エレショップblog

半導体・センサー・マイコン・電子工作キットほか、各種電子部品の専門店「共立エレショップ」から主に電子工作の関連情報をお届けします。 http://eleshop.jp/

記事担当:
ハンダ付け必須-非マイコン系


猫って「う○ち」をしたら砂をかけて隠そうとする習性があって、理由としてはニオイを隠して外敵から身を守るためとか聞いたことがあります。
うちで飼っている三匹のお猫様のうち二匹は念入りに砂をかけて隠してくれるんですが、一匹ほとんど隠してくれないお猫様がおられます。
その方が事を済ました後しばらくすると部屋が「う○ち」のニオイで充満してしまうことがよくあるので、ニオイに反応してブザー鳴らしてくれるものあったら便利だなあと探してたら、なんと思ってた商品に近いものがありました。

エレショップの概要欄には
臭気を含んだガスに反応するセンサーを搭載し、ニオイを検知すると4個の検出レベルLEDとブザー音でお知らせします。
と記載されてたので、もしかしたら反応してくれるかもしれないという期待を込めて実験してみたいと思います。

組み立てに関しては以前のブログを参照してください。

まずニオイに反応するかどうかを確認する必要があるため、猫トイレの横にずっと佇んで事を終えるまで待ちます。
いつも砂をかけて隠すお猫様が直ぐにしてくれたので
KP-ODO602-check-1

今回は済んだ後に無理やりトイレから退去して頂き「う○ち」にセンサーを近づけました。
KP-ODO602-check-2
ん?全く反応しません・・・もう少し近づけます・・・

KP-ODO602-check-3
反応しません!

以上、これにて今回のブログは終了です。




…というわけにはいかないので、センサーが機能するのか確認するため、家にあるニオイのするのものでセンサーが反応するか試してみます。

まずは、すぐそばにあった除菌用アルコール
KP-ODO602-check-4

近づける前の状態
KP-ODO602-check-5

テーブルの上に一吹きしてセンサーを近づけます。
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おっ、点灯が1つ増えました。

しばらくすると、3つ点灯しました。
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どうやらセンサーは機能してるようです。

せっかくなので他にも反応するものがないか探してみます。

次はお酢
我が家にはカンタ○酢しかありませんでしたがこれで実験です。
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先ほどのアルコールと同じようにテーブルに垂らしてセンサーを近づけます。
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しばらくこの状態で置いてみましたが、全く反応しません。
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さあ、次行ってみましょう
次はマニュキュア
蓋を取って近づけます
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かなりシンナーっぽいニオイがしますが反応無いです。
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さらに近づけてみますが反応ありません。
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では次に香水です。
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おお!これは結構反応しますよ!
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今までで一番の反応の全点灯です!
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とりあえず身近にあるニオイがするものを使って実験した結果、センサーは機能してることが分かりました。

当初はお猫様が「う○ち」するとそのニオイに反応してセンサーがピーピー鳴ってスゲー便利みたいな事を想定してましたが、結果は「う○ち」のニオイには全く反応せず反応するニオイを探す実験になってしまいました。

実は共立プロダクツのサイトで製品マニュアルがPDFで置いてあり、その中の拡張マニュアルPDF にどういうものに反応するか書かれていたんですよね・・・

下調べって大事ですね。

※ブログ掲載のニオイ探知機は電源をACアダプターから取るように改造したものを使用してます。



(記事:松ちゃん)
更新予定:毎週木曜日(次回は2月29日です!) 

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待望の白光のペンシル型デジタル表示機付きのはんだこて、新しく入荷しています。
FX600D-813-1
白光 FX-600D-813
https://eleshop.jp/shop/g/gO25311/


パッケージはこんな形です。
FX600D-813-2

前はハッコーさんのコテといえば本体が見えるブリスターパッケージだったのですが、
環境を考慮してか、紙パッケージに変更されています。


本体を見てみましょう。
FX600D-813-3
今回のFX-600Dは先端キャップが付属しているので別途購入する必要がありません。


FX600D-813-4
キャップを取ると「こて」の部分が見えます。
先端部は旧モデルのFX-600とほぼ同一で、こて先も一緒のものが使用出来ます。


では、電源を入れていきましょう。
FX600D-813-5

FX600D-813-6


今回の新製品の一番の目玉の「液晶ディスプレイ」の表示はこんな感じです。
(初期状態では350℃に設定されていました)



この製品は、持ち手の部分に付いているボリュームで温度設定が可能となっています。
FX600D-813-7
(設定可能温度 200〜540℃)

あまり目立たない所ですがこの製品の良いところは「リップル温度」が
「±1℃(無負荷時)」とかなり安定した温度で使用可能な所です。

安定した温度を維持出来るのは、はんだ付け精度に直結する所なんで
かなり重要です。


とりあえず300℃に設定してはんだ付けしてみましょう。
FX600D-813-8
(私はいつもはこれぐらいの温度ではんだ付けしています)


温度落として200℃。
FX600D-813-9
さすがにとけが悪いですね・・・


温度上げて400℃
FX600D-813-10

FX600D-813-11
はんだ付けは出来ますが、フラックスの蒸発が早い感じがします。

と、やっぱり普通の有鉛半田を使用するなら300℃あたりが使いやすいです。
(あくまで個人的感想)

それと細かい所ですが液晶無しタイプのFX-600はLEDの表示・・・

ヒーターON時 常灯
ヒーターOFF時 点滅

でしたが今回のFX-600Dは・・・

ヒーターON時 常灯
ヒーターOFF時 消灯

に変更されているようです。
600Dの方がやはりわかりやすいですね。


温調タイプのはんだこて持っている方でも、FX-600Dの「液晶ディスプレイ&ボリューム」での温度調節、一度やってみると買い替えたくなりますよ。


ぜひぜひ、ご購入検討ください。

担当:ヨジゲン 
更新予定:毎週木曜日(次回は2月22日です!) 


