST85a


スピーカーの次はスイッチを取り付け。
BUDDAMA11
なかなか、大変。

次は電池BOXの黒線(-側)を取付け。
BUDDAMA12
ここも、結構、大変。
コテ先が隣にあたると配線が取れるので慎重に・・・

で、最後に積セラをちょこんと乗せれば・・・
BUDDAMA13

完成です!
BUDDAMA14


単4形乾電池2本をれると・・・
無事お経(?)が流れました。
スイッチを押すと曲(?)が変わります。
いろんなお経(?)が入っているのでぜひ聞いてみてくださいね!

所要時間は20分ほど。
工程自体は少ないんですけど、とにかく基板へのはんだ付けが細かくて・・・
ヘルパーがなかったらもっと時間かかってたんじゃないかと思います。

ちなみに作り方はこのやり方が絶対!って訳じゃないので、ユニバーサル基板を使ったり基板を挟むコネクタとか使ったり、皆さんで工夫して作ってくださいね。
この部品セットには必要最低限の部材しか入ってないので、どう組み上げるかは自由なのです!

みなさんも是非、作ってみてくださいね♪


(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は2月15日です!) 

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ハンダ付け必要-非マイコン系


DIY初心者の奴手猛汰と申します。
えっ?何て読むって?
それは、この記事を最後まで読み進めていただければわかります。
私は春の匂いがし始める季節「啓蟄」(けいちつ)が好き。
「啓蟄」といえば、冬眠していた虫たちが土の穴から顔を出し動き始める季節。
私も何か動かしたくなってきたゾ。
そうだ!モーターを動かそう!

モーターは電気エネルギーを機械エネルギーに変えるもの。
モーターの種類は、電源に着目すればACモーターDCモーターに大別されます。
DCモーターは、「ブラシ付きDCモーター」と「ブラシレスDCモーター」の2種類に分けられます。
ここでは、それらに関する詳細説明は割愛させていただきます。

モーターといえば、マブチ(学習塾じゃないヨ)。
小型直流モーターの世界トップブランドのマブチモーターです。
今回は模型用に多く用いられる「ブラシ付きDCモーター」をチョイス。


◆◆「駆動電圧切り替えスイッチ」の製作◆◆

モーターはモーター端子に電圧を印加するだけで回ります。
最も簡単に回転数を制御するには、駆動電圧を変えてやります。
駆動電圧を2倍にすると、無負荷回転数(負荷を加えない時の回転数)も2倍に、トルク(回転力)も2倍になります。
今回使用するモーターの使用電圧範囲1.5~3.0Vなので、「駆動電圧(1.5V or 3.0V)切り替えスイッチ」を作ります。

製作に使用する部材は下記の通り。






その他、製作にあたり有ると便利な工具と部材は下記の通り。



【A】「QIケーブル2S-2P / 311-355」(以下「QIケーブル」という)の2S(ソケット)側のケーブルを約110mm(ソケット部を含む)に切断。
photo_01

【B】「電池スナップ単品 / BS-EC」(以下「電池スナップ」という)の赤電線を約110mmに切断。
   「電池スナップ」の黒電線を約60mmに切断。
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【C】「3Pトグルスイッチ / 2MS3-T1-B3-M1-QE-1」(以下「スイッチ」という)と【A】、【B】を接続。
   ※「スイッチ」はON-OFF-ONの中点OFFタイプを使用。
   ※事前に撚線とスイッチ端子に半田あげしておくと作業性が良くなります。
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「QIケーブル」の2S(ソケット)側の黒電線と「電池スナップ」の黒電線を接続。
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耐熱絶縁ビニル電線 2mx6色袋入 / UL1007AWG26 2x6」という)の赤電線を約220mmに切断。
その電線を用い、「単3(UM-3)×2本用電池ケース / BH322-1B」(以下「電池ケース」という)の金属のハトメ部と「スイッチ」の端子を接続。
※金属のハトメ部に半田コテを長時間あてると「電池ケース」の樹脂が変形してしまうので、この作業は瞬時に行う。
※リスク回避で確実性を高めたいなら、「単3(UM-3)×1本用電池ケース」を2個使用することをお奨めします。その際は「電池スナップ」は不要。
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◆◆「端子付きモーター」の製作◆◆

モーターの回転方向は、モーター端子の+-極性を逆に接続すると逆転します。
つまり、流す電流の方向で回転方向が変わるのです。
モーターには寿命があります。
交換しやすいように、モーターにプラグ端子を付けます。

