エレショップblog

半導体・センサー・マイコン・電子工作キットほか、各種電子部品の専門店「共立エレショップ」から主に電子工作の関連情報をお届けします。 http://eleshop.jp/

カテゴリ: ハンダ付け必須/マイコン系

記事担当:
ハンダ付け必要-マイコン系


本日は!
先週作成し始めました、WonderKitの★「音が鳴る貯金箱Liteキット / PG-BK05」の続きです!

→前回はこちら


前回は基板の作成までしました。
今回はその続き、動作チェックと紙箱への組み立てを行います。


まずは動作チェックから。
基板のスイッチがオフになっていることを確認して、電池を入れます
PG-BK05-2-11


次にジャンパーにソケットを装着します。
このジャンパーソケットの位置で鳴らすサウンドが決まるので超重要な選択です。
今回は1番(キャッシュレジスター(チーーーーンっ))を選びました。
PG-BK05-2-9
ちなみにこのジャンパーソケットを付けなかったり、間違った付け方をした場合サウンドは再生されません
動作確認の時に音がならない時は、ジャンパーソケットの位置も確認してみてくださいね。

で、スイッチをオンにすると、赤いLEDが光って、キャッシュレジスター(チーーーーンっ)と起動音が1回なります。
※セラミックコンデンサ 0.1μF(別売)を基板(C1とC2の間)に取り付けると、起動音が鳴らないようにすることが出来ますよ!
PG-BK05-2-10


次は、きちんとコインに反応するかのチェックです。
コインを投入口に通して、正しく反応するか確認します。
コインをセンサーの位置まで下げると・・・
PG-BK05-2-12
光りましたーーーー!!
センサーが反応した目印のLEDが無事点灯してくれました。

ここで注意ポイント
コインは導電性があるので、コインで基板のハンダ付け箇所に触れないようにしてください。
回路が短絡して、せっかく作った基板を壊しちゃう原因になりますよ…!


さて、ここまで出来たら他の効果音もちゃんと音が鳴るか、確認します。
ジャンパーソケットの位置を変えて、コインを通して・・・
PG-BK05-2-13

PG-BK05-2-14

うん、大成功です!!!
ちゃんと3つの効果音がなりました!

これで基板の動作確認は終了です。
なんにも問題なくてよかった!


という事で、次は紙箱を組み立てます。
PG-BK05-2-2


まずは、箱を四角く広げて…
PG-BK05-2-3


底の部分を組み立てます。
写真のように、一番大きいところを山折り(内側に折る)、
PG-BK05-2-4

次にその隣の左右を山折り、
PG-BK05-2-5

最後に下にところを山折りして、ググっと押し込んで挿し込みます。
PG-BK05-2-6


これで底部は完成です!
PG-BK05-2-7


フタ部分もあらかじめ曲げる所に折り目がついているので、すべて山折りにしていくだけでOK。
PG-BK05-2-8
これで紙箱の組み立ては完了です。
とても簡単でした。


次に、基板と紙箱を合体させます。
基板に入れていた電池は、一旦取り外しておきます。

まずは、基板の向きと紙箱の向きを合わせます。
PG-BK05-2-20

コインを入れる口の位置をあわせましょう。

位置を確認したら、基板にネジを差し込み、裏側にスペーサーを通します。
PG-BK05-2-21


そのまま紙箱の穴にネジを通して、裏面でナット止め。
PG-BK05-2-22

PG-BK05-2-23
↑こんな感じ。

ということで、残りの3箇所もスペーサーを基板と箱の間に通して、ナットで止めていきます。
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フタの裏面はこんな感じ。
PG-BK05-2-25



これで完成でございます!!!
ただ、白箱なのはさみしいので、千代紙やらキラキラシールやらで飾り付けていきます。

切って貼って・・・
PG-BK05-2-15

PG-BK05-2-16



完成です!!!
PG-BK05-2-26

PG-BK05-2-27

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ふぉっふぉっふぉっ!心ゆくまでデコりましたよ!!

中はね、こんな感じ。
PG-BK05-2-29


さて、ではどんな音なのか、動画を撮りましたので聞いてみてください!!
※コインのチャリチャリした音が入ってます。スミマセン。




という事で、音のなる貯金箱が完成いたしました!!!






