エレショップblog

半導体・センサー・マイコン・電子工作キットほか、各種電子部品の専門店「共立エレショップ」から主に電子工作の関連情報をお届けします。 http://eleshop.jp/

記事担当:
ハンダ付け必須-非マイコン系


さて、今まで何個かキットを作ってきて、自分でも最初に比べれば随分電子工作やハンダ付けに慣れてきたんじゃないかと思っています。
この辺で、そろそろ今まで以上に部品点数の多いキットを作ってみよう!と思いました。

そんな訳で!今回はこのキットを作ってみます。
じゃん!
しっかりした箱です!
★LED順送りキットGTB(LED-4015GTB)」です!今回は青で作りましたが「★赤」「★白」の色違いもありますよ!
このキット、8個も並んだLEDが、はしから順番に点灯していくカッコイイキットなのです!
8個もLEDが光れば、装飾とかいろいろ応用できそうですね。

では、さっそく中を見てみましょう!
いつもよりも、多いです…ひぃ。
8個のLEDを順番に光らせていくのに必要な部品の数はなんと47個!!
そしてハンダ箇所はおどろきの124箇所!!!
ひぃ…め、めまいが・・・
でも電工女子、がんばります

と言う訳で基板を見てみます。
みっちり。
こうして見ると確かに部品を入れる穴は多いですが、部品の並びに法則性があるので、それほど大変そうには見えませんね。

では、裏のハンダ面を見てみます。
パターンがいっぱい!
部品点数が多くて、足の数が多いICなんかもあるので、ほんとに電子基板って感じがしてカッコイイですね!
これに自分が部品を取り付けていくと思うとなんかテンション上がります

では早速。
パーツリストを見ながら部品が揃っているか確認して、全部ちゃんと揃っていることが確認できたら、抵抗から取り付けて行きます。

抵抗、装着!
電子工作は背の低い部品から取り付けていくのが原則でした。
今回もまずは抵抗から。
抵抗は今まで何本もハンダ付けしてきたのですっかりお馴染みです。
カラーコード(部品本体に描かれている線)を確認しながら取り付けて行きます。


そうそう、今回先輩社員サンからチラッと聞いたコツを試してみました。
これは感激です!
ハンダ付けする時基板が動いてやりにくいんです、と相談したとき、逆作用のピンセットとかで基板を挟んでおくとその重みである程度固定できるよ、と教えてもらいました。
ということで。今回、gootの「★精密ピンセット/逆作用ピンセット 先細(TS-16)」で、基板をはさんでハンダ付けをしてみました!
 
逆作用ピンセット」と言うのは普通のピンセットとと違って先端を開くときにつまんで力を入れるタイプのピンセットの事で、わかりやすく言うと洗濯ばさみみたいな感じのピンセットなのです。
押すと開くので最初かなり戸惑いました
 だから手に持っていなくても基板をはさんだままでいてくれるので、重しとして使えるのです!

実際に使ってみた感じ
は、確かに何も無いよりは安定して、ハンダ付けはしやすくなりました
★ヘルピングハンズとか専門の工具を使えば、もっとしっかりと基板を固定できるんですけど、このgootの「★精密ピンセット/逆作用ピンセット 先細(TS-16)」は313円と安いのでちょっと試してみたい人にでも手を出しやすいし、オススメです!
さらに、部品をはさんでおけばハンダ付け中に部品が動いたり浮いてしまう事も防げるのです!なんて至れり尽くせりなピンセットなんでしょう!

さてさて、背の低い部品が終わったら次はこのキットの心臓部、ICを取り付けます。
よく見たら、番号が違うの。
ICは上に製品番号が書いてあるので、しっかりと数字を確認して取り付けてください。
今回のICは足の数が違うので取り付け間違えることは無いんですけど。

部品を付け間違えることは無くても方向を間違える事はたまにあるので注意です。

ICにはヘコミがあって、そのヘコミが基板に書かれているICのヘコミに重なるようにして取り付けます。
横から見たかんじ。凹み同士をドッキング!








