エレショップblog

半導体・センサー・マイコン・電子工作キットほか、各種電子部品の専門店「共立エレショップ」から主に電子工作の関連情報をお届けします。 http://eleshop.jp/

記事担当:
ハンダ付け必要-マイコン系


本日は!
先日発売されたWonderKitの★「音が鳴る貯金箱Liteキット / PG-BK05」を作ってみます!

実は以前(2019年08月22日!)、同じくWonderKitから発売された★「音が鳴る貯金箱 【キット】 / TA-04」を作って、このブログで紹介したことがありました。

【組立て編】
【箱への組み立て】
【応用編(好きな曲を入れよう!)】
電工女子、WonderKitを作ります!(第26弾:音が鳴る貯金箱です)★4


今回発売されたキットと名前が似てる…?
そう、ほとんど同じ名前なのですが、今回作るキットには「Lite」とついているのです!
どういうこと?

「Lite」の理由 その1
結論から言うと、最初から入っている効果音が「Lite」なのです。
今回のキットには↓の3つの効果音が入っています。
 ・キャッシュレジスター(チーーーーンっ)
 ・歓声と拍手(ワーーーー!パチパチパチ・・・)
 ・レベルアップ(テッテレー♪)
★TA-04は、6曲入っていて、自分で好きな曲が入れれましたが
★PG-BK05(Lite)は、3曲入りで、追加も変更も出来ません。
凝ったことができない分「お手軽」、の「Lite」なのです。
でも、この効果音がオカポン的にとってもお気に入りです。
「歓声と拍手」(ワーーーー!パチパチパチ・・・)なんて、貯金することを褒めてもらってるみたいで、嬉しくてもっと貯金したくなりますよ!

「Lite」の理由 その2
お値段がお手ごろ!
2024年3月7日現在…
★TA-04は、¥3,960(税込)
★PG-BK05(Lite)は、¥1,980(税込)
となっております!!

使ってるセンサーなどは同じなので、効果音以外の性能は同じだそうですよ!!
それに何と言っても、今回の★PG-BK05(Lite)には、真っ白な段ボール紙のしっかりした箱がついているのですよ!!!箱を用意する必要が無いので、これはとっても嬉しいポイントだと思います!!
貯金箱なのに箱がないって、それじゃあただの「貯金」ですからね!


という事で、この★「音が鳴る貯金箱Liteキット / PG-BK05」を作っていきます!

まずはパッケージ
PG-BK05-1-1

今までと違うパッケージです!
紙箱が折りたたんで入っているので、A4サイズになったようです。
そして、実はこのパッケージ、オカポンが作りました~(´▽`*)♪
17部品に53カ所ハンダ付け、と聞くと多そう…?と思いますが、全体的にそこまで難しくなかったです。
・・・表面実装の部品が1つのあるので、そこは手間取りましたが…。


ということで、中身です。
PG-BK05-1-2


こちらが基板
PG-BK05-1-3
PG-BK05-1-4
基板に何かくっついてる???


ぺろりとめくると、中から表面実装の部品が出てきました
PG-BK05-1-5
部品が小さいので、どっかいかないように留めてくれているんでしょうね。


では部品を取り付けていきましょう。
まずは、抵抗です。
PG-BK05-1-6


それぞれ指定された場所に挿し込みます。
PG-BK05-1-7


次が、難関な音楽再生ICの表面実装部品です。
基板の白い〇と部品に印刷されている〇に位置を合わせます。
PG-BK05-1-8


久しぶりの表面実装部品なので、なかなかうまくハンダ付けできなくて難儀しました。
以前、大量のチップ部品をハンダ付けした際(★「電工女子★チップ部品使用 音感知LED10点タワーを作ります!★」)に試した方法でやってみましたが、手元にピンセットが無かったので、結構難しかったです。
PG-BK05-1-9
この部品のまわりに小さな穴が開いているのですが、ハンダが飛んでしまって塞いでしまう事態に!
でもここは埋まっていても問題無いんだそうです。よかった!


積層セラミックコンデンサ(取り付け方向無し)
PG-BK05-1-10


電解コンデンサ取り付け方向有り
PG-BK05-1-11
足が長い方が+です。

LED取り付け方向有り
PG-BK05-1-12
足が長い方が+です。

タイマーIC取り付け方向有り
PG-BK05-1-13


スライドスイッチヘッダーピンを取り付けたらこんな感じです!
PG-BK05-1-14


電池ケース取り付け方向有り
PG-BK05-1-15
基板に描かれている+と-、ケースに書かれている+と-をあわせて取り付けしてくださいね。
ハンダ付け後の電池ケースの足が結構太いので、ニッパーでカットする時、要注意です!


反射型フォトセンサー取り付け方向有り
PG-BK05-1-16
取り付ける前に、部品の足を折り曲げてあげないといけません。

部品の上面の片方に部品の型番が刻印されています。
その刻印されている側を上にして(表面)、逆方向(裏面)に足を曲げます。
PG-BK05-1-17

裏面側の足は根本から直角に曲げます。
PG-BK05-1-18


表面側の足は、根本から2.5mmの場所で裏側に折り曲げます。
PG-BK05-1-19


基板の裏面から(←ここ重要!)部品を挿し込みます。
PG-BK05-1-20


この時、上から見て基板に描かれている白い線から部品が飛び出て居ないか確認します。
PG-BK05-1-21
問題無かったら、ハンダ付けしてくださいね!
飛び出てた場合は・・・・・頑張ってなんとかしましょう!