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ハンダ付け必須-非マイコン系

みなさん、ブッダマシーンって知ってますか?

いきなりよく分からない質問で始めてしまいました、オカポンです。
ちなみにオカポンは共立に入ってその存在を知りました。

ちなみに『ブッダマシーン』というのは、中国で製造、販売されているもので、派手な装飾でお経を流す機械なんです。
キラキラ光る仏様が描かれていたり、派手に光る蓮の花の形をしていたり。
見た目も大きさも色々で、仏具と言うより『そういう機械』と言った趣なんです。
BT620e
ちなみに『お経』と言っても日本でよく聞くお経と違って、言語が中国語な上に歌謡曲のように伴奏がついているものもあったりで全然『お経』を聞いている気がしません。
逆に宗教色が無くなってて不思議な感じがする『ブッダマシーン』なのです。
エレショップでも今までいくつか取り扱いがあったので、興味が湧きましたらエレショップで『ブッダマ』で検索してみてくださいね。

さてこの『ブッダマシーン』。
ガジェット好き界隈ではそこそこ名の知れたアイテムで、その見た目とお経のインパクトで虜になる人が続出。中には音楽イベントで使用する人までいるんだとか。
で、オカポンもその魅力に目覚めてしまいまして、2023年9月に基板を仕入れてキットみたいな感じにして販売をしました。
有り難いことに大好評で、直ぐに完売となりまして、その後も再販のリクエストを多数頂いておりました
それから紆余曲折あり、先日ついに★『ブッダマシーン基板 部品セット TE-BTMKIT2が販売されたのです!


と言う訳でようやく本題
本日はこの『ブッダマシーン基板 部品セット / TE-BTMKIT2』を作ってみようと思います!

↓コレがパッケージ
BUDDAMA01

中身はこんな感じです。
BUDDAMA02

簡単な説明書が1枚と少しの部品。
BUDDAMA03
たったこれだけ。
キットと言うにはあまりにもあんまりだったので、今回のは『部品セット』と名乗っているわけです。

今回もメインになる『ブッダマシーン基板』にスイッチやらスピーカーやらをはんだ付けしていきます。
BUDDAMA04

こんなちっちゃい基板にこんなにも配線しないといけないなんて・・・
前に販売したブッダマシーンでは↑の図の通りにはんだ付けしたので、結構アレな見た目になっちゃったんですよね。
Xでも色々言われたんでその辺も踏まえて作っていこうと思います!

まずは下準備から。
BUDDAMA05
基板に配線を取り付けていくんですけど、スイッチとかスピーカーとかはそのままでは使えないので下処理をします。

まずはタクトスイッチに配線を付けます。
BUDDAMA06
極性はないのでどっちが赤でも黒でもいいですし、なんなら両方赤でもOKです。

次はスピーカー
BUDDAMA07
コネクタが付いてるんですけど使わないのでカットします。
ついでに好きな長さに調節して、先端の被覆を剥いてハンダ上げしておきます。

今回はケースへの組み込みは考えてないので、配線の長さは適当にしてますが、フィギュアや仏像に組み込んだり仕込んだりする場合はその辺の配置も考えて配線の長さを調節してくださいね。

続いて電池BOXの赤色(+側)の配線とタクトスイッチをつなぎます
BUDDAMA08
単純に2本の線をまとめただけだと太くなりすぎて基板に取り付けにくくなるので、繋いだ先にまた配線を付けてスリム化しました。

これで基板に取り付けるための部品の準備は完了です。
次は基板の方の準備を。
BUDDAMA09
配線を取り付けるパターン部分に予備ハンダをしました。
パターン自体は8箇所あるんですけど、今回使うのは↑の5箇所です。

配線は基板の端から付けていくと良いよ、と聞いていたので、まずはスピーカーから取付けます。
BUDDAMA10
これはまだ楽ちん。

なんですけど、基板が小さくて軽いのではんだ付けしようと思うと逃げ回って大変です。
なのでこういう時はヘルパーがあるととっても楽に取り付けができますよ。

ST95a


ST94a


ST85a


スピーカーの次はスイッチを取り付け。
BUDDAMA11
なかなか、大変。

次は電池BOXの黒線(-側)を取付け。
BUDDAMA12
ここも、結構、大変。
コテ先が隣にあたると配線が取れるので慎重に・・・

で、最後に積セラをちょこんと乗せれば・・・
BUDDAMA13

完成です!
BUDDAMA14


単4形乾電池2本をれると・・・
無事お経(?)が流れました。
スイッチを押すと曲(?)が変わります。
いろんなお経(?)が入っているのでぜひ聞いてみてくださいね!

所要時間は20分ほど。
工程自体は少ないんですけど、とにかく基板へのはんだ付けが細かくて・・・
ヘルパーがなかったらもっと時間かかってたんじゃないかと思います。

ちなみに作り方はこのやり方が絶対!って訳じゃないので、ユニバーサル基板を使ったり基板を挟むコネクタとか使ったり、皆さんで工夫して作ってくださいね。
この部品セットには必要最低限の部材しか入ってないので、どう組み上げるかは自由なのです!

みなさんも是非、作ってみてくださいね♪


(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は2月15日です!) 

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