エレショップblog

半導体・センサー・マイコン・電子工作キットほか、各種電子部品の専門店「共立エレショップ」から主に電子工作の関連情報をお届けします。 http://eleshop.jp/

記事担当:
ハンダ付け不要-非マイコン系

先週は共立電子産業のブランドの一つ「Wonder Pure」から最近発売された★「バスレフエンクロージャー組立キット(2台1組) / WP-SPMF4」を作りました。
WP-SPMF4-2-1

エンクロージャーを作るのは初心者のオカポンには敷居が高いかと二の足を踏んでいましたが、意を決してチェレンジしてみたわけです。
★「電工女子★バスレフエンクロージャーを組み立てます! Part1★」

あ、そうそう。
今日の記事に入る前に一つ訂正が。
前回、吸音材について
「吸音材を入れると、モコッとした音になるそうです。・・・・・もこっ???」
と書いたのですが、違ったようです!
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オカポン的に「モコッとした音」=全体的にこもった(柔らかい)音になるのかなー?と思っていましたが…
Wonder Pure」の開発担当が言うには、吸音材は「高音を吸収する」という働きをするんですって。
逆に低音は吸収できないそうです。
吸音材は、エンクロージャー内部で四方八方に反射する高音を吸収して「高音の量」を調節する役目をするんだそうです。
吸音材を入れないと、女性ボーカルや弦楽器の響きがキツくなっちゃうんですって。
それを抑えて、自然な聴きやすい音にするために吸音材を入れるんですって。
こもった音になる訳ではないんですね~。知らなかった。。

人によってはジャズのライブが目の前に迫るような「シャキーン」というシンバルの響きを追求するために、あえて吸音材を入れないという人もいるそうですよ。


さて、本日のお題。
先週の記事の最後に
・・・どうやって音楽聞くの!?
となったので、そのあたりを紹介していこうと思います。

まず、前回完成した★「バスレフエンクロージャー」だけでは音楽は聴けません。
必要なのは、
・音源
・アンプ
・アンプの電源
・音源とアンプをつなげるケーブル
・エンクロージャーとアンプをつなげるケーブル(2本/左右分)

が必要になります。

で、ですね。
このエンクロージャーを製造した「Wonder Pure」の超おすすめアンプなんですが…
★「高音質ステレオパワーアンプ組立キット / WP-SSA10W」なんです。
wpssa10wawpssa10wcwpssa10wf
お値段なんと!
¥59,400(税込)(2020.09.17現在)
・・・・たかいぃぃ。。。そしてデカい、重いぃぃぃ...(´;ω;`)

エンクロージャーがお手頃価格なのに、アンプがかなり高いんです。
でも今回製作したスピーカーにはこのアンプが一番合うって、「Wonder Pure」の開発担当者が激推ししてくれたので、今回これを試聴させてもらったんですが・・・
いやぁ、びっくりました。
この辺りの説明は後半で。

で、もう少し安いアンプは無いんでしょうか?と聞いてみたところ…
現在開発中のアンプを貸していただきました・・・!!!やっほう!
★「デスクトップアンプ組立キット」という名前で、10月発売予定だそうです。
WP-SPMF4-2-2WP-SPMF4-2-3
サイズも手のひらで持てるサイズ。価格は1万円前後の予定だそうですよ!!これなら手が届く!!!

ということで、セレクター(★「パッシブコントローラー組立キット / WP-PC33」)も貸していただいたので、接続してみます!!(オカポン初セレクター)
wppc33awppc33c
このセレクターは入力を3系統切り替えることが出来ます。
例えば3種類のアンプを切り替えて一つのスピーカーから音を出すことが出来る(間違いでした。すみません!!正しい内容はこちらのブログを見てください★「電工女子★パッシブコントローラー組立キット / WP-PC33 について訂正します★」2020/09/24)ので、曲の特徴や気分に合わせてアンプや音源を切り替えることが簡単にできるようになるんですね。
アンプとかを沢山持っている人はこう言うセレクターで切り替えて楽しむんですね。

