記事担当:
ハンダ付け不要-マイコン系


先週は、IchigoJamをより楽しむためのキット★「LEDもぐらたたき」で、「OUT」コマンドを使い、IchigoJamの基板の外にあるLEDを光らせてみました!
mogura2-7

今週も、キットがきちんと動くかどうかのチェックをします♪

今回は
 PRINT IN(1)
を使います。
これで、スイッチが正常に動くかどうかの確認が出来ます。

スイッチを押さずに、
 PRINT IN(1)
と打ち込み、そのまま「Enter」キーを押してください。
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 1
と表示されましたか?

では、同じく
 PRINT IN(1)
と打ち込んで、写真一番奥(IchigoJamの「IN 1」に繋がっている)のスイッチを押したまま「Enter」キーを押してください。
 0
と表示されたと思います。
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これで「IN 1」に繋がったスイッチは正常に動いていることが判りました。

では、他のスイッチもチェックしていきましょう。
まずはIchigoJamの基板を見てください。
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IN 1、IN 2、IN 4から線が伸びて、それぞれブレッドボードにささっているのが確認出来ると思います。
なので、他のスイッチ(IN 2、IN 4)も同じように、正常に動くか確認してみましょう。
コマンドは、「IN 2」のスイッチの場合
 PRINT IN(2)
「IN 4」のスイッチの場合
 PRINT IN(4)
となります。
押して「0」、離して「1」が出れば、スイッチの接続チェックも完了です。


ちゃんと数字が出ない場合は、ブレッドボードやIchigoJamに線が奥まで差し込まれていなかったり、接続方法を間違えている可能性があります。
もう一度、説明書を見て配線などをチェックしてくださいね!

さて。
これでIchigoJamに接続した部品の動作確認は出来ました!ということで。
さっきの
 PRINT IN(1)
は何だったのでしょう?という解説を、私も勉強しながら教えようかと思います!


さて、ここでオカポン「…ん?」となりました。
以前「PRINT」コマンドを使ってみたことがありましたよね。(「電工女子★IchigoJamでLチカと画面をリンクしてみましょ★」)
画面に文字を出すのが「PRINT」です。
『「PRINT」の後「"」で囲った所がそのまま画面に出力されると言うコト。画面に出したい文字を「"」でくくってあげてください。』
と書いたんですよね。
でも、今回は「"」で囲っていないのに、数字が出ました
しかもスイッチを押すと出てくる数字も変わりました。
これは一体どういうことなんでしょうか???


知らないことは考えても分からないのでひとまず「PRINT」の事は置いておいて。
「IN(数字)」の説明をしましょう!
この「IN(数字)」コマンドは、IchigoJamの「IN(数字)」の端子に電圧が入力されているかどうかを確認するコマンドなんです。
mogura3-3
ココに入力された電圧が2.3~3.3Vの時、IchigoJamは高い電圧が入力されたと判断して『1』と出力するんだそうです。
逆に入力された電圧が1V以下の時は低い電圧が入力されたと判断して『0』を出力するんだそうです。
ちなみに高い電圧の事を『Hレベル(Highレベル)』といい、逆に低い電圧の事を『Lレベル(Lowレベル)』と言います。

つまりさっきの『PRINT』コマンドでは、IchigoJamの「IN(数字)」端子に入力された電圧が『Hレベル』か『Lレベル』かを数字で表示してくれてたって言うことだったんですね。
『PRINT』コマンドは『PRINT』以降を画面に表示させるコマンドなので、「IN(数字)」端子に入力された電圧が「1(Hレベル)」か「0(Lレベル)」かを表示していたのです。
mogura3-1
上の写真ではIchigoJamの「IN 1端子」にHレベルの電圧が入力されてることを表してたんですね。


ではなぜスイッチを押したら「0」が表示されたのでしょう?
これって、スイッチを押したらIchigoJamの「IN (数字)」端子にLレベルの電圧が入力された、と言うか電圧が入力されなかったってことですよね。
一体なぜなんでしょうか?

ココからは、先輩社員サンに解説してもらったことを書きます!
オカポン、回路図とかまだちゃんとわかってないので…。

まずスイッチを押していない状態を見てみましょう。
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VCCから出た電圧は抵抗を通って「IN 1端子」に入力されています。
スイッチはOFFになっているので電気の通り道が1本しか無いんです。VCCから出た電圧はそのまま「IN1 端子」に流れ込むんですね。
だから「Hレベル」(2.3~3.3V)の電圧が流れ込むので「1」と表示したわけです。

次にスイッチを押した状態を見てみましょう。
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今度はスイッチがつながって電気の通り道が増えました。
電気は考え方として「+」から「-」へ流れます
「+」はVCCの事で、「-」はGNDの事です。
電気は極力「-」、つまりGNDを目指していくので、VCCから出た電圧はスイッチを通ってGNDへと流れ込む訳です。
つまり「IN 1端子」には電圧が流れ込まないので「Lレベル」になり、「0」と表示したのでした。

まさにスイッチで電気の流れを切り替えて(スイッチして)「IN(数字)端子」に入力される電圧を変化させたんですね。


ふぃ~~~~!といったところで、今回はココまでにします!
次回は、やっと!もぐらたたきのプログラムを打ち込んで、遊んでみたいと思います。
今回は「PRINT」と「IN(数字)」を覚えました!


みなさんもIchigoJamで遊んでみてくださいね!
 
(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は2月15日です!)


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