記事担当:
ハンダ付け必要-非マイコン系


2019年4月に発売されてからずっと温めていた、超かわいいハリネズミ型ロボットの★「とげまる / MR-9108」

ウハウハしながら、オカポン今年の4月に4週にわたって作りました。
★「電工女子★ハリネズミ型ロボットの「とげまる」を作ります! Part1★」
★「電工女子★ハリネズミ型ロボットの「とげまる」を作ります! Part2★」
★「電工女子★ハリネズミ型ロボットの「とげまる」を作ります! Part3★」
★「電工女子★ハリネズミ型ロボットの「とげまる」を作ります! Part4★」


で。
実は「とげまる」を購入した時から、やりたくてやりたくてやりたくて仕方がなかった事があったんです。
それは「とげまる」を「音速ネズミ」にカラーチェンジすること!!!
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元の色ももちろん可愛いんですが、ハリネズミと言えば・・・回るし・・・可愛いし・・・ほら、ね。
ということで、近所のTAMIYA商品を売っている所に出かけて、ラッカーなどの塗料を購入
ついに実行に移したのです!

使用したものは、こちら!
 ※エレショップでは扱っていないので、探してみてくださいね!!
ファインサーフェイサー(ホワイト) L
 ・・・塗装下地に使います。
    これをしないと、とげまる自身のトゲカラーが出てきて、きれいな青色にならないので必要なんですって。
レーシングブルー/つやあり(TS-51)×2本
 ・・・独断と偏見で決めた色です。メタルソニックみたいって言われましたけど、オカポン的には有りなカラーだと思っています。
マットホワイト/つや消し(TS-27)×1本
 ・・・手袋とか靴とか、顔の部分に使いました。

スプレー以外にも細かいところに塗るようとして…
・アルコール系塗料 ガンダムブルー(GM06)
・アルコール系塗料 ダンダムホワイト(GM11)
・アルコール系塗料 ガンダムレッド(GM07)
を用意しました。なんだかんだでペンタイプって便利です。


駄菓子菓子。
ここまで揃えておいて言うのもなんですが、オカポン、ラッカー使ったことないんですよね…
どうやって進めたらいいのかも分からない…。
ということで!!
シリコンハウスにいらっしゃる、超強力な助っ人にお願いして、とげまると購入したものをまるっと渡して塗ってもらいました★テヘペロ

どういう風に作業したのか、教えて頂いたので紹介していこうと思います!
まずは「分解_洗浄_サフ吹き
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『サフ吹き』は『サーフェイサーを吹くこと』なんですって。
まずは下地からって事ですね。
説明書を逆に進めてとげまるを分解。
この時、説明書のページごとに塗装しないパーツを分けておくと後々楽かも、とのこと。

バラした部品をホコリ、油分、プラスチックの離型剤などを取り除くために中性洗剤で洗浄

塗装するのに適当な棒や台に仮止めして塗装開始。
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今回は割りばしに両面テープで固定しましたが、固定が弱かったので改善が必要とのことでした。
とげの部分は暗い色なので、直接メタリックブルーを塗装すると元の色の影響で発色が悪くなります。
そのため、下地に白色のサーフェイサーを軽く吹いて、その上にメタリックブルーを塗装する流れになります。

次に「マスキング作業1_一部塗装
足の白色に塗る部分、耳のメタリックブルーに塗る部分の塗り分けにマスキング作業。
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また、脚のピンも2本赤色にガンダムマーカーで塗装。


そして「ホワイト塗装_耳の一部塗装
下地が必要な部品は全てホワイトサーフェイサーでの下地塗装が完了。
肌色の上にホワイトを塗りますが、ホワイトは隠ぺい力が低いために下地の肌色が透けてしまいます。
なのでこちらもサーフェイサーで下地処理をしています。
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目の部分、脚の部分のホワイトを塗装。
マスキングテープを剥がして前脚の塗装も完了。

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耳のメタリックブルーの塗装。
あらかじめマスキングテープが浮いていないかチェックしてから塗装に移りましょう。
マスキングテープが浮いているとそこから塗料が入り込んでマスキングの意味が無くなってしまいますからね。


その後「後ろ脚と顔のマスキング
後ろ脚と顔の塗り分けをするためにマスキングを行います。
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狭い部分や、曲線のマスキングには細くカットしたマスキングテープを使うと楽に作業ができます。
TAMIYAからは細いマスキングテープも販売されているので、そういうものを使うのもオススメです。 

次は「後ろ脚の塗装
顔と後ろ脚の塗装仕上げです。

マスキングを行った顔と後ろ脚をブルーに塗装。
顔の奥まったところにはスプレーが届きにくいですが、厚吹きにならないように注意
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マスキングテープをはがして確認。
塗り分けはまずまずといった感じになりました。

さらに後ろ脚にマスキングをして、スニーカーっぽい塗り分けを行います。
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マスキングテープが安物だからか粘着力が弱く、柔軟性も低い気がします。
案の定、塗り分けしたいところに隙間が開いて、塗分け失敗。。。
こう言うことがあるのでマスキングテープは良い物を選びましょう


最後に「トゲ塗装_組み立て直し
胴体や頭のトゲトゲ部分も塗装完了。
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トゲの底の方はスプレーが届きにくいため、
何度も塗り重ねる必要がありました。(やり過ぎるとあとで痛い目にあいます

パーツの多さからまとめて同じように塗ることができなかったこともあり、パーツによって色の明るさが異なってしまいました。
揃えようとするとさらに塗装回数を増やしてしまうため、ここで切り上げます。

しっかり乾燥させた後、組み立て直しです。
事前にこうなるだろうなぁと予測してはいましたが、塗膜の分だけパーツの勘合がきつくなっていました。
胴体のトゲとかは力いっぱい押し込まないと入らないくらい固い。
最後の最後で部品を破損してしまうと怖いので、胴体の差し込み穴に入った塗料をドリルで取り差し込む部品のボス(凸部分)もデザインカッターでカリカリと塗装をはがしました
なんとかかんとか説明書の絵と答え合わせしつつ、間違えないように組みなおしができました。

で、完成。

ふぉおおおおおおお!!!!!
可愛いですね可愛いですね!!!!!!

音速ハリネズミの完成ですよ!!
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さすがシリコンハウスの模型職人。ある筋では有名人なだけあります。
イイ仕事してくれました!
こんなに良いできだと愛着もさらに湧いちゃいますね!
オカポン大満足です!!




で、そうそう。
オカポンがとげまるを完成させた時、とげまるの挙動がおかしいなー・・ってことがあったんですよ、実は。
とげまるがでんぐり返る時にギヤが空回るような音、していたんですよね。ギギギギギギッて。
んで、共立プロダクツの開発の人に見て頂いたんですが・・・
なんと、オカポンがちゃんと組み上げていない箇所が2ヵ所もあったんですよ!
念のため、書いておきますね。
一か所目は「ギア押し込み不足
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ギアが奥まで押し込まれていないので、右のギアとかみ合わず、空回りしていたそうです。

二か所目は「タッピングねじのゆるみ
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オカポンが仕上げたとげまる、全体的にねじを締めるのが緩めだったみたいです。
ねじが緩いと、全体的にガタついて負荷がかかったときにギアがはずれる方向に逃げるんですって。
最悪壊れちゃいますね…。
ということで、タッピングネジを締めるときはしっかり回し切ろうと思ったのでした!



皆さんも、ぜひ作ってみてくださいね!

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は9月10日です!)