ええ、完成したんですが、このキラキラの箱の上に基板が乗ってるのが・・・・やっぱり、イヤだなぁ。
可愛くない・・・・

ということで、改造しようと思います!
そう、基板をフタの裏に設置して見えなくしてしまおうと!

ただ、この改造には注意点が有ると開発担当の人から言われたので、書いておきますね。
(1)電池の取り外しをする場合は、一旦基板を外さないとダメ。
(2)効果音の差し替えをするときも、一旦基板を外さないとダメ。
(3)コインを入れる際、基板のスリットにきちんと入れないと最悪基板が壊れる。
※1
※1.先ほども書きましたが、コインが導通性を持っているので、基板上のハンダ付けしたところにコインが当たるとせっかく作ったのに基板が壊れちゃいます。
 紙箱のコイン投入口と基板のスリットが離れている上に、紙箱のコイン投入口のほうが穴が大きいので、適当にコインを入れるとフタと基板の間にコインが入ってしまって基板をショートさせてしまう可能性が・・・


そんな注意事項はちゃらヘッチャラだぜ!!むしろオラ、ワクワクしてきたぞ!!
ということで、追加部品を用意します
・15mmのスペーサー★「絶縁POM(ポム)スペーサー 六角 M3×15mm [RoHS] / SJA-315」を4つ
PG-BK05-2-1


★「ナベネジ(+) M3x6 鉄 ユニクロメッキ★受注単位有★ / M3-6」を4つ
※今回オカポンが使ったネジですが、実は↑のネジでは無いです。
 作業場所のネジ箱の中に転がっていた、頭が平べったいタイプのネジを使いました
 基板を止めるだけなので頭の形はそんなにこだわらなくてもいいと思います。

ということで、キットに入っていたネジを使って、基板に15mmのスペーサーを立てます。
PG-BK05-2-17
基板の上にフタが来るので、スペーサーも基板の上側に取付けます。
さっきと逆ですね。

スペーサーを立てたら紙箱に取り付けて、追加ネジでフタの表面から取り付けます。
PG-BK05-2-30


フタを閉じるとこんな感じ。
PG-BK05-2-31
きれいに更地になりました。

紙箱のコイン投入口から基板のスリットまで15mmあるので、ちょっと遠いですね。
PG-BK05-2-18

コイン入れるとこんな感じ。
PG-BK05-2-19
これは雑に入れるとコインがスリットに通らないわ・・・


・・・というわけで、そこからフタ部分もシール貼ったり、デコったりとキラキラさせました!!
じゃん!!!
PG-BK05-2-32

PG-BK05-2-33

PG-BK05-2-34


オカポンの好きなものをこれでもかと詰め込んだ、見ててテンション上がる貯金箱になりましたよ!!
コイン入れると、ちゃんと歓声と拍手(ワーーーー!パチパチパチ・・・)で盛り上げてくれるし、いう事無しでございます!


皆さんも、ぜひ作ってみてくださいね♪

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は3月21日です!) 

記事担当:
ハンダ付け必要-マイコン系


本日は!
先日発売されたWonderKitの★「音が鳴る貯金箱Liteキット / PG-BK05」を作ってみます!

実は以前(2019年08月22日!)、同じくWonderKitから発売された★「音が鳴る貯金箱 【キット】 / TA-04」を作って、このブログで紹介したことがありました。

【組立て編】
【箱への組み立て】
【応用編(好きな曲を入れよう!)】
電工女子、WonderKitを作ります!(第26弾:音が鳴る貯金箱です)★4


今回発売されたキットと名前が似てる…?
そう、ほとんど同じ名前なのですが、今回作るキットには「Lite」とついているのです!
どういうこと?

「Lite」の理由 その1
結論から言うと、最初から入っている効果音が「Lite」なのです。
今回のキットには↓の3つの効果音が入っています。
 ・キャッシュレジスター(チーーーーンっ)
 ・歓声と拍手(ワーーーー!パチパチパチ・・・)
 ・レベルアップ(テッテレー♪)
★TA-04は、6曲入っていて、自分で好きな曲が入れれましたが
★PG-BK05(Lite)は、3曲入りで、追加も変更も出来ません。
凝ったことができない分「お手軽」、の「Lite」なのです。
でも、この効果音がオカポン的にとってもお気に入りです。
「歓声と拍手」(ワーーーー!パチパチパチ・・・)なんて、貯金することを褒めてもらってるみたいで、嬉しくてもっと貯金したくなりますよ!