では今回の構成。
左から
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★「デスクトップアンプ組立キット」
★「パッシブコントローラー組立キット / WP-PC33」
★「高音質ステレオパワーアンプ組立キット / WP-SSA10W」
となっています。


ケーブルのつなぎ方はこんな感じ。
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エンクロージャーとアンプをつないでいるケーブルなんですが、お好みで揃えてくださいね。
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この辺りは拘りだしたらキリがないポイントだそうなのでサラッと。
オカポンは、簡単な聞き比べをしたかったので、簡単に抜き差しできるこの形がとっても便利でしたよ。

ではいよいよ聞き比べのレビューをしようかと思うのですが。
Wonder Pure」の責任者曰く、こう言った音に関するレビューには知識と経験が必要だそうで、例えばワインの香りを説明するソムリエのような語彙とか表現力が必要になるんだそうです。
でもそんなの関係ない!!
私は私らしく、直感で感じたままを書こうと思います。
その方が私と同じような入門者の人に分かってもらえるんじゃないかと思うので。

ちなみにオカポンは普段はMP3データの音源をスマホとかパソコンで聞く程度のライトユーザーです。
落ち着いた環境でじっくり聞くと言うよりは、ながらで音楽を楽しむことの方が多いです。
よく聞くのはいわゆるオタクよりの曲が多くて、アニソンとかボカロとかそっち方面が主流です。
でもジャズとか洋楽も好きでたまに聴きます。
そんな人間のレビューなので、どこまで参考になるか分かりませんけど...

では二つのアンプを切り替えていくつかの曲を聴いて思った感想をさくっと書いてみますね。
※全部、オカポンの個人的な感想です!


■ジャズ系のピアノ曲
アンプでそこまで音変わるの?私に分かるの?と、疑っていたんですが…
WP-SSA10W」かなり良いです。
お洒落なバーのお店にいるような、ジャズの音に包まれる感じがします。
「未発売アンプ」も良いのですが、「WP-SSA10W」を先に聞いちゃったので、聞き比べ方間違えたな…と思いながら「WP-SSA10W」でずっと聞いていました。
この「WP-SSA10W」との組み合わせ、机の上に置いていたら凄い贅沢スペースの出来上がりですよ。
物理的にスペースを取るのもそうですけど、なによりこの音に包まれて仕事するとか…憧れる!!


■懐メロ(昭和の歌謡曲/女性ボーカル)
「未発売アンプ」は音(歌声)が、かたいイメージ。
WP-SSA10W」はやさしい、柔らかい音に変わった気がしました。
なんでだろう、音が広がって聞こえました。


■VOCALOID™(男女混合)
「未発売アンプ」高い音がとってもきれいでした。合成歌声だからかなぁ…?
WP-SSA10W」こんな良いアンプで聞くなんて、贅沢ーーー!!!やっぱり音が広がって聞こえます。心地よい。


■洋楽(女性ボーカル/1999年のpops)
「未発売アンプ」ハモリ部分(高音)がきれい。
WP-SSA10W」一音一音、はっきり聞こえます。こんなに違うのかと、ちょっと驚きました。


■2.5次元ミュージカル曲(男性ボーカル)
また、先に「WP-SSA10W」聞いちゃいました。感想。
やっば!!!
やっば!!!!!!
やっば!!!!!!!
これしか言えない。この組み合わせでミュージカル見れたら、最高だと思います。最高だと思います!!!(大事なことなので2回言いました)


■個人的に好きな男性ボーカル(声高め、最近の曲)
「未発売アンプ」で聞いてた時疑問に思ったんですが。
綿の詰めすぎ、とかあるんでしょうか…?ボーカルの声が小さいような...
いやでも、低音の吸収はしないって聞いたんですが…。
なんかちょっと籠ってる?感じがしました。音源のせいなのかしらん??