製作に使用する部材は下記の通り。




【D】既に切断済みの「QIケーブル」の2P(プラグ)側のケーブルを約100mm(プラグ部を含む)に切断。

「DCモータ / RE-280RA」(以下「モーター」という)の青電線と【D】の赤電線、モーターの赤電線と【D】の黒電線を接続。
この接続により、モーターに電圧を印加すると軸が時計(右)回りに回転します。

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◆◆「駆動電圧切り替えスイッチ」と「端子付きモーター」の接続◆◆

【E】上記で製作した「駆動電圧切り替えスイッチ」と「端子付きモーター」を接続します。
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◆◆「プラスチックケース」の穴開け加工と部品の固定◆◆

「駆動電圧切り替えスイッチ」と「端子付きモーター」を取り付けるために「プラスチックケース」に穴を開けます。
※事前に「ピンバイス」や細目の「ドリル」の刃先等で穴の中心部に窪みを付けておくと、穴位置がずれにくく綺麗に穴あけ加工できます。

製作に使用する部材は下記の通り。



その他、製作にあたり有ると便利な工具と部材は下記の通り。




・ナベ小ネジ(M2.0×5mm)×2本
・ナット(M2.0)×2個

SW型プラスチックケース(ブラック) / SW-85B」(以下「ケース」という)の下カバーに穴(φ2)を2箇所開け、ナベ小ネジとナットを使ってモーターベースを固定し、そこに「端子付きモーター」をセットします。

「ケース」の上カバーに穴(φ5)を2箇所開け、1箇所の穴に「駆動電圧切り替えスイッチ」を取り付けます。
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以上で配線作業は完了


◆◆「穴開け加工済みケース」への組み込み(収納)◆◆

「駆動電圧切り替えスイッチ」と「端子付きモーター」、「電池ケース」を「穴開け加工済みケース」へ組み込み(収納)ます。

組み込み(収納)の際に使用する部材は下記の通り。



「電池ケース」に単3電池を2本セットしたら、「ケース」の上カバーに開けたもう一つの穴(φ5)にモーターの回転軸を内側から通して下カバーと合体。
※その際、ビニタイや結束バンド(インシュロック)等で複数の配線材(電線)を束ねるとおさまりが良いでしょう。

これで、めでたくハイ完成!
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◆◆動作確認◆◆

いよいよ待ちに待った最終の動作確認。(ワクワク)
ここで、初めて気づく。
で、これで何するの?
「なんということでしょう。用途不明の無用の長物ではありませんか!」
「やってモーター(奴手猛汰)!!」
「モーターを動かしたい」という衝動に駆られて作ったもののノープラン。
とりあえず、プロペラでも付けて駆動電圧(1.5V or 3.0V)を切り替えて回転数の違いを体感してみヨ。

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回転数の違いを体感したのもつかの間、虚しさが残る
はてさて、これをいったい何に使おうか?
そうだ!!
【次回予告】(激アツ)
回転数やトルク(回転力)を変えることができる「プーリーとベルト」や「ギア(歯車)」、回転運動をいろいろな動きに変えるリンク機構に使える「ユニバーサルアームセット」や「ホビー用カム」等を駆使すれば何か面白いものができるかも。
しばらく悶々とした日々が続きそうな...


さて、次回はどんなへまをやらかすやら。


(記事:奴手猛汰)
更新予定:毎週木曜日(次回は2月8日です!) 

記事担当:共立プロダクツ
ハンダ付け必要-非マイコン系


ごきげんいかがでしょうか、皆さんもこの寒い冬を乗り切ろうと日々頑張っておられると思います

特に寒がりの私も、事務所のスタッフが暖房で顔を真っ赤にしているのに、足にカイロを貼って仕事してました

でも、ひざから下の冷えに我慢できず、電気毛布を持ち込もうと思ったのですが
さすがに電気代もかかりすぎということで、先シーズンに「USBブランケット」なる商品を買ってしまいました

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メーカ:無印良品 MJ-UBL16DB (2022年モデル)

