記事担当:
ハンダ付け不要-非マイコン系

先週は共立電子産業のブランドの一つ「Wonder Pure」から最近発売された★「バスレフエンクロージャー組立キット(2台1組) / WP-SPMF4」を作りました。
WP-SPMF4-2-1

エンクロージャーを作るのは初心者のオカポンには敷居が高いかと二の足を踏んでいましたが、意を決してチェレンジしてみたわけです。
★「電工女子★バスレフエンクロージャーを組み立てます! Part1★」

あ、そうそう。
今日の記事に入る前に一つ訂正が。
前回、吸音材について
「吸音材を入れると、モコッとした音になるそうです。・・・・・もこっ???」
と書いたのですが、違ったようです!
WP-SPMF4-1-31WP-SPMF4-1-32WP-SPMF4-1-33
オカポン的に「モコッとした音」=全体的にこもった(柔らかい)音になるのかなー?と思っていましたが…
Wonder Pure」の開発担当が言うには、吸音材は「高音を吸収する」という働きをするんですって。
逆に低音は吸収できないそうです。
吸音材は、エンクロージャー内部で四方八方に反射する高音を吸収して「高音の量」を調節する役目をするんだそうです。
吸音材を入れないと、女性ボーカルや弦楽器の響きがキツくなっちゃうんですって。
それを抑えて、自然な聴きやすい音にするために吸音材を入れるんですって。
こもった音になる訳ではないんですね~。知らなかった。。

人によってはジャズのライブが目の前に迫るような「シャキーン」というシンバルの響きを追求するために、あえて吸音材を入れないという人もいるそうですよ。


さて、本日のお題。
先週の記事の最後に
・・・どうやって音楽聞くの!?
となったので、そのあたりを紹介していこうと思います。

まず、前回完成した★「バスレフエンクロージャー」だけでは音楽は聴けません。
必要なのは、
・音源
・アンプ
・アンプの電源
・音源とアンプをつなげるケーブル
・エンクロージャーとアンプをつなげるケーブル(2本/左右分)

が必要になります。

で、ですね。
このエンクロージャーを製造した「Wonder Pure」の超おすすめアンプなんですが…
★「高音質ステレオパワーアンプ組立キット / WP-SSA10W」なんです。
wpssa10wawpssa10wcwpssa10wf
お値段なんと!
¥59,400(税込)(2020.09.17現在)
・・・・たかいぃぃ。。。そしてデカい、重いぃぃぃ...(´;ω;`)

エンクロージャーがお手頃価格なのに、アンプがかなり高いんです。
でも今回製作したスピーカーにはこのアンプが一番合うって、「Wonder Pure」の開発担当者が激推ししてくれたので、今回これを試聴させてもらったんですが・・・
いやぁ、びっくりました。
この辺りの説明は後半で。

で、もう少し安いアンプは無いんでしょうか?と聞いてみたところ…
現在開発中のアンプを貸していただきました・・・!!!やっほう!
★「デスクトップアンプ組立キット」という名前で、10月発売予定だそうです。
WP-SPMF4-2-2WP-SPMF4-2-3
サイズも手のひらで持てるサイズ。価格は1万円前後の予定だそうですよ!!これなら手が届く!!!

ということで、セレクター(★「パッシブコントローラー組立キット / WP-PC33」)も貸していただいたので、接続してみます!!(オカポン初セレクター)
wppc33awppc33c
このセレクターは入力を3系統切り替えることが出来ます。
例えば3種類のアンプを切り替えて一つのスピーカーから音を出すことが出来る(間違いでした。すみません!!正しい内容はこちらのブログを見てください★「電工女子★パッシブコントローラー組立キット / WP-PC33 について訂正します★」2020/09/24)ので、曲の特徴や気分に合わせてアンプや音源を切り替えることが簡単にできるようになるんですね。
アンプとかを沢山持っている人はこう言うセレクターで切り替えて楽しむんですね。

では今回の構成。
左から
WP-SPMF4-2-4
★「デスクトップアンプ組立キット」
★「パッシブコントローラー組立キット / WP-PC33」
★「高音質ステレオパワーアンプ組立キット / WP-SSA10W」
となっています。


ケーブルのつなぎ方はこんな感じ。
WP-SPMF4-2-5WP-SPMF4-2-6WP-SPMF4-2-7

エンクロージャーとアンプをつないでいるケーブルなんですが、お好みで揃えてくださいね。
WP-SPMF4-2-8WP-SPMF4-2-9
この辺りは拘りだしたらキリがないポイントだそうなのでサラッと。
オカポンは、簡単な聞き比べをしたかったので、簡単に抜き差しできるこの形がとっても便利でしたよ。