WP-SSA10W」わーーーーーー、これは素敵。自分の周りが歌声で包まれている感じ。そして、今回も音が広がって聞こえます。高音もキレイ。



結論として・・・
★「高音質ステレオパワーアンプ組立キット / WP-SSA10W」超オススメです!
もともとマークオーディオなどメタルコーンスピーカーとの相性を抜群に考えたアンプなんだそうで、だから★「バスレフエンクロージャー組立キット(2台1組) / WP-SPMF4」との相性もバッチリで、こんなにもいい音を出してたんですね。これはぜひ聞いてほしいです。
Wonder Pure」の開発担当者曰く、目の前に歌手がいる、というタイプのアンプでは無いですが、音が広がって聞こえる(包まれているような音の広がり方をする)タイプのアンプなんですって。
まぁこればっかりは好き好きなんですが、オーディオ初心者のオカポンが今まで感じたことのない、音に包まれる感覚で自分の好きな曲を聞くことができるというのは、とっても幸せなことですね。

なんだかスピーカーエンクロージャーのレビューじゃなくてアンプのレビューになってしまいましたが...
皆さんも、ぜひ作って聞いてみてくださいね!

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は9月24日です!)

記事担当:
ハンダ付け不要-非マイコン系


いきなりですが!
共立電子産業にはいくつかのブランド名がついたキットが出ているのをご存じでしょうか?
WonderKit」とか「共立プロダクツ」とか「シリコンキット」「デジットキット」などがあります。

その中でも「ピュアオーディオ」に特化したものを「Wonder Pure」ブランドとして、製造・販売しているんです。
今回のブログでは、そんな「Wonder Pure」の中から最近発売した
★「バスレフエンクロージャー組立キット(2台1組) / WP-SPMF4」を作ろうと思います!!
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なんだかんだで、こういう自作のエンクロージャーを作るのは、オカポンにはまだまだ敷居が高いかなーと思っていたんです。
オーディオ趣味って値段が天井知らずだったり、専用スペースの決まった位置で聞かなきゃいけないとかもうこだわりだしたらキリがない底なし沼って言うイメージがあったので。
ただ、今回作ってみるキットなんですが、¥7,700(2020/09/10現在)とまだ手が出しやすい価格でして。
サイズ的にもそこまで大きくないので、邪魔になりにくいし、ハンダ付け不要で作りやすい。とのことなので、チャレンジしてみることにしました!!

ということで、さっそく開封の儀から始めます。
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ぼちぼち大きい箱です。
重さは2キロ。
箱の中身にはエンクロージャーに使用する部品やカラーの説明書が入っています。

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一番右の写真がエンクロージャーの正面になる板材です。
こう見るとエンクロージャー小さいですね。

そうそう。とっても重要な話です。
完成させるには、別途用意する必要があるものがあります。
このエンクロージャー、スピーカーユニットがついていません。ホントに箱だけなんです。
今回作るエンクロージャーは「ONTOMO MOOK(8月19日発売)付録のマークオーディオ製スピーカーユニットに対応」しているとのことなので、★「ONTOMO MOOK これならできる 特選スピーカーユニット 2020年版マークオーディオ編 ▲航空便不可▲ / ISBN9784276963115」の付録スピーカーユニットを使います!

あと、絶対必要!なものがあります。それは・・・★「木工用ボンド」!!
これがないと組み立てられないですからね。

工具
プラスドライバー(No.2)
L定規 又は三角定規など直角がみられる定規
ラジオペンチ
が必要です。

あったら便利!
・濡れ雑巾・・・はみ出たボンドを拭き取る用
・吸音材・・・必要かと思っていたんですが、好き好きなんだそうです!