「Lite」の理由 その2
お値段がお手ごろ!
2024年3月7日現在…
★TA-04は、¥3,960(税込)
★PG-BK05(Lite)は、¥1,980(税込)
となっております!!

使ってるセンサーなどは同じなので、効果音以外の性能は同じだそうですよ!!
それに何と言っても、今回の★PG-BK05(Lite)には、真っ白な段ボール紙のしっかりした箱がついているのですよ!!!箱を用意する必要が無いので、これはとっても嬉しいポイントだと思います!!
貯金箱なのに箱がないって、それじゃあただの「貯金」ですからね!


という事で、この★「音が鳴る貯金箱Liteキット / PG-BK05」を作っていきます!

まずはパッケージ
PG-BK05-1-1

今までと違うパッケージです!
紙箱が折りたたんで入っているので、A4サイズになったようです。
そして、実はこのパッケージ、オカポンが作りました~(´▽`*)♪
17部品に53カ所ハンダ付け、と聞くと多そう…?と思いますが、全体的にそこまで難しくなかったです。
・・・表面実装の部品が1つのあるので、そこは手間取りましたが…。


ということで、中身です。
PG-BK05-1-2


こちらが基板
PG-BK05-1-3
PG-BK05-1-4
基板に何かくっついてる???


ぺろりとめくると、中から表面実装の部品が出てきました
PG-BK05-1-5
部品が小さいので、どっかいかないように留めてくれているんでしょうね。


では部品を取り付けていきましょう。
まずは、抵抗です。
PG-BK05-1-6


それぞれ指定された場所に挿し込みます。
PG-BK05-1-7


次が、難関な音楽再生ICの表面実装部品です。
基板の白い〇と部品に印刷されている〇に位置を合わせます。
PG-BK05-1-8


久しぶりの表面実装部品なので、なかなかうまくハンダ付けできなくて難儀しました。
以前、大量のチップ部品をハンダ付けした際(★「電工女子★チップ部品使用 音感知LED10点タワーを作ります!★」)に試した方法でやってみましたが、手元にピンセットが無かったので、結構難しかったです。
PG-BK05-1-9
この部品のまわりに小さな穴が開いているのですが、ハンダが飛んでしまって塞いでしまう事態に!
でもここは埋まっていても問題無いんだそうです。よかった!


積層セラミックコンデンサ(取り付け方向無し)
PG-BK05-1-10


電解コンデンサ取り付け方向有り
PG-BK05-1-11
足が長い方が+です。

LED取り付け方向有り
PG-BK05-1-12
足が長い方が+です。

タイマーIC取り付け方向有り
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スライドスイッチヘッダーピンを取り付けたらこんな感じです!
PG-BK05-1-14


電池ケース取り付け方向有り
PG-BK05-1-15
基板に描かれている+と-、ケースに書かれている+と-をあわせて取り付けしてくださいね。
ハンダ付け後の電池ケースの足が結構太いので、ニッパーでカットする時、要注意です!


反射型フォトセンサー取り付け方向有り
PG-BK05-1-16
取り付ける前に、部品の足を折り曲げてあげないといけません。

部品の上面の片方に部品の型番が刻印されています。
その刻印されている側を上にして(表面)、逆方向(裏面)に足を曲げます。
PG-BK05-1-17

裏面側の足は根本から直角に曲げます。
PG-BK05-1-18


表面側の足は、根本から2.5mmの場所で裏側に折り曲げます。
PG-BK05-1-19


基板の裏面から(←ここ重要!)部品を挿し込みます。
PG-BK05-1-20


この時、上から見て基板に描かれている白い線から部品が飛び出て居ないか確認します。
PG-BK05-1-21
問題無かったら、ハンダ付けしてくださいね!
飛び出てた場合は・・・・・頑張ってなんとかしましょう!


次は、スピーカー
使うパーツはこちら。
PG-BK05-1-22


基板の表面からスピーカーを通します。
PG-BK05-1-23


スピーカーの両端をネジとナットで固定します。
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裏面から表へケーブルを通して、ハンダ付けします。
PG-BK05-1-25


横から見るとこんな感じ。
PG-BK05-1-26


という事で、基板の作成はここまでですー!!


