エレショップblog

半導体・センサー・マイコン・電子工作キットほか、各種電子部品の専門店「共立エレショップ」から主に電子工作の関連情報をお届けします。 http://eleshop.jp/

記事担当:
ハンダ付け不要-非マイコン系


今週の記事は、共立プロダクツから出ている★「電子AMラジオキット / KP-MX901A」の紹介をしようと思います!
kpmx901aa
ラジオと言えば初心者向けの電子工作として不動の人気を誇るキットです。
LEDを使った光物工作も人気ですけど、やっぱり最初はラジオから、って人も多いんですよね。
今回も工作系は初心者のしげぽんに作ってもらっていましたので、どういうところで躓くのかを中心に紹介していきます。

その前に、オカポンも説明書を確認してみます。
英文の説明書(冊子)と、日本語の補足説明書がついています
KP-MX901A-1-1KP-MX901A-1-2
もともと日本製のキットではないので、ベースの説明書は英文なんです。
そこに日本語の補足をちょこっと足した構成になってます。
まぁ日本語の補足が付いているとは言ったものの、この補足説明書がくせ者で、どう読んだら良いのか、書かれていることがどこのページの補足なのか、正直分かりにくいです。
なので英文説明書と補足説明書を並べて、見比べながら作りましょう


ではまずはキットの開封からいきましょう!
KP-MX901A-1-3KP-MX901A-1-4KP-MX901A-1-5
パッケージは80年代のアメリカ風。結構カッコイイと思いません?
でも中身はハンダ付け不要のキットなのです。
今までハンダ付けしてきた部品がいっぱいはいってますが、ホントにハンダ付け無しで大丈夫なんでしょうか?

で、どうやって部品を取り付けていくかというと…バネを使うんです!
KP-MX901A-1-6KP-MX901A-1-7
バネの間に部品のリードを挟んで導通させるんですね。
バネは絶縁されてないので電気を通すようになっています。
そこに部品の足を挟んで回路を作る。そう言うやり方もあるんだなぁって、素直に感心しました。

ただ、このバネの取り付けにしげぽんは苦労したようです。
「表側から装着します」
「バネ端子を押さえ、力を加減し、ねじりながら端子を穴に押し込んでください」
このあたりが分かりにくかったんですって。
でも、確かに力を加減してって言われても戸惑いますよね

あと、見落としがちなのが「バネ端子を装着した後、基板の裏面に各端子の数字を記入する」ことです。
裏面には何も書いていないので、自分で書いておかないとどのバネが何番なのか分からなくなってしまいますからね。
KP-MX901A-1-8


バネを付け終わったら部品を取り付けます。
バネ端子の間にリード線に挟み込むんですね。
まずは抵抗です。
KP-MX901A-1-9KP-MX901A-1-10KP-MX901A-1-11

しげぽん、ここでも躓いていました。
まずは、一つのバネにリードや線材を何本もさす場所が結構あるんですが、これが難しい!
斜めに挿し込むと、線材がバネから取れるし、適当に挟み込むとそもそも挟まってなかったり…。
KP-MX901A-1-18KP-MX901A-1-19
これじゃ、普通にハンダ付けした方が楽だったんじゃ…ゲフンゲフン。

ほかにも補足説明書の日本語にも四苦八苦していました。
例えば「15番と13番の端子の間に1.8kΩの抵抗を取り付ける」と日本語の補足説明書に書いている部分。
キットの表側に各部品の回路図記号が書いているので、分かる人が見ればココだな。と分かるんですが、記号の意味が分からない人が作る場合どっち!!!!」となるんですよね。
結果、日本語ワカラナイ…となっちゃう。
KP-MX901A-1-12KP-MX901A-1-13


英文の説明書、P5に部品のイラストと回路図記号が一緒に掲載されているので、そこを参照しながら組み立ててください。
KP-MX901A-1-14
英語が分からないからと言って英文の説明書を全く見ず、日本語の補足説明書だけで作ろうとする、ホント訳分かんないことになるのでご注意を。