さーて、部材が揃ったので、組み立て作業に入ろうと思います。
説明書がカラーなので、分かりやすいです。

ちょっと迷った所の解説をしますね。
■ボンドの量!
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これくらいでいいそうです。(左写真)
はみ出たボンドは、濡れ雑巾でふき取っておきましょうね。
ボンドは5分もすると固まり始めるそうなので、はみ出た時は手早く拭き取りましょう。
接着面にはみ出たボンドをそのままにすると、固まったボンドのせいで隙間ができちゃうんです。
板材同士に隙間が出来ると音漏れの原因になったり強度が出なくなるので注意が必要です。
固まったボンドはカッターやヤスリなどでカリカリ剥ぎ取るのも手ですが、固まる前に濡れ雑巾でサッとふき取るのが楽ですよ♪


■L定規の必要性!
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このL定規があれば、きちんと90度直角にMDF材がくっついているかが確認出来るわけですよ!
すごく安心!!!定規をあてたときに隙間が出来ればそっとMDF材を動かして修正してくださいね。


というわけで、ボンドをつけて、しっかり位置合わせ。
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次は「ターミナル」をつけます。
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ネジ穴の位置がちょっとズレてる…?と思いますが、ターミナルをぐっと動かすとエンクロージャーの穴と合いますのでネジで取り付けましょう!

次は「バスレフダクト」(可変バスレフポート)
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オカポン的に迷ったポイントはこちら!
■この円いスポンジ、何!?
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パッキン」だそうです。(説明書にも記載してました★)
このパッキンはダクトを取り付けた際、エンクロージャーによっては板との間に隙間が出来ることがあるそうで、そう言う場合に隙間を埋めるために付いてるんだそうです。
今回製作しているエンクロージャーは取付時に隙間が出来ないように設計されてるので、使用しなくても問題ないそうです。もちろん使っても問題ないですよ。
ただ、使用する場合ネジ穴がパッキンで塞がれちゃうので、取り付けるときは穴あけをしないといけませんね。オカポンはつけませんでした!

■「カチッ」て音しない…
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説明書にはダクトをジョイントする時、カチッと音がしてはまるみたいなんですが、オカポンが組み立てたダクトは音がしませんでした。
上手く作れていないんじゃないかと不安になりましたが、ロットによってはカチッと音がしないものもあるそうです。
中を触ってみて、段差が無ければ問題無いそうですよ。


ということで「バスレフダクト」を取り付けます。
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さて、次は★吸音材です。
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最初でも書きましたが、吸音材を入れるか入れないかは好みなんですって。
吸音材って、エンクロージャーの中での音の響き具合を変えるために入れるんだそうで、一度音を出してから入れる入れないを決めた方がいいみたいです。
でもそうなると音を出した後にどこかをバラして吸音材を入れないといけないって事ですよね...メンドクサイ...
吸音材を入れると、モコッとした音になるそうです。・・・・・もこっ???

で、問題発生
説明書に書かれている吸音材の「好みの量」が分かりません!
説明書には「「内部構造写真」のようにふんわりと浮いた状態」と書いているんですが、エンクロージャーの中が見えないから状態が分からないよう!!!(´;ω;`)
そして、初めて吸音材を触るオカポン。
え、どうやってふわふわになるの?そこそこ硬いんだけど。。。。切るの?ハサミ?ハサミなの??
と軽くパニックになりましたが、あ、これ割けるんじゃない?と思って上の方をひっぱってみたところ・・・
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ふわふわになったーーー!!!!
ということで、エンクロージャーの中に突っ込みます。
これで良いのか、とっても不安。まぁ、ダメだったらやり直しましょう。


次は「スピーカーユニット」です。
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ラジオペンチで端子の反りを修正します。

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これね。スピーカーユニットの磁力が強すぎて…すぐラジオペンチがスピーカーユニットにくっつこう、くっつこうとするんですよ・・・・参った参った。
なんとか修正完了です!

で、スピーカーユニットに付属している「パッキン」を取り付けます。
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次に「スピーカーユニット」に「端子」を取り付けます。
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これがなかなか固くって!
ぐぐぐぐっと左右に少しずつ動かしながら、奥まで入れてくださいね。

で、スピーカーユニットをエンクロージャーに入れて、ねじ止めをしたら完成なのですー!!
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完成して、ホクホクしていたんですが・・・・
・・・どうやって音楽聞くの!?
次週は、そのあたりの紹介をしようと思います。


ちなみに開封の儀からここまでで、撮影しながら・試行錯誤しながらで、だいたい3時間かかりました。かかりすぎ…?