充電器やモバイルバッテリーのUSB端子に挿すと、中のヒーターが暖かくなって
おかげでずいぶん楽になりました

お値段も手頃ですし、USB電源なので電気代も上司に大目に見てもらえてます

さすがにパワーとしては「全面ぽっかぽか」は無理でしたが、ちょっと許せない不満があって

「時間が経つと、勝手に電源オフになってしまう!」

どうも安全性を考慮した設計らしいんです(低温ヤケドって舐めてたらホント大変な事になるみたい

もちろん電源ボタンを押してあげると、また暖かくなります

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でも冷たくなってから気がついて、暖かくなるまでの間に寂しい思いをするのがイヤになる時ってありますよね
(特に仕事がトラブってる最中とか)

そこで自動であったか時間を延長できる方法がないか、ちょっと考えてみました
(黙って指で押すというのは却下するお約束)

1. 電源切れたら自動でボタンを押す「何か」をつける

 真っ先に思い浮かぶけど、ブランケットにメカ取り付けるのはちょっと使いにくくなってブサイク
 作るのに費用もかさみそうで、代わりに押してくれる召使いもいないし

2. 電気的にボタンを押してくれる回路を仕込む

 さすが電気屋、意地でも電気的に!
 でもボタンが綺麗にブランケットに埋め込まれていて、バラすのはちょっと難しそう
 不器用なので多分原型とどめない位つぶしてしまうなぁ

3. ブランケットに入ってるマイコンのプログラムをハックする

 そりゃ、できる人は良いけど、えらく難易度上がってない?

4. USB電源を切って、入れ直してくれるタイマーをつける

 それそれ、コネクタをUSB電源に入れ直したらボタン押さずに、また最高パワーでぬくまる仕様なので、ブランケット自体を改造せずに済むので良い

...もう思いつかない

という訳で「一定時間が経つと電源OFF→すぐON」を繰り返してくれるような、安いタイマーをネットで探してみたのですが
これといった都合の良い物を見つけられませんでした(こんな動作は珍しいのかな?)

じゃあ「無いものは作ればいいじゃない!」

「タイマー回路」で検索して、できるだけ簡単に、少ない部品で作れるように回路を考えてみました
(流行のAIに聞いてみようと思ったのですが、使い方を知りませんでした)
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抵抗(1MΩ)とコンデンサ(1000μF)の充電回路でタイマー時間が決まります

一定時間後にリレーが動作すると、同時にコンデンサを放電して、タイマーがリセットされます

このためリレーが一瞬カチっと働く間だけブランケットへのUSB電源が切断され
すぐにまたONに戻ってタイマーが始まります
(これの繰り返し)

切断の時間が極端に短く、ブランケット内蔵の回路がうまく検知してくれるかどうか微妙ですので
実験がてら作ってみます

部品はこんな感じ
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100均ショップで買ってきたUSB延長ケーブルを切って、途中にタイマー回路を入れます

USBケーブルの中には4本の線が入っていますが、使うのは電源線(ピンクと灰色)だけです

ケーブルは少し長すぎると思ったので短くしました
余ったケーブルの中に入っている線は、あとで回路の配線に使うことにします

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多少の引っ張りに耐えるよう、ラグ板に結束バンドで止めてみました
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部品をラグ板にハンダ付けしていきます
抵抗とダイオードから
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トランジスタとコンデンサです
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リレーは両面テープでラグ板に貼り付けます
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リレーのコイルにダイオード乗せて、あとは端子間の配線をがんばります
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完成しました!
(配線が見やすいように、部品を少し外に曲げています)

さっそくUSB電源とブランケットをつないでみましょう...

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1分経過..2..3..4分経過

あれ、もう動いちゃった、10分くらいは期待してたんですけど
でもブランケットはうまく電源断を検知したらしく
ボタンの色が変わりました。

簡単なタイマー回路なので動作時間も数分が限界で
使う部品や気温によっても結構バラツキが出てしまうようです

今回は時間が不正確でも問題ないので、まあヨシとしましょう(すみません)

おかげで寒くならずに安心して良い仕事に励めます!(ような気がします)

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【ご注意】
※USBブランケットについて、今回使用した商品以外の類似品ではテストしておりませんので、動作の保証は致しかねます。

※本回路を追加したことによってUSBブランケットの正常使用範囲を逸脱するとメーカが判断する可能性がありますので、自己責任の上で実験を行ってください。
また安全機能を解除する動作を行いますので、小さいお子様や高齢の方など
ご自分の意志で使用を中断できない恐れがある場合には利用をお控え下さい(低温やけどの原因となります)

※本回路は部品点数を少なくするため、製品レベルの設計にそぐわない構成になっていることをご承知おきください


(記事:池)
更新予定:毎週木曜日(次回は2月1日です!)

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