写真撮りながら&ちょっともたついた(表面実装部品とか)所もありましたが、1時間かかりませんでした

さて、次回は動作確認や箱の組み立てなどに取り掛かりたいと思います!



皆さんも、ぜひ作ってみてくださいね♪

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は3月14日です!) 

記事担当:
ハンダ付け必要-マイコン系


ここ最近気温が上がったり下がったり忙しいですね。
みなさんも体調には気をつけてくださいね。

と言う訳で、今回は以前作るだけ作ってそのままだった
ワンダーキット(WonderKit)の新商品★「温度センサー3キット / ON-DO3」が、きちんと動くのか、試してみようと思います!


前回の記事はこちら。
★「電工女子、WonderKitで工作します!(第36弾:温度センサー3キットです)★」
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前回はハンダ付けを完成させて満足したところで終わりました。
で、今回は電源を繋いで、ちゃんと動くかどうか確認したいと思います!

という事で、用意したACアダプタはこちら!
ON-DO3-2-2
★「ACアダプタ DC6V(5.9V) 2A / WA-06200X-1」
説明書には『電源電圧 標準 DC6.0V(DC5.0~9.0V可)』と書かれてたので、素直にDC6VのACアダプタを用意しました。
でも『(DC5.0~9.0V可)』ってことは、USBを電源にしたり、006Pの角型乾電池でも使えるってことですね。色んな場面で使えそう。

で、このキットには電源用のスイッチはついていないので、ACアダプタを繋げるとその直後から動作を開始します。
ということで・・・
ON-DO3-2-3

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ACアダプタのDCプラグを繋げると、赤いLEDが点灯して、温度が表示されるところ(4桁7セグメントLED)が全点灯し、現在のセンサーで検知した温度が表示されます。
ということで、今22℃です。小数点以下の数字は残念ながら表示されないみたいです。

同じフロアの温度計が「22.8℃」なので、成功ですね!!
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さて、ではリレーの動作温度を設定して、ちゃんとリレーが起動するかどうかを試してみたいと思います!
ON-DO3-2-6

今回設定する温度は「30℃」。
キットの右側「UP」を押して、「30E」になるように設定します。
ON-DO3-2-8
2つ並んだスライドスイッチの内、↑の写真で見て左側のスイッチを上に入れます。
基板にシルク印刷で「TMP」と書かれている方向です。
これで温度設定ができるモードになります。
あとはスライドスイッチの横にあるタクトスイッチで設定温度を上げたり下げたりして設定します。
4桁7セグメントLEDの一番右側に「E」と出ているとき「設定モードですよ」の表示になります。
設定後、ボタンを押さなければそのまま現在のセンサーで感知した温度に切り替わります
表示が室温の「22℃」に戻りました。
ON-DO3-2-7
それと、↑の写真で右側のスライドスイッチを使って、設定温度以上でリレーが動くか、以下で動くかを決めます。
今回は30℃『以上』でリレーを動かすので、スライドスイッチは7セグ側に入れます。
(『以下』で動かす場合はその反対にスライドスイッチを入れる。)

ということでこれでホントに設定完了。
早速センサー部分をぎゅっと握って検知する温度を上げてみます。
30℃超えれるか…?!
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30℃になりました!!!
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30℃になった時点で、左側のリレーが「カチッ」と鳴りました
そして、基板上の左側にある黄色いLEDが光ったのが分かりますか?

このまま握って31℃になっても、黄色いLEDは点灯したままです。
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ということで、リレーの動作も含めて動作確認完了です!!
やったね!!!


・・・・・と、これだけだと面白く無いなぁ…と思って、説明書を見ると「表示温度範囲:-40~110℃」の文字が!!!
ほ、ほんとう…??

・・・ということで、冷凍庫にセンサーを挟んでみました!
ON-DO3-2-12
冷凍庫に入れてちょっと放置すると、0℃の表示に。

そのまま数分放置してると・・・
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-12℃まで下がりました!!

ただし、センサーが入ってる位置が冷凍庫の奥の方じゃないので、正しい庫内の温度ではない可能性大です。
でも、-(マイナス)まで表示されるっていうのが、当たり前かもしれないですけど面白いですね!