皆さんも、ぜひ作ってみてくださいね!

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は9月17日です!)

記事担当:
ハンダ付け必要-非マイコン系


2019年4月に発売されてからずっと温めていた、超かわいいハリネズミ型ロボットの★「とげまる / MR-9108」

ウハウハしながら、オカポン今年の4月に4週にわたって作りました。
★「電工女子★ハリネズミ型ロボットの「とげまる」を作ります! Part1★」
★「電工女子★ハリネズミ型ロボットの「とげまる」を作ります! Part2★」
★「電工女子★ハリネズミ型ロボットの「とげまる」を作ります! Part3★」
★「電工女子★ハリネズミ型ロボットの「とげまる」を作ります! Part4★」


で。
実は「とげまる」を購入した時から、やりたくてやりたくてやりたくて仕方がなかった事があったんです。
それは「とげまる」を「音速ネズミ」にカラーチェンジすること!!!
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元の色ももちろん可愛いんですが、ハリネズミと言えば・・・回るし・・・可愛いし・・・ほら、ね。
ということで、近所のTAMIYA商品を売っている所に出かけて、ラッカーなどの塗料を購入
ついに実行に移したのです!

使用したものは、こちら!
 ※エレショップでは扱っていないので、探してみてくださいね!!
ファインサーフェイサー(ホワイト) L
 ・・・塗装下地に使います。
    これをしないと、とげまる自身のトゲカラーが出てきて、きれいな青色にならないので必要なんですって。
レーシングブルー/つやあり(TS-51)×2本
 ・・・独断と偏見で決めた色です。メタルソニックみたいって言われましたけど、オカポン的には有りなカラーだと思っています。
マットホワイト/つや消し(TS-27)×1本
 ・・・手袋とか靴とか、顔の部分に使いました。

スプレー以外にも細かいところに塗るようとして…
・アルコール系塗料 ガンダムブルー(GM06)
・アルコール系塗料 ダンダムホワイト(GM11)
・アルコール系塗料 ガンダムレッド(GM07)
を用意しました。なんだかんだでペンタイプって便利です。


駄菓子菓子。
ここまで揃えておいて言うのもなんですが、オカポン、ラッカー使ったことないんですよね…
どうやって進めたらいいのかも分からない…。
ということで!!
シリコンハウスにいらっしゃる、超強力な助っ人にお願いして、とげまると購入したものをまるっと渡して塗ってもらいました★テヘペロ

どういう風に作業したのか、教えて頂いたので紹介していこうと思います!
まずは「分解_洗浄_サフ吹き
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『サフ吹き』は『サーフェイサーを吹くこと』なんですって。
まずは下地からって事ですね。
説明書を逆に進めてとげまるを分解。
この時、説明書のページごとに塗装しないパーツを分けておくと後々楽かも、とのこと。

バラした部品をホコリ、油分、プラスチックの離型剤などを取り除くために中性洗剤で洗浄

塗装するのに適当な棒や台に仮止めして塗装開始。
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今回は割りばしに両面テープで固定しましたが、固定が弱かったので改善が必要とのことでした。
とげの部分は暗い色なので、直接メタリックブルーを塗装すると元の色の影響で発色が悪くなります。
そのため、下地に白色のサーフェイサーを軽く吹いて、その上にメタリックブルーを塗装する流れになります。

次に「マスキング作業1_一部塗装
足の白色に塗る部分、耳のメタリックブルーに塗る部分の塗り分けにマスキング作業。
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また、脚のピンも2本赤色にガンダムマーカーで塗装。