方向のある部品を取り付けるときは今でもドキドキしてしまいます…。

ICの次はトランジスタ。
トランジスタは足を広げて取り付ける必要があって、何も考えずに取り付けているとガタガタになってしまうので注意です。
電工女子、仕上がりにもこだわりますよ!
ナナメはあかん!難しいデス…
上からは…かなりイイ感じイイ感じ!!








ハンダ付けする前に横から上から眺めてなるべく揃うように取り付けて行きます。
これが、なかなか、むずかしい・・・
でも、がんばりますよう!

なんとか8個も並んだトランジスタを取り付け終わったところで問題が!

次に半固定抵抗を付けようとしたのですが、どうやら説明書と部品が変わってしまったよう説明書の図と実際の部品の形が違うんです。

ナナメ部分を合わせて見ると、足の配置がオカシイ。
半固定抵抗の方向を示す角なんですが、斜めになった部分、よく見てみてください。絵と部品で逆になってます…ナンテコッタイ。
 
キットに使われる部品は、キットを製造する時期によって微妙に部品が変わったりすることがあるんだそうです。
今回の場合も、部品を知ってる人なら足を見ただけですぐに分かるんだそうですが、まだまだ初心者の私は説明書と違う!ってだけでアタフタしてしまいました。

これが正解!
と言う訳で。
もし自分が買ったキットが、今回私が作ったキットと同じ半固定抵抗だったら、左の写真の様に取り付けてくださいね。


これでほとんどの部品を付け終えました!
さて、いよいよメインディッシュ!LEDの取り付けです!!

説明書ではLEDの足を直角にまげて基板に取り付けるように書かれています。
凄く難しいことをやれと言っているのかと、しばし呆然としました!
別に足を曲げずにそのままLEDを取り付けても問題は無いのですが、せっかく説明書に書かれているのですからその通りにやってみましょう
電工女子、チャレンジしますよ!

と言う訳でLEDの足を曲げます

押さえて、ぐにーっと曲げる。
足を曲げるときは、物差しなどで両方の足を押さえてあげると、きれいに曲がります。

なんて綺麗なお辞儀なのでしょう!
そしてこのLEDも曲がったりずれたりしないよう慎重に取り付けて行きます。
このLEDがガタガタになると、点灯させたときにションボリな出来上がりになってしまいますから、気合を入れて作業です!

やっふーい!完成ー!!
最後は電池スナップをハンダ付けして、完成です!
やっふーい!


気合入れてLEDを取り付けては見ましたが・・・
こうして見たら、揃ってないんですよねぇ‥難しい…うぅむ、後ろの方が下がっていますねぇ








キレイにそろえるのはむずかしいです。
まだまだ修行が足りませんね…うぅむ、頑張ります!

完成したら★9Vの角型電池を取り付けて点灯させます。

ぺかー!
わーー!!!光りました

工作時間は約2時間
ついに私は124箇所のハンダ付けをやり遂げたのです!
見た目はちょっと曲がったりずれたりしてしまいましたが、自分自身の成長を実感した工作でした。



では。せっかくなので、実際に光っている所を動画で見ていただきましょう!


説明書の絵と違っていて、製作時にアタフタしてしまったアノ半固定抵抗を回すと、LEDが点灯していく速さが変わります。
一番速くすると点滅しているようにしか見えないのが面白いですね!


是非、チャレンジしてみてください!


(記事:オカポン)

更新予定:毎週木曜日(次回は4月7日です!)




★記事内で紹介した商品は、こちらから購入できます!★

商品
型番
個数
一括注文
リンク先
LED順送りキットGTB LED-4015GTB 1個 こちらから→
LED順送りキットGTR LED-4015GTR 1個
LED順送りキットGTW LED-4015GTW 1個
精密ピンセット/逆作用ピンセット 先細 TS-16 1個
直尺 シルバー15cm 13005 1個
006P角形マンガン電池 6F22UD/1S 1個
※個数を記入していますが、リンク先ページ内で変更可能です。


★キット製作時に使用した道具は、こちらから購入できます!★

商品
型番
個数
一括注文
リンク先
DASH低価格セラミックヒーターハンダこて15W
はんだ付け入門セット
FX650-84 1個 こちらから→
マイクロニッパー 11295 1個
精密ピンセット/逆作用ピンセット 先細 TS-16 1個
電子工作用ハンダ SD-63 1個
ワイヤーストリッピングゲージ BBM-WSG 1個
セラミックヒータータイプ用こて台 FH300-81 1個
※個数を記入していますが、リンク先ページ内で変更可能です。

記事担当:
ハンダ付け必須-非マイコン系


さてさて、とっても久しぶりな気がしますが…第5弾となります今回のWonderkit製作は、こちら!

