記事担当:共立エレショップ
[ハンダ付け必須-非マイコン系]
(記事:伊東)
更新予定:毎週木曜日(次回は5月6日です!)
[ハンダ付け必須-非マイコン系]
最近仕事でLEDの写真を撮ることが多くございました。
そんな時に重宝するのがワンダーキットの★LEDチェッカー3「LED-40」でございます。
このキットは定電流駆動なのでLEDの発光色や特性にかかわらず、一定の電流でLEDの点灯チェックができる便利グッズなのです。
引き出しや工具箱の奥底から発掘されたLEDも、挿してスイッチONすればだいたい光らせることができます。
なのでLEDを光らせた状態で写真を撮りたいときなんかには重宝するわけでございます。
しかし不満がないわけでもございません。
こちらのキットは基本5mA点灯で、タクタイルスイッチを押すことによって10mA、15mA、20mAと電流量を変更することができるのです。
LEDを点灯させて撮影する際、どうせなら最大の20mAを流して一番明るいであろう状態で写真を撮りたくなるのが人情というもの。
そういう場合には2個のタクタイルスイッチを同時に押してセットしなければならず、コレが結構手間なんですよね。
という訳で本日は。
このタクタイルスイッチを別のスイッチに替えて電流アップを手軽に持続させようと言う企画でございます。
今回用意したのはこのスイッチ。
やっぱりトグルスイッチっていいですよね。棒を倒してON-OFFとか。パチンパチンという操作感も心地よいですし。
基板用にしたのはこの端子の方が加工しやすいかな、といった程度の理由でございます。
では加工をしていきましょう。
まずトグルスイッチの足を広げます。
微妙に届かない。
足がもう少し長ければこれでハンダ付けして終了だったのに・・・
仕方がありません。
足が届かないなら下駄を履かせればいい。
ということで基板裏のハンダ部分にリード線を取付けました。
このリードにトグルスイッチを取り付ければ完了というわけです。
後は実際にLEDを繋いで動作を確認します。
スイッチがOFFの時。
そしてスイッチがONの時!
・・・・・・・
贔屓目に見ても明るさ変わってないですねぇ・・・
コレはおかしい。
試しにタクタイルスイッチを押してみると・・・
改めて基板のパターンやらタクタイルスイッチの接点をテスターで確認してみたら、スイッチを取り付けるところを間違えていたことが発覚!
いやぁ、下調べって大事ですね。
という訳でトグルスイッチを付け直し。
気を取り直して・・・
スイッチがOFFの時。
そしてスイッチがONの時!
横側に付けるのが正解だったんですね。いやはや。
実験も成功したのでもう片方のタクタイルスイッチにもトグルスイッチを付けます。
これで手軽にLEDを常時明るく点灯させることができるようになりました。
ちなみに作業時間は失敗含めて30分ほど。
最初はこんな感じでいいんじゃないでしょうか。
こういうところから少しずつブラッシュアップしていけばそれでいいと思います。
私と同じように技術も知識もないけど改造とかしてみたい!と言う人の背中を少しでも押せたなら嬉しい限りです。
実験して失敗してやり直して。成功したら喜びもひとしお。
こういうのが工作の醍醐味ですよね。皆さんもぜひ電子工作を楽しんでくださいませ♪
(記事:伊東)
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