むしろ英文説明書をメインに部品を取り付けていきましょう
KP-MX901A-1-20KP-MX901A-1-21KP-MX901A-1-22


ダイオードやチョークコイルを取り付けたら、次はバーアンテナです。
ここでもしげぽんの困惑ポイント!
英文説明書P12の箇所です。
バーアンテナからは4本の線が出ているのに、本体には3つしか穴が開いていないんですよね。
正解は1か所線を2本入れるところがあるんですが、そんなこと補足説明書にはどこにも記載されていないっていう…。
一応、英文説明書のP13にはどこに挿し込むかのイラストが載っているんです。
そこを見ると、確かに一つの穴(向かって一番右/赤と緑線)に2本の線が入っているんですよねぇ。
両方見ながら作りなさいってことなんでしょうけど、頭こんがらがりますね。。。
KP-MX901A-1-15KP-MX901A-1-16KP-MX901A-1-17


工程的にはそんなに多くないのですが、躓きポイントが多いので今回はひとまずここまで。


みなさんもぜひ、電子AMラジオキットに挑戦してみてくださいね♪

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は1月27日です!)

記事担当:
ハンダ付け不要-マイコン系


昨年12月に、micro:bitで6足歩行ロボットをプログラミング出来る★「プログラミング・フォロ for micro:bit」を作りました。
PGMforo-2-13
★「電工女子★「プログラミング・フォロ for micro:bit」を作ります!★Part1」
★「電工女子★「プログラミング・フォロ for micro:bit」を作ります!★Part2」

自分でプログラムをして、思いのままに「フォロ」を動かすことが出来るキットです。

前回はしげぽんがサンプルプログラムをいれてくれて、フォロが動いたところまで記事にしました。micro:bitには最初はプルグラムが入っていないので、そのままではフォロは動かないんですね。
なので自分でmicro:bitにプログラムを入れないといけないんですけど、そんないきなりプログラムなんか作れません。
何を入れたら良いのか分からないー!という方の為に、説明書に書いてある「http://sedu.link/5482」(別サイト)に行って、サンプルプログラムをインストールしたんでした!
PGMforo-2-22

しげぽんが選んだプログラムの内容は、
・Aボタンを押すと左に体を1秒間回転。
・Bボタンを押すと右に体を1秒間回転。
・AボタンとBボタンを同時に押すと2秒前進。

でした。


そして前回の記事の最後にオカポンちらっと書いたんですけど…。
「もう一つmicro:bitを用意してそれをコントローラのように使う方法」があるらしいんです。
ただ、どうやってプログラムを組むのかさっぱり分かっていなくって…後で調べようと思ってそのままにしていました!スミマセン!!!
すぐ行動することが大事ですね。いやホント。


と言う訳で今回は、この「もう一つmicro:bitを用意して、それをコントローラのように使う方法」で遊んでみようと思います!
まず、用意するのは前回作った★「プログラミング・フォロ for micro:bit」とフォロの中に組み込む★「micro:bit」、フォロを動かすための★「単4形アルカリ電池4本パック」
SEDU054829amicrobitalr03r4sa


ここに、★「micro:bit用ジョイスティック付きコントローラーキット」と、★「micro:bit」、コントローラー用の★「単4形アルカリ電池4本パック」(2本使用)を用意します。
SEDU053082amicrobitalr03r4sa


合計金額は、¥16,324となります!

あ、ちなみにコントローラーですが、ジョイスティックが無い★「micro:bit用コントローラーキット」
もあります。
SEDU052733a
でもオカポン的に、ジョイスティックがある方が「操作している」感もあってオススメです!