名前カワイイ
このキットも以前製作した★「1.5V白色LED点灯キット」と同じく、乾電池1本でLEDを光らせるキットなのですが、この「パッパちゃん2」は光らせ続けるのではなく、点いたり消えたりと点滅させる事ができるキットなのです!

それにしてもこの「パッパちゃん2」。
2」と言うくらいですから「1」があったんでしょうね…。
かなり気になりますけど!とっても気になりますけど!今回はぐっと我慢して、置いておこうと思います。

では、部品を見てみましょう!
今回もお手軽キットです!
部品点数は基板を含めて11点
つまり、10個の部品を付けるだけで完成してしまうお手軽工作キットなのです。
これは初心者の私でも、肩の力を抜いて作ることができるキットですね!

基板もとても小さくて、ほんとカワイイです。
渋くて格好いいと思います!小さくてパターンもみっちり。
説明書を読むと、「色んなところに組み込む事ができる」と書いてあります。
基板の表面が黒いのは、組み込んだとき基板の存在が隠れるようにという配慮なんでしょうかねぇ?
個人的には黒い基板はカッコイイと思います!

では、作っていきましょう。
カワイイのは基板だけはありません。
抵抗もちっさくてカワイイのです!
ちっさ!
これは『小型抵抗』といわれる部品で、普通サイズの部品と同じ性能大きさが半分程度という優れ物なのです!
 
しかし小さいだけに困ったこともありまして。
足が上手くささらないのが、モヤモヤします
普通に小型抵抗のリード(足)を手で曲げると、曲げる半径が大きくなってキレイに基板にささらないのです。
 
そこで便利なのが金属定規(★「直尺 シルバー15cm(13005)」)!
これでリードの根本を押さえて曲げると…
ぐいっとな
キレイに根本で曲げる事ができるんです!
 
ちょっと一手間加えるだけで、すんなりキレイに小型抵抗を基板に取り付けることができるんですね!
やっふーい!ピッタリはまりました!

一手間加えると上手くいくあたり、料理に通じるものがありますねぇ。
電工女子、料理も修業中です!

そんな感じで部品を取り付けていって、およそ20分

上手に出来ました~♪
完成です!やっふーい!
とってもカンタン。時間もそれほどかからず組み立てる事ができました!

では早速光らせてみましょう!

・・・

ホントはここで光っている所の写真を出したかったんですけど、「パッパちゃん2」は標準で点灯時間は0.04秒と、とっっっても短い時間しか光らないんです。
カメラの連写機能を使って撮影してみたんですけど、残念ながら光っている所は撮影できませんでした・・・
電工女子、カメラの腕も磨かなければ…!と、ヒソカに心の中で誓うのでした。

とは言えこのままでは終われません
ぜひ皆さんに成果を見てもらわなくては!
と言う訳で、光っている様子を動画で撮影してみましたのでご覧ください。


チカッ!チカッ!と点滅しているのが分かっていただけましたでしょうか?
こんな感じで点滅を繰り返すので、単三型アルカリ乾電池1本およそ2~3ヶ月光らせる事ができるのです。
まさにLチカ!(LEDがチカチカ!)
LEDが点滅すると、なんだかイルミネーションとか小物に組み込んだりだとか応用にも想像が膨らみますね!


是非、みなさんもハンダ付けの練習もかねて作ってみてくださいね!


(記事:オカポン)

更新予定:毎週木曜日(次回は3月31日です!)