・・・・では、上はどうかな・・・??
という事で事務所においてある95℃設定の電気ポット
最新電気ポットでは無いのでこのままの温度のお湯が出るとは思っていませんが、用意した紙コップにお湯を注ぎ、センサーを入れてみます!!!
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わくわく


・・・・・?
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MAX66℃です。
待ってても、ゆっくり下がって63℃・・・・。。。
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なんで????
ということで、開発者さんに聞いたんですが、そもそも電気ポットは内部の温度が下がらないような構造で、その中にセンサーが入っていての「95℃」。
で、今の室温が「22℃」。
約70℃の差がある状況で、断熱性のないただの紙コップにお湯を入れると、電気ポットから出た時点で温度はどんどん下がっていくよね。
って話をしてもらいました。


・・・・小学生並みの質問した気がする…。と、赤面のオカポンでございました。


今回は動作確認だけだったので大したことはしませんでしたが、
例えば冷凍庫に設置して庫内の温度が上がったら警告を出すとか、
例えばビニルハウス内の温度が一定以上になったら送風機等を動かして温度を下げるとか、
そういった実用的な使い方もできます

あと、今回は取り上げませんでしたが、リレーが働く温度に幅をもたせることができる「ヒステリシス設定」というのもあって、少し融通の聞く働かせ方もできるんだそうです。

オカポンにはよくわかりませんが、じつはべんりなきっとなのです!


皆さんもぜひ活用してみてくださいね♪

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は11月16日です!) 

記事担当:
ハンダ付け必要-マイコン系


なんだかメチャクチャ久しぶりにキットを作りましたオカポンです、こんにちは。
本日は、ワンダーキット(WonderKit)の新商品★「温度センサー3キット / ON-DO3」を作ろうと思います!!
ondo3a


おやおや?温度センサーキット?前にも作った事があるのでは??と思われたアナタ!さすがです!!
電工女子、WonderKitを作ります!(第25弾:温度センサ2キットです)★
電工女子、WonderKitを作ります!(第25弾:温度センサ2キットです)★2
電工女子、WonderKitを作ります!(第25弾:温度センサ2キットです)★3
電工女子、WonderKitを作ります!(第25弾:温度センサ2キットです)★4

電工女子、回転灯コントローラーと温度センサ2キットを合体させます!★

↑にあるように、2019年の5月から「温度センサ2キット /ON-DO2」を作り、その記事をアップしていたのですが、実は「温度センサ2キット /ON-DO2」が販売終了になっていまして。
最近出た★「温度センサー3キット / ON-DO3」が、後継品なんです!
せっかくなので作ってみようでは無いか!という事です。


キット作成はそこまで難しくないです。
写真撮りながら、この部品どこだ~~~???って探して、約1時間半でした。
ちなみに、今回大きなヤラカシをしてしまっているので、その辺の原因探しと再挑戦も含んでいます。


さて、恒例のパッケージ確認
ON-DO3-1-1


中のパーツはこんな感じ。
ON-DO3-1-2
部品点数はそこまで多く見えないんですが、小型抵抗が14本あるので、挿す場所注意です。

基板はこちら。
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・・・思ったよりも、みっちり。


さて!ではキットを作っていきましょう
まずはこちら。
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じゃん!
小型抵抗~~~~。
・・・ぱっと見、全部一緒に見えるでしょう?
実は、5種類あるんです。
最初に抵抗値毎に分けた方が作業しやすいと思います。

さて。
抵抗値ごとに仕訳けたら基板に取り付けてていきましょうかね。
最初の抵抗はどこに・・・・・・・
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どこ!!!!!?
ってなりました。
基板の印字箇所と穴位置がいつもより離れていたりするので、オオオおちおち落ち着ていてくださいね(汗)

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よくよく見てみると。
抵抗の5カ所固まっている所の上3つは「R1」「R2」「R3」その下の2つは「R4」「R5」。
ちょっと離れて2ヵ所あるのは「R6」「R7」ということに気が付きました。

ということで、取り付けたのがこちら
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次はダイオード
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取り付け方向有りです。
基板の帯と部品の黒帯が同じ方向になるようにしてください。
6本あるのですが、ちょっと向き違ったりするので気を付けてくださいね。