では、早速準備をしていきましょう。
まずはジョイスティック付きコントローラーに付属のネジでmicro:bitを固定します。
PGMfolomicro-1PGMfolomicro-2PGMfolomicro-3

コントローラーの裏側に電池を入れることが出来ますので、単4電池を2本入れます。
これで、コントローラーの完成です!超簡単!
PGMfolomicro-4PGMfolomicro-5


次はmicro:bitにプログラムをインストールします。
さっき紹介した、説明書に記載されているサンプルプログラムがあるページ「http://sedu.link/5482」(別サイト)に行って、↓のプログラムを入れようと思います。
PGMfolomicro-6PGMfolomicro-7

左がコントローラー側右がフォロ側のプログラムです。
コントローラー側とフォロ側で別のプログラムになるんですね。

このプログラムをインストールすると、
・コントローラーAボタンを押すと前進、
・Bボタンを押すと後進
・左に傾けると左回転、
・右に傾けると右回転
します。

オカポン、今までこの「無線」ブロックを使ったこと無かったんですが、「グループ」を設定してあげることでmicro:bit同士を無線でつなげて操作することが出来るんですね。
こんなに簡単だったんだ~!と、サンプルブロックを見ながら、一人フムフム言ってました。

面白いと思ったのは命令の伝え方で、文字列を使って命令を伝えるんですね。
プログラムって言うくらいだからコントローラー側からフォロ側へ直接モーターを回すようなコマンドを送るのかと思ってたんですけど、このサンプルプログラムではサインのような文字列で命令を伝えてました。
こうすることによって送受信するデータ量が小さくなって、早く確実に命令を伝えることが出来るんですね。


いろんな要素が絡み合って、ロボットって動いているんだなぁ~と感心したり、納得したり。
サンプルブロックの意味を紐解いていくのも面白いですね!
次回(果たしていつになるやら...)はサンプルプログラムをもっと詳しく紐解いてみたいと思います!


みなさんもぜひ、フォロで勉強してみてください!

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は2月20です!)

記事担当:
製品紹介

去年の12月以来の登板です。
(すみませんラズパイ4の続きはまたまた次回で・・・)

今回はKORGの新しいプログラマブルシンセサイザーキットNTS-1を紹介します。
NTS-1_1

製品スペックなどは弊社系列営業所のシリコンのblogにかなり詳しく記載されているので
下記リンク先をご覧ください。

シリコンハウスへようこそ シンセサイザーの魅力


この製品「組み立てキット」なのでまずは組み立てていきます。
入っている部品はこんな感じです。

NTS-1_2

細かい部品が多いですがKORGが出している組み立て動画もあり、ゆっくりやれば誰にでも出来そうです。

メーカー公式 組み立てチュートリアル

では組み立てていきます!
この基板のVカットを割って・・・

NTS-1_3
かなり力はいります。
机の角など直角なものにあてながらゆっくり割っていってください。

次にこの金具を使って箱を作っていきます。 
NTS-1_4

裏板を固定して。
NTS-1_5

リボン鍵盤を・・・
NTS-1_6

上面の基板に両面テープで固定します。
NTS-1_7

フィルムケーブルをコネクターに固定していきます。
ここはこの組み立てはでは一番難しい所です!
フィルムケーブルの固定方法はよく動画を見ながら行うようにしてください。
(コネクターを壊したりフィルムケーブルが切れないように注意)

NTS-1_8NTS-1_14



次に「上面」と「下面」の基板をコネクターを電気的に接続します。 
NTS-1_9

この基板を先ほどの箱の中に入れて固定します。
NTS-1_10

ふさがっていない2側面に基板を固定します。
NTS-1_11
NTS-1_12

組み立て完成です!!
NTS-1_13

ハンダ付けもなくドライバーさえ使えれば組み立て出来ます。
ドライバー付属していますが小さいので可能であれば別の使いやすい
No.0+ドライバー」があった方がいいかもしれません。

では、電源として付属のマイクロUSBケーブルを接続。
次に3.5ケーブルミニジャックに音声ケーブルを接続して音を出していきましょう。 



ほぼ説明書も見ずに使ってみましたが7セグに表示されてる文字でシンセサイザーをちょっと触ったことがある人であれば、なんとなく理解しながら音を出せそうなシンプルなインターフェースです。

今回はここまで。
次回はPCを利用した「オシレーターやエフェクターの追加&シーケンサーを使用した制御」などを行っていきます。

担当:ヨジゲン 

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