★記事内で紹介した商品は、こちらから購入できます!★

商品
型番
個数
一括注文
リンク先
パッパちゃん2キット PA-88 1個 こちらから→
1.5V白色LED点灯キット AGE-2W 1個
直尺 シルバー15cm 13005 1個
単3形アルカリ電池4本パック LR6R/4S 1個
※個数を記入していますが、リンク先ページ内で変更可能です。


★キット製作時に使用した道具は、こちらから購入できます!★

商品
型番
個数
一括注文
リンク先
DASH低価格セラミックヒーターハンダこて15W
はんだ付け入門セット
FX650-84 1個 こちらから→
マイクロニッパー 11295 1個
精密ピンセット/逆作用ピンセット 先細 TS-16 1個
電子工作用ハンダ SD-63 1個
ワイヤーストリッピングゲージ BBM-WSG 1個
セラミックヒータータイプ用こて台 FH300-81 1個
※個数を記入していますが、リンク先ページ内で変更可能です。

記事担当:
ハンダ付け不要-非マイコン系


昨日、アナログノギスの第3の測り方についてお話しました。(電工女子、ノギスについて得意気に話す。Part2)

なーるーほーどー!
記事がアップされてすぐに複数の方からご指摘を頂きました。

「実は第4の測り方もあるんだよ!」

え…あの…ナ、ナンテコッタイ…
数々のドヤ顔が赤面に変わりました。
穴があったら入りたい気分ですけど、電工女子、めげません!
初心者である事をいい事に、ちょっとくらいの失敗や変な記事は大目に見てください…!

と言う訳で!
穴に入ってみても何も解決しません
むしろ穴を埋めてこそ共立社員なのです!
本当は毎週木曜日更新なのですが、本日は臨時増刊号という事で、ノギスの第4の測り方の記事をアップしちゃいます!

ではその第4の測り方を調べるべく、商品パッケージを確認してみました。

か、書いてましたネ!
これですね!『段差測定』。
段差測定』とか『段奥行き』とかって単語がご指摘にあったんですけど、何のことやらさっぱり分かっていませんでした。(ゴメンナサイ…)

では、解説を見てみましょう!と商品パッケージの裏を見てみたんです、が。
書いてナーイ!
何にも書いて無い!!
 
つまり、パッケージの表に小さく書いてある絵で見て理解しなさいってことなんですね・・・・
アナログノギス…おそろしい子ッ!!

こうしてパッケージの絵を眺めて考える事、3分。
…判りません。
ここはサクッと、先輩社員サンに聞く事にしました。
で、あっさり解決。
わかってみれば簡単な話でした。

(ちなみに。この話を先輩にしたところ、素で固まってたんで先輩もすっかり忘れてたか、知らなかったんだと思います。)

では電工女子、気を取り直して『段差測定』の解説します!

やり方はとっても簡単!

ノギスの頭を段差の奥に押し当てて、小さいクチバシの動く方の根本を段差の端に合わせるだけ。
あー、なーるほど。
あとはノギスの数字を読めば、段差の出っ張り(奥行き)が測れてしまうのです!

その秘密はノギスの頭にあります。
どこをとってもスキがない!
ノギス本体の頭と小さいクチバシの動く部分の根本は、くちばしを閉じたときピッタリと重なるんです。
つまり頭のてっぺんは段差測定のゼロポイントになるという事なんですね!
 
だからノギスの頭のてっぺん小さいクチバシの動く部分の根本で幅が測れるという訳なんです!
あー、なるほど…!
でもこれって、デプスバーを使った測定と同じ事ですよね?

おしりでも一緒。
でもデプスバーを使った測定よりも見やすくて分かりやすいので、段差とか奥行きを測るんだったら『段差測定』の方が、やりやすそうですね!

いやぁ、色々ありましたけど、これでパッケージに書かれている4種類の測り方をマスターする事が出来ました。
これでアナタもノギスマスター!

これで私もノギスマスター!って豪語したいところですけど、調子に乗って痛い目見たばっかりなので、自粛します…


これからも至らない点は色々あるとは思いますが、

よろしくご指導のほどお願い致します!


(記事:オカポン)

更新予定:毎週木曜日(次回は3月24日です!)


★記事内で紹介した商品は、こちらから購入できます!★

商品
型番
個数
一括注文
リンク先
カーボンファイバー製デジタルノギス150mm #199791個こちらから→
プラノギス ポッケ#195151個
高級ミニノギス#198941個
※個数を記入していますが、リンク先ページ内で変更可能です。

このページのトップヘ