積層セラミックコンデンサは取り付け方向無しです。
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タクトスイッチ
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取り付け方向有るので注意です。


ICソケット
そう。ここでオカポンヤラカシました!!!!
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・・・なんかおかしくない??
そう!ハンダ付けした瞬間。・・・あれ?無い???って思いながらハンダを流して。
よくよく見たら、やっぱり一か所足が無い!!!!!なんで!!!!?ってなったんです。

表(IC挿し込む面)を見ても、別に浮き出てるわけでも無く、なんでーーーー!?となって、先輩のとこに泣きつきに行ったら。

・・・足、折れてるね。
ICソケットを挿し込むときに、力入れたんじゃない?
足が柔らかいから、力入れると簡単に折れちゃうんだよね。


ですって!!!!

・・・という事で、★「ハンディ・ハンダ吸取器 FR-301 / 平型プラグ仕様 [RoHS] / FR301-81」でずそそそそそとハンダを吸い取ってもらいました。

そして救出されたICソケットがこちら
ON-DO3-1-13
ばっちり折れとるーーーーー・・・・

ということで、足が取れてしまわないようにゆっくり元に戻しました
ON-DO3-1-14
足が取れてしまったら、この部品もう使えないからね…。
もし折れてしまったら、★板バネICソケット 20pin / ICC05-020-360Tを購入してご使用くださいませ。

と言う訳で。
気を取り直して、ICソケットを基板に挿し込むとき、足が折れてないかしっかり確認
ON-DO3-1-15

ON-DO3-1-16
そしてハンダ付け!今回は大丈夫でした。
足の多いICソケットを挿し込むときは気を付けてくださいね。


次はLED
取り付け方向有りです。
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基板に「A」と書いている方に長い方の足を入れてくださいね。


7セグメントLED
取り付け方向有りです。
向きを間違えると、点灯しないのでよく確認して取り付けてくださいね。
ON-DO3-1-18



端子台
ON-DO3-1-19
基板に描かれている2本線があるほうに、配線を取り付ける口が来るように取り付けます。

ということで、こんな感じ。
ON-DO3-1-20
写真で見てわかるように、向きがバラバラなので、取り付け方向に注意です。


DCジャック
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基板の外に向かうように取り付けます。


三端子レギュレータ
取り付け方向有りです。
ON-DO3-1-22

トランジスタ
取り付け方向有りです。
ON-DO3-1-23

基板に向きが書いてあるので、それを見ながら取り付けてくださいね。
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電解コンデンサ
取り付け方向有りです。
ON-DO3-1-25
長い方の足を、基板に描かれている「+」の方に挿してくださいね。

リレー
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穴位置にあうように取り付けてください。

リレーの存在感がすごい。
ON-DO3-1-27


ICの取り付け
取り付け方向有りです。
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ICソケットにICを取り付けますが、足の数が多いので、補助器具(★「ピンそろった[RoHS] / ICS-01」)を使った方が取り付けしやすくなります。
オカポン、横着して机に押し付けたりして揃えようと思ったんですが、結構難しかったです。

ということで、こんな感じ。
ON-DO3-1-29



最後が温度センサ(サーミスタ)の取り付けです!
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取付方法は、端子台にネジで取り付けるか、ハンダ付けするかの2種類あります。
今回、オカポンは端子台取り付けにしました。

端子台前の穴に差し込んで…
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端子台に取り付けます。
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という事で、完成ですーーー!!!
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ON-DO3-1-34
ON-DO3-1-35

前の「温度センサ2キット / ON-DO2」と比べてもずいぶん見た目が変わってシンプルになりました。
機能的にはどう変わっているのか気になりますね。

と言う訳で、次回はちゃんと動くかどうかのチェックです!

皆さんもぜひ作ってみてくださいね♪

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は10月26日です!) 

記事担当:共立プロダクツ
ハンダ付け必須-マイコン系


★「抵抗膜式タッチパネル 変換基板キット / KP-TPCONV」を使ってみましたよ企画の第2回です。
(第1回は★こちら!)