次は、スピーカー
使うパーツはこちら。
PG-BK05-1-22


基板の表面からスピーカーを通します。
PG-BK05-1-23


スピーカーの両端をネジとナットで固定します。
PG-BK05-1-24


裏面から表へケーブルを通して、ハンダ付けします。
PG-BK05-1-25


横から見るとこんな感じ。
PG-BK05-1-26


という事で、基板の作成はここまでですー!!


写真撮りながら&ちょっともたついた(表面実装部品とか)所もありましたが、1時間かかりませんでした

さて、次回は動作確認や箱の組み立てなどに取り掛かりたいと思います!



皆さんも、ぜひ作ってみてくださいね♪

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は3月14日です!) 


記事担当:
ハンダ付け必須-非マイコン系


シリコンハウス2階で見つけた1枚の『電子工作のススメ』的なチラシ。
ElectricMusicBox-1

これを作ってみようと思い立ったオカポンは、ブレッドボードを使って回路図を参考に組み立て、無事メロディICを鳴らすことに成功したのだった!

ElectricMusicBox-3

ElectricMusicBox-4


そして次なるステップとして複数のメロディICを鳴らせるようにしようと野望を燃やすのだった!

★前回の記事はこちら


と言う訳で、前回からちょっと時間が空いてしまいましたが、実はボチボチ野望を進めておりました。
前回1個のメロディICを鳴らすことに成功したしので、今回は全部で8個あるメロディICを鳴らせるようにしようと思います!

使用するICはこれ↓!

これらのICをブレッドボードにずらっと並べて、スイッチを押したらなるように挑戦します!

ブレッドボードにICをを並べる前に、ちょっとした準備を。

前回電池BOXの配線をそのままブレッドボードに挿したのですが、すぐに線がヨレヨレになってしまって刺さらなくなってしましました。
なので電池BOXの配線にコネクタをつけようと思います。
ElectricMusicBox2-01
取り付けるのは「QIコネクタ」。
「QIコネクタ」はブレッドボードやユニバーサル基板で使われている2.54mmピッチのコネクタなのです。
今回は後々基板に移植することも考えて、ソケットの★「QIコネクタ02P★受注単位有★ / QI-2」をつけることにしました。

ElectricMusicBox2-02
これで電源の準備は完了

次はこの電池BOXをつなぐために、ブレッドボードにヘッダーピンを立てます。
ElectricMusicBox2-03

ElectricMusicBox2-04

ヘッダーピンを立てたら、電池BOXを接続。
ElectricMusicBox2-05

当たり前の話ですが、電池BOXのスイッチをONにするとメロディICがなりました。
QIコネクタは極性がないので、ぼーっとしてるとプラスマイナスを逆に繋いでしまうこともありますので注意してくださいね。


ここでもう一つ準備を。
これからメロディICを8個並べて鳴らすんですが、ブザーは1個で済ましたいなぁと。
その方がブレッドボードの上がスッキリとして見た目も良いんじゃないかと思ったんです。

で、ブレッドボードの上を見てると、ちょうど良さそうなところが。
ElectricMusicBox2-07
そう、使ってない電源ラインにブザーを挿せば、どのメロディICからも同じ様につなぐことができるんじゃないかとヒラメキました。

早速ブザーに合わせて配線を延長します。
ElectricMusicBox2-08

なんだかちょっと間延びしてしまいましたが、ちゃんとメロディICは音楽を奏でてくれました。


ではいよいよ、ブレッドボードにスイッチを追加します。
ElectricMusicBox2-09


ブレッドボードは配線の具合によってはスイッチが押しにくくなるので、少し背の高いものを選びました。

どこにスイッチを追加しようかなぁって迷いましたが、一番スイッチを入れやすそうな所に追加してみました。
ElectricMusicBox2-10

これで見た目もスッキリするんじゃないかな。

で、電池BOXにスイッチをONにして、タクトスイッチを押すと・・・
メロディICが鳴りました!
スイッチを押している間だけ音楽が流れました。

と言う訳で基本形は完成です。
あとは残りのメロディIC7個分を同じ様に接続していけばOK!

まずは2個目!
ElectricMusicBox2-12

この状態で片方のスイッチを押すと・・・・

あれあれあれ?
両方のICがなってしまって音が混じってる!?
なんで~???

