記事担当:共立エレショップ
[ハンダ付け必須-非マイコン系]
皆さんもぜひ電子工作で快適な生活をお送りください♪
(記事:伊東)
更新予定:毎週木曜日(次回は6月24日です!)
[ハンダ付け必須-非マイコン系]
今回は実用工作でございます。
仕事を終えて帰宅しますと、外はすっかり日も落ちて暗くなっております。
夏の日の長い時期、外が明るい状態で会社を出るとなんだか悪いことをしている気がする社畜っぷりなのですが、それでも家に着く頃には暗くなっているものなのです。
家に着いてまずするのは門扉横のポストの確認でございます。
内側から扉を開いて中を確認するのですが、外が暗いため当然ポストの中も暗くなっている訳です。
これでは中に何が入っているか分からず、目を凝らしたり手で探る必要が有り、なんとも面倒に感じてしまう次第でございます。
と言う訳で本日は。
簡単な電子工作でポストの中を照らす装置を作ろうという記事でございます。
ポイントとしては扉を開けたときだけ明かりが点くようにする点。
常時点灯しっぱなしはエコではないですからね。
で、今回用意した部材は↓でございます。
わずか3点。
今回の工作の肝は★マグネットスイッチ リード線タイプ「15-RS07WO」でございます。
このマグネットスイッチはスイッチ部分とマグネット部分に分かれております。
今回使用する「15-RS07WO」はマグネットが離れた時、スイッチがONになるタイプ。
つまり扉が閉まっている時にスイッチとマグネットが接近するように設置すれば、扉を開けた時にスイッチがONになるという寸法でございます。
では早速工作を始めましょう。
まずは電池BOXにLEDを仕込みます。
今回使用するLED「NSPW500GS-K1」は定格3.1V。乾電池は1本1.5Vなので両端に乾電池を入れると3.0Vになり、このLEDを点灯させるのに丁度良い訳でございます。
実際には新品のアルカリ乾電池は出力電圧が1.5V以上有るのですが、乾電池の内部抵抗やらスイッチの抵抗やらを加味すれば抵抗とか入れなくても問題ないレベルになるそうです。
と言う訳で今回は抵抗もなしにLEDを乾電池に直結させます。
で、ここで問題が。
とにかく明るいLEDをと思い選んだ「NSPW500GS-K1」なのですが、普通のLEDよりも少し足が短くて電池BOXの両端に届きません。
なんだかシンパシーを感じてしまいますがそういう場合ではございません。
仕方がないので下駄を履かせる、と言いますか足を継ぎ足しいたします。
その後抵抗本体を切り落としてハンダ部分を収縮チューブで保護。
まぁ別のLEDを使用すれば足を継ぎ足さなくても良いので、LEDを選ぶときはそういったところも含めてよく考える必要がありますね。
勉強になりました。
これで電池BOXの両端に足が届くようになったので、早速電池BOXに取り付けてみましょう。
何かもっと良い方法を考えねば。
まぁ今回はなんとかハンダ付けすることができましたので良しといたします。
次に電池BOXとマグネットスイッチを接続いたします。
なのでプラスマイナスを気にせずに接続できます。
今回は線同士をハンダ付けして収縮チューブで保護いたしました。
収縮チューブは良いですね。ハンダ箇所を保護するだけでなく下手なハンダ付けを覆い隠してくれます。
とまぁ、コレで工作は完了でございます。
早速うまくできているか実験でございます。
乾電池を入れて、スイッチとマグネットを接近させます。
で、マグネットを離すと・・・
大成功でございます。
では持って帰って家のポストに設置してみましょう。
今回は電池交換がしやすいよう、電池BOXの固定は磁石で行うことにしました。
これをポストの天井にビタン!と。
かと言って電池BOXを外した時に磁石がポストに残ることもございませんでした。
次にポスト扉横にスイッチ部分を設置。
磁石は扉の内側に。
スイッチと磁石は密着させる必要はなく、少しくらいなら離れてても動作するのであまり神経質にならなくて良いです。
これも両面テープで固定しております。
コレで設置完了。
早速扉を締めてみると・・・
で、扉を開けると
隅々までしっかり確認できます。
コレで暗い中目を凝らしたり手探りで中を調べたりしなくてすみます。
簡単な電子工作でちょっと生活が便利になりました。
皆さんもぜひ電子工作で快適な生活をお送りください♪
(記事:伊東)
更新予定:毎週木曜日(次回は6月24日です!)