そして「ホワイト塗装_耳の一部塗装
下地が必要な部品は全てホワイトサーフェイサーでの下地塗装が完了。
肌色の上にホワイトを塗りますが、ホワイトは隠ぺい力が低いために下地の肌色が透けてしまいます。
なのでこちらもサーフェイサーで下地処理をしています。
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目の部分、脚の部分のホワイトを塗装。
マスキングテープを剥がして前脚の塗装も完了。

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耳のメタリックブルーの塗装。
あらかじめマスキングテープが浮いていないかチェックしてから塗装に移りましょう。
マスキングテープが浮いているとそこから塗料が入り込んでマスキングの意味が無くなってしまいますからね。


その後「後ろ脚と顔のマスキング
後ろ脚と顔の塗り分けをするためにマスキングを行います。
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狭い部分や、曲線のマスキングには細くカットしたマスキングテープを使うと楽に作業ができます。
TAMIYAからは細いマスキングテープも販売されているので、そういうものを使うのもオススメです。 

次は「後ろ脚の塗装
顔と後ろ脚の塗装仕上げです。

マスキングを行った顔と後ろ脚をブルーに塗装。
顔の奥まったところにはスプレーが届きにくいですが、厚吹きにならないように注意
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マスキングテープをはがして確認。
塗り分けはまずまずといった感じになりました。

さらに後ろ脚にマスキングをして、スニーカーっぽい塗り分けを行います。
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マスキングテープが安物だからか粘着力が弱く、柔軟性も低い気がします。
案の定、塗り分けしたいところに隙間が開いて、塗分け失敗。。。
こう言うことがあるのでマスキングテープは良い物を選びましょう


最後に「トゲ塗装_組み立て直し
胴体や頭のトゲトゲ部分も塗装完了。
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トゲの底の方はスプレーが届きにくいため、
何度も塗り重ねる必要がありました。(やり過ぎるとあとで痛い目にあいます

パーツの多さからまとめて同じように塗ることができなかったこともあり、パーツによって色の明るさが異なってしまいました。
揃えようとするとさらに塗装回数を増やしてしまうため、ここで切り上げます。

しっかり乾燥させた後、組み立て直しです。
事前にこうなるだろうなぁと予測してはいましたが、塗膜の分だけパーツの勘合がきつくなっていました。
胴体のトゲとかは力いっぱい押し込まないと入らないくらい固い。
最後の最後で部品を破損してしまうと怖いので、胴体の差し込み穴に入った塗料をドリルで取り差し込む部品のボス(凸部分)もデザインカッターでカリカリと塗装をはがしました
なんとかかんとか説明書の絵と答え合わせしつつ、間違えないように組みなおしができました。

で、完成。

ふぉおおおおおおお!!!!!
可愛いですね可愛いですね!!!!!!

音速ハリネズミの完成ですよ!!
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さすがシリコンハウスの模型職人。ある筋では有名人なだけあります。
イイ仕事してくれました!
こんなに良いできだと愛着もさらに湧いちゃいますね!
オカポン大満足です!!




で、そうそう。
オカポンがとげまるを完成させた時、とげまるの挙動がおかしいなー・・ってことがあったんですよ、実は。
とげまるがでんぐり返る時にギヤが空回るような音、していたんですよね。ギギギギギギッて。
んで、共立プロダクツの開発の人に見て頂いたんですが・・・
なんと、オカポンがちゃんと組み上げていない箇所が2ヵ所もあったんですよ!
念のため、書いておきますね。
一か所目は「ギア押し込み不足
MR-9108-5-19
ギアが奥まで押し込まれていないので、右のギアとかみ合わず、空回りしていたそうです。

二か所目は「タッピングねじのゆるみ
MR-9108-5-20
オカポンが仕上げたとげまる、全体的にねじを締めるのが緩めだったみたいです。
ねじが緩いと、全体的にガタついて負荷がかかったときにギアがはずれる方向に逃げるんですって。
最悪壊れちゃいますね…。
ということで、タッピングネジを締めるときはしっかり回し切ろうと思ったのでした!



皆さんも、ぜひ作ってみてくださいね!

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は9月10日です!)

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