この時点で頭がショートしてしまったので、助け舟を出してもらいました。

どうやら回路の最後の最後にスイッチを入れてたようで、どのスイッチを押しても全部の回路が繋がってしまうようになってたんだそうです。
正直どういうことなのか理解できてないのですが、スイッチを入れるところが悪かったというのは判りました。

で、スイッチの場所を修正したのが↓
ElectricMusicBox2-14

修正版ではメロディICからブザーへ行く所にスイッチを入れました
これで個別につながるようになったんだそうです。
で、さっきスイッチを入れたブザーからGNDで行く所は、全部の回路で共通になるので、1本でOKとのこと。
なのでブレッドボードを縦断する配線は1本しかないのです。
なるほどねぇ。全部は理解できてないけど、なるほどねぇ・・・

実際スイッチを押すと、それぞれのメロディICが個別で鳴りました。
おお、成功した!


と、ここでちょっと気付きが。
全部の回路で共通になるんなら、じゃまにならないように端に寄せれば良いんじゃないかと。
ElectricMusicBox2-15

ブレッドボードを縦断する配線と電池BOXを左端に寄せてみました。
あとは他のメロディICの配線を右に右に寄せながら並べていけば完成、のはずです。

完成形がこちら。
ElectricMusicBox2-16

思ったよりもコンパクトにまとまりました!
ちゃんとスイッチを押したらスイッチにつながるメロディICだけが鳴るんです。
聞きたい曲のスイッチを押せばちゃんと聞きたい曲が聞けるんです。
当たり前のように聞こえますがなかなか大変なことなんだなぁと思いました。

ここでまたヒラメキが。
ElectricMusicBox2-17
コッチ側から見た方がなんかそれっポイんじゃないかと。

ElectricMusicBox2-18

メロディICと電解コンデンサの前後も逆にしたら、メロディICを鳴らすための装置に見えてきました。
やっぱり部品の配置って大事だなぁと思いました。

と言う訳で今回はここまで!
まだまだ改良したいところがあるので、それは次回以降に!

みなさんも是非、作ってみてくださいね♪


(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は3月7日です!) 

記事担当:
ハンダ付け必須-非マイコン系


猫って「う○ち」をしたら砂をかけて隠そうとする習性があって、理由としてはニオイを隠して外敵から身を守るためとか聞いたことがあります。
うちで飼っている三匹のお猫様のうち二匹は念入りに砂をかけて隠してくれるんですが、一匹ほとんど隠してくれないお猫様がおられます。
その方が事を済ました後しばらくすると部屋が「う○ち」のニオイで充満してしまうことがよくあるので、ニオイに反応してブザー鳴らしてくれるものあったら便利だなあと探してたら、なんと思ってた商品に近いものがありました。

エレショップの概要欄には
臭気を含んだガスに反応するセンサーを搭載し、ニオイを検知すると4個の検出レベルLEDとブザー音でお知らせします。
と記載されてたので、もしかしたら反応してくれるかもしれないという期待を込めて実験してみたいと思います。

組み立てに関しては以前のブログを参照してください。

まずニオイに反応するかどうかを確認する必要があるため、猫トイレの横にずっと佇んで事を終えるまで待ちます。
いつも砂をかけて隠すお猫様が直ぐにしてくれたので
KP-ODO602-check-1

今回は済んだ後に無理やりトイレから退去して頂き「う○ち」にセンサーを近づけました。
KP-ODO602-check-2
ん?全く反応しません・・・もう少し近づけます・・・

KP-ODO602-check-3
反応しません!

以上、これにて今回のブログは終了です。




…というわけにはいかないので、センサーが機能するのか確認するため、家にあるニオイのするのものでセンサーが反応するか試してみます。

まずは、すぐそばにあった除菌用アルコール
KP-ODO602-check-4

近づける前の状態
KP-ODO602-check-5

テーブルの上に一吹きしてセンサーを近づけます。
KP-ODO602-check-6
おっ、点灯が1つ増えました。

しばらくすると、3つ点灯しました。
KP-ODO602-check-7
どうやらセンサーは機能してるようです。

せっかくなので他にも反応するものがないか探してみます。

次はお酢
我が家にはカンタ○酢しかありませんでしたがこれで実験です。
KP-ODO602-check-8

先ほどのアルコールと同じようにテーブルに垂らしてセンサーを近づけます。
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しばらくこの状態で置いてみましたが、全く反応しません。
KP-ODO602-check-10


さあ、次行ってみましょう
次はマニュキュア
蓋を取って近づけます
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かなりシンナーっぽいニオイがしますが反応無いです。
KP-ODO602-check-12

さらに近づけてみますが反応ありません。
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では次に香水です。
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おお!これは結構反応しますよ!
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今までで一番の反応の全点灯です!
KP-ODO602-check-16


とりあえず身近にあるニオイがするものを使って実験した結果、センサーは機能してることが分かりました。

当初はお猫様が「う○ち」するとそのニオイに反応してセンサーがピーピー鳴ってスゲー便利みたいな事を想定してましたが、結果は「う○ち」のニオイには全く反応せず反応するニオイを探す実験になってしまいました。

実は共立プロダクツのサイトで製品マニュアルがPDFで置いてあり、その中の拡張マニュアルPDF にどういうものに反応するか書かれていたんですよね・・・

下調べって大事ですね。

※ブログ掲載のニオイ探知機は電源をACアダプターから取るように改造したものを使用してます。



(記事:松ちゃん)
更新予定:毎週木曜日(次回は2月29日です!) 

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