今回はアプリケーションをご紹介したいと思います。
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まずは、タッチパネルを保持するベースプレートの試作を行っていきます。
前回ご覧いただいた通り、タッチパネル本体は繊細なガラス製の1枚板で、
ネジ穴などもついていないうえ、繊細な端子を破損しないように取り扱う必要があります。
タッチパネル本体
実際にはこのパネルを指やペン先などでタッチして使うわけですので、
何らかのボード上に固定させる方法を考えてみたいと思います。

そこで考案したのがこちら!
試作したベースプレート
タッチパネルそのものにネジが打てない以上、なんらかの枠型のものにはめこんで動かなくしようという作戦です。
ぴったりサイズの[ ]字型のガイドを用意してみました。

底板の上にタッチパネルとガイドを並べるとこんな感じ。
このタッチパネルは厚さ約1mmなので、ガイドも同じ1mmのアクリル板で作りました。
ほぼ段差なくフラットな構造となりました。
ガイドの板を乗せた様子

更にその上から挟むための押さえ板を置き、ガイドや底板にネジとナットで止めます。
左右それぞれ2か所を固定すると、もうほとんど動きません。固定成功です!
最後に押さえ板を取り付け

裏面はこんな感じです。
ベースプレートの裏面

今回は「中継基板」を裏側に配置してみました。
こうするとタッチパネルの端子を裏面に引き出すための穴が増えて面倒ではあるのですが、
端子のフラットケーブルや非常に機械的に弱いため、どうにか保護したいと思ってこのようにしてみました。

フラットケーブルの周囲を斜めから見てみます。
フラットケーブル部(表)
このフラットケーブルは赤い線のところで図の方向(上側)に折り曲げてしまうと、接触不良や断線の原因となってしまうのです。
ひとたび接触不良になると修理ができない箇所なので、端子を上側に曲げる力をかけず、常に下向きになるようにするため
あえて中継基板を裏面にしてみました。
フラットケーブル部(裏)

ではこの先にマイコンボードを接続して遊んでみましょう。

こんな基板を作ってみました。
製作した制御用基板
今回も★「Seeed XIAO RP2040」に登場していただきました。
(このボード、本当に使いやすくてお気に入りです…。基本的な性能は本家ラズピコと全く同じなのですが、ユニバーサル基板との相性が良いだけでなく、★「拡張ボード」★「Groveシールド」などの純正別売オプションの完成度が高くて、ちょっとした試作開発のハードルを下げてくれると思います。特にMicroPythonでのプログラミングがおすすめです)

4本のアナログ対応ピンすべてをタッチパネルに、残った7本のピンを7セグメントLEDに接続しただけです。

タッチパネルの透明性を活かした使い方のひとつとして、コピー用紙でシートをプリンターで印刷し、タッチパネルの下に敷いてみました。
コピー用紙で作成したテンキーシート
ネジを締めて完成!

タッチ位置に応じて何番のボタンが押されたかを判定する方法は、比較的簡単です。
まずはタッチした座標をそのままシリアルターミナルなどで確認できるプログラムを用意し、
なるべく細くて狙いを定めやすいペンなどを使ってタッチしながら、ボタンの境界線がそれぞれ座標値でどのくらいになるかをメモします。
今回はこんな感じになりました。
確認した座標データの一例
例えば、押されたボタンが「9」であるための条件は、
 「X座標は235~415の範囲内」かつ「Y座標は495~675の範囲内」
であることがわかります。この方法を使って、入力されたタッチ座標をボタンの番号に変換するようなプログラム(関数)をつくればOKです。

ちょっとデモを作ってみました。
押したボタンの数字が7セグメントLEDに表示されるだけですが、正常にタッチの位置を識別できているようです。
ちなみにペンはもう動作しなくなったタブレットに付属していたものです。もちろん指でも反応します。
テンキー動作デモ動画

この方法、下に挟むシートのデザインと判定プログラムを変えるだけで
たいして手間をかけずに他の入力方法にも転用できると思います。
妄想のおもむくままに何枚か作ってみました。
シートのデザイン例

もちろん、丁度良いサイズの液晶ディスプレイを用意して取り付けできれば
本格的なゲーム機や銀行ATMのような操作端末みたいなものをつくることも夢ではないはずです。

使い方自由自在な入力装置、マイコン電子工作の可能性が広がるかもしれません。

みなさんも是非使ってみてくださいね!


(記事:ONE)
更新予定:毎週木曜日(次回は10月6日です!) 

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