記事担当:
ハンダ付け不要-マイコン系

気温も徐々に上がってきてなんだか春めいてきた今日このごろ。
麗らかな陽光の中、なにか新しいことを始めたいなぁと言う人も多いのではないでしょうか。

という訳で本日は。
インドア派はもちろんアウトドア派にも楽しめてしまうmicro:bitで遊んでみようかと思います。

以前から紹介しております通りmicro:bitはスマホでもプログラムができますので、場所を選ばずプログラミングで遊ぶことが可能です。
アウトドアと言っても山に登りながらとか斜面を滑り降りながらプログラミングをするというのではなく、例えばソロキャンの時の暇つぶしとか、公園でまったりしながらとか、そういったシチュエーションでも趣味のプログラミングを謳歌できるという感じでございます。

そんなこんなで屋外でも楽しめるmicro:bit。
今回ご用意しました実験キットはこちら。
microbit_サウンドレベルメータ01
こちらはデジットが企画・製造するmicro:bit用実験キットの第2弾でございまして、付属基板で集音した音の大きさをmicro:bitのLEDにバーグラフで表示させようというキットでございます。

セット内容はこんな感じ。
microbit_サウンドレベルメータ02
説明書と基板と接続ケーブル。至ってシンプルな構成でございます。
今回もデジットで制作されたガッツリ目の説明書がいい感じでございます。
1ページ目は入門者やお子様向けにとっつきやすい見た目をしておりますが、2ページ目からは知ってる人にはおなじみの『デジット製作の説明書』となっており、プログラムの説明などかなりしっかりと書かれております。
一人でしっとりとmicro:bitを始めたいという人にもぴったりでございます。

ではmicro:bitと接続してみましょう。
microbit_サウンドレベルメータ03
以前紹介した★「micro:bit サーボモーター / MCB-SERVO」と違ってこちらはシンプルな接続。
接続ケーブルから延びた3本の線をつなぐだけでございます。
これだけで準備完了。
後はプログラムを作るだけでございます。

microbit_サウンドレベルメータ_プログラム
という訳で説明書に沿ってプログラムを作ってみました。
最初に周囲の音を測って、その音の大きさを基準にするプログラムを作ります。
その後周囲から拾った音と基準にした音との差分を算出し、バーグラフとして表示させる内容になっています。
絶対音量を表示させるのではなく、環境音の変化を表示させる辺りこだわりが感じられますね。

では作成したプログラムをmicro:bitにインストールして起動させてみましょう。
microbit_サウンドレベルメータ04
事務所でこの記事を作成しているのですが、やはり環境音にも変化が有り、わずかにバーグラフが反応しています。

ではこの状態でスマホから音楽を鳴らしてみましょう。
microbit_サウンドレベルメータ05
見事に反応しました。
音楽の音の大きさに合わせてバーフラフが変化します。
なかなか面白いですね。
バーグラフの変化量はサンプルプログラムの中の数値を1箇所いじるだけで調整できますので、周囲の音の変化に合わせて簡単に調整ができます。
それこそmicro:bitならその場でプログラムを変更することができるので楽ちんです。

この他、今回は最初しか基準音の設定をしませんでしたが、ボタンを押すと基準音を取り直すようにすれば場所を変えても使用できるようになりますし、表示をバーグラフではなく音の大きさに合わせて人の表情が変わるようにすれば、大きい音には怒りマーク!静かなところではニッコリマーク!とか遊ぶことができますね。

まぁサウンドレベルメーター自体は、マイクとスピーカーが標準装備になった★「micro:bit V2.0」ではこのキットがなくても楽しめるのですが、『音の測定=アナログ入力』と考えると、このキットで学んだことは他のセンサー入力にも応用できるので損はないかと思います。

春眠暁を覚えたくない時、花見の音がウルサイんじゃい!ってなったら、こう言うのを使ってやんわりとウルサイと伝えてみるのも良いかもしれませんね。


皆さんもぜひ遊んでみてくださいませ♪

(記事:伊東)
更新予定:毎週木曜日(次回は3月25日です!)