ではいよいよ聞き比べのレビューをしようかと思うのですが。
Wonder Pure」の責任者曰く、こう言った音に関するレビューには知識と経験が必要だそうで、例えばワインの香りを説明するソムリエのような語彙とか表現力が必要になるんだそうです。
でもそんなの関係ない!!
私は私らしく、直感で感じたままを書こうと思います。
その方が私と同じような入門者の人に分かってもらえるんじゃないかと思うので。

ちなみにオカポンは普段はMP3データの音源をスマホとかパソコンで聞く程度のライトユーザーです。
落ち着いた環境でじっくり聞くと言うよりは、ながらで音楽を楽しむことの方が多いです。
よく聞くのはいわゆるオタクよりの曲が多くて、アニソンとかボカロとかそっち方面が主流です。
でもジャズとか洋楽も好きでたまに聴きます。
そんな人間のレビューなので、どこまで参考になるか分かりませんけど...

では二つのアンプを切り替えていくつかの曲を聴いて思った感想をさくっと書いてみますね。
※全部、オカポンの個人的な感想です!


■ジャズ系のピアノ曲
アンプでそこまで音変わるの?私に分かるの?と、疑っていたんですが…
WP-SSA10W」かなり良いです。
お洒落なバーのお店にいるような、ジャズの音に包まれる感じがします。
「未発売アンプ」も良いのですが、「WP-SSA10W」を先に聞いちゃったので、聞き比べ方間違えたな…と思いながら「WP-SSA10W」でずっと聞いていました。
この「WP-SSA10W」との組み合わせ、机の上に置いていたら凄い贅沢スペースの出来上がりですよ。
物理的にスペースを取るのもそうですけど、なによりこの音に包まれて仕事するとか…憧れる!!


■懐メロ(昭和の歌謡曲/女性ボーカル)
「未発売アンプ」は音(歌声)が、かたいイメージ。
WP-SSA10W」はやさしい、柔らかい音に変わった気がしました。
なんでだろう、音が広がって聞こえました。


■VOCALOID™(男女混合)
「未発売アンプ」高い音がとってもきれいでした。合成歌声だからかなぁ…?
WP-SSA10W」こんな良いアンプで聞くなんて、贅沢ーーー!!!やっぱり音が広がって聞こえます。心地よい。


■洋楽(女性ボーカル/1999年のpops)
「未発売アンプ」ハモリ部分(高音)がきれい。
WP-SSA10W」一音一音、はっきり聞こえます。こんなに違うのかと、ちょっと驚きました。


■2.5次元ミュージカル曲(男性ボーカル)
また、先に「WP-SSA10W」聞いちゃいました。感想。
やっば!!!
やっば!!!!!!
やっば!!!!!!!
これしか言えない。この組み合わせでミュージカル見れたら、最高だと思います。最高だと思います!!!(大事なことなので2回言いました)


■個人的に好きな男性ボーカル(声高め、最近の曲)
「未発売アンプ」で聞いてた時疑問に思ったんですが。
綿の詰めすぎ、とかあるんでしょうか…?ボーカルの声が小さいような...
いやでも、低音の吸収はしないって聞いたんですが…。
なんかちょっと籠ってる?感じがしました。音源のせいなのかしらん??

WP-SSA10W」わーーーーーー、これは素敵。自分の周りが歌声で包まれている感じ。そして、今回も音が広がって聞こえます。高音もキレイ。



結論として・・・
★「高音質ステレオパワーアンプ組立キット / WP-SSA10W」超オススメです!
もともとマークオーディオなどメタルコーンスピーカーとの相性を抜群に考えたアンプなんだそうで、だから★「バスレフエンクロージャー組立キット(2台1組) / WP-SPMF4」との相性もバッチリで、こんなにもいい音を出してたんですね。これはぜひ聞いてほしいです。
Wonder Pure」の開発担当者曰く、目の前に歌手がいる、というタイプのアンプでは無いですが、音が広がって聞こえる(包まれているような音の広がり方をする)タイプのアンプなんですって。
まぁこればっかりは好き好きなんですが、オーディオ初心者のオカポンが今まで感じたことのない、音に包まれる感覚で自分の好きな曲を聞くことができるというのは、とっても幸せなことですね。

なんだかスピーカーエンクロージャーのレビューじゃなくてアンプのレビューになってしまいましたが...
皆さんも、ぜひ作って聞いてみてくださいね!

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は9月24日です!)