記事担当:
ハンダ付け必要-非マイコン系


以前(★「電工女子、WonderKitで遊びます!(第16弾:LEDチェッカー3です)」)で、簡単にLEDを見分けることが出来て、光り方も実験できるキットを紹介しました。★「LEDチェッカー3」(LED-40)

今回製作するものも「チェッカー」なのですが、今回は★「導通チェッカー」(TU-7GL)を作ります!
TU-7GL-1

そもそもテスターの使い方が良く分かっていない私ですが、この導通チェッカーって一体何に使うんだろう…?
分からないことは人に聞こう!と言うことで先輩社員に聞いてみた所、この導通チェッカーというのは配線やハンダ箇所がちゃんとつながっているかを確認するためのテスターなんだそうです。
例えば配線とか、途中で断線してても見た目じゃわかんないですよね。
そういう時にこの導通チェッカーを使うとちゃんとつながっているか断線しているか分かるんだそうです。
作ったキットが上手く動作しないときも、この導通チェッカーを使えばハンダ不良の所が分かるんですって。
そう聞くとなんだか便利そうですね。
使い方はよく分からないですけど、私的はこのお箸みたいな「テストリード」にビビビッときちゃいました!
TU-7GL-2
あぁ、お腹減ったなぁ…

ということで、組み立てていきましょう!

まずは中身の確認です。
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部品点数もそこまで多くないですし、簡単そうですね!

今回のキットは基板がとっても小さいことにびっくり!
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部品点数がそこまで多くないといえど、ここまで小さな基板に集約できるっていうのがすごいですよねぇ…。

では、組み立て説明書の参考図を見ながら、順番に部品を取り付けていきます。

まずは毎度おなじみジャンパー!
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ここは0Ωの抵抗を取り付けるんでしたよね!
抵抗は取り付け方向が無いので、好きな方向にさしてください。
TU-7GL-7

ICには取り付け方向があります。
小さくっても関係ないのです!ということで、マークをあわせてくださいね。
TU-7GL-8

同じ名前の「コンデンサー」と言っても、形が違います。
緑色のガムみたいな、つるっとしたのが「マイラーコンデンサ」。
これは取り付け方向が無いので、好きな方向に取り付けてください。

もうひとつの「電解コンデンサー」は取り付け方向がありますので、要注意!
足が長いほうが+になりますよ。

おなじみLEDも極性があるんでしたね。
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ちょっとややこしいですが、基板を良く見ると「A」という文字が書かれています。
こちら側が足の長い方(+)になるんですね。

こちらも取り付け方向があるトランジスタをさしこんで…

電池スナップをつけましょう!
これも、もちろん+と-があります。
赤が+で、黒が-です。

トグルスイッチこそ取り付け方向がありそうですが、実はありません。
好きな方向に挿し込んでください。
私の場合、まっすぐに挿し込んでいるつもりでもハンダ付けが終わったら実はナナメになっていた…なんてことは日常茶飯事です。
そんなときも、あわてず騒がず、ハンダ付けした箇所を再度あたためて部品を押し込んで真っすぐにしてあげましょう

さて、ここまできたら次はケース加工に入ります!
圧電ブザーやテストリードがまだ接続されていないと思いますが、大丈夫!
ケース加工してから組み上げていきます。

さぁケース加工するぞっ!と意気込んで説明書を見てみたら…
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まさかこんな正確さが求められるような穴あけするなんて…
ま、まぁ、ものさしできちんと測って、きちんとシルシつければ出来ますよね!・・・・ね?
って、説明書をよく見ると「原寸」の文字が…
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これって、もしや、説明書を折って…
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透明ケースに入れたら…
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やったー!!
ものさしで測らなくても穴の位置に印をつけることが出来ました!
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オカポン天才!!
説明書を切ってケース中にしまえばもっと簡単な気もしますけど、それは気分的になんとなく嫌なので、折ってみました!ドヤァ


さて穴の開け方ですが、以前(★「電工女子、WonderKitを作ります!(第4弾:電子びっくり箱です)」)でピンドリルと電動ドライバの2種類で穴を開けたことがありましたよね!
そちらを参考にしてみてくださいな。

今回私は、電動ドリルを使いました。
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シリコンハウスの3階「ものづくり工作室」には、電動ドリルも色んな種類のビット(削る金属部分)も豊富にあるので、穴あけも簡単です!
是非利用してくださいね★

さーて、ケース加工も終わったし、さくっと残りの部品を取付けていくぞ~!なんて鼻歌まじりに取り掛かったのです。が!

私はココでつまづきました!ポイント…
えっ、ケースにおさまんないよ?!デシタ。。。
穴位置…間違ってない。
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え、でも、これ、フタ、するんだよね?スイッチがケースから出ないとダメなんだよね?
あれ???
で、泣く泣く先輩に聞きに行ったら、ケースの向きが反対でした★
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…。。。

説明書に「ケース 底側」って書いているのを、底側に穴開けたんだから、そりゃ底側に決まってるじゃーん。なんて思ったんですけど、そうじゃなくて「底側から見て、こう配置するんだよ」の意味ですた!ナンテコッタイ!

なので、こういう配置になるってことだったんですね。。。

さて、では気を取り直して。
まずはブザーを取付けます。
ブザーの線をケースの穴に通して、基板にハンダ付けします。

ブザーも極性がないので線の色は気にせずに取付けてくださいね。

次もつまづきポイント、テストリードの取付けです。
まずテストリードに接続線をハンダ付けするんですけど、これどうやってハンダするの!?
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困ったときは先輩だ!と言う訳で先輩社員サンに聞いてみた所、まずテストリードの穴にハンダを流し込みます。リードにも予備ハンダをしておきます。
その後接続線を押し付けながらハンダゴテをテストリードに当てて流し込んだハンダを溶かし接続線を押し込む!
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接続線が入ったらハンダが冷えて固まるまでその状態をキープして完成です!
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言うのは簡単ですけどやるのは大変でした!
なにせテストリードにハンダゴテ当てたら熱くて持っていられませんから★ヘルピングハンズ必須ですし、熱の伝わり方が悪いのかハンダが全然流れない&溶けないし
ホント大変でした!

でもまぁ色んなハンダ付けの仕方が有るんですね。勉強になりました!
まだまだ知らないことだらけです。

テストリードに接続線をつけたら、接続線をケースに通して基板にハンダ付けします。
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これで部品の取り付けはおしまいです。

最後にトグルスイッチをケースに通して固定して、
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電池固定用のスポンジを貼り付けたら完成です!

では早速、★導通チェッカーをチェックしてみましょう!

★9Vの006P型角型電池を付けて、ケースにしまいます。
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おぉ!ジャストフィット!
ナニコレ完成度高い!

電池を付けたらトグルスイッチをON!
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LEDが光ったら成功です。

次にテストリードの先っちょをくっつけます。
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この時にピーッとブザーがなればOK!ちゃんと動作している証拠です。

では、たまたま手元にあったトグルスイッチで試してみましょう。
スイッチって、どの状態がONでどの状態がOFFなのか見た目ではわからない場合がありますよね。
そんな時に導通チェカーで当たると今ONなのかOFFなのかすぐ分かるんです。
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↑の写真のトグルスイッチの場合、今どの足とどの足がつながっているのかが導通チェッカーで判りますので、基板に取り付ける時迷わなくなりますね。

何より音で導通具合を教えてくれるので、いちいち本体を見なくて良いのも便利だと思いました。


皆さんもぜひ作ってみてくださいね!

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は6月8日です!)


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導通チェッカキット TU-7GL 1個 こちらから→
ヘルピングハンズ2爪 3418 1個
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