エレショップblog

半導体・センサー・マイコン・電子工作キットほか、各種電子部品の専門店「共立エレショップ」から主に電子工作の関連情報をお届けします。 http://eleshop.jp/

記事担当:
ハンダ付け必須-非マイコン系


UV+LEDランプの自作、第3弾でございます。
★「電工女子★レジンを固めるUV+LEDランプを自作しちゃうぞ!★1」
★「電工女子★レジンを固めるUV+LEDランプを自作しちゃうぞ!★2」

第1弾で揃えたパーツで、なんとレジンが固まりました。ここまでが前回。
・・・硬化までの時間が長かったり、置く場所によっては固まらなかったり、レジンの量が多すぎだったりで、未硬化が残っていたり・・・と問題は山積みですが。

で、前回の最後にヤケになった訳では無いのですが!
405nmのLED×21本、365nmのLED×9本の計30本LEDでリベンジしようと準備しました。
UVLED-2-11UVLED-2-12


さーて、どうなるかなっ♪
早速実験です。

レジンをシリコンマットの上に出して・・・
UVLED-3-1-1

スタンバイ!
UVLED-3-1-2

箱の上に、さかさまにして設置します。
UVLED-3-1-3


前回も書きましたが、注意!!!
ブレッドボードの配線と、アルミホイルが触れないようにしてください!!!
アルミホイルは電気を通すので、配線とか部品の足に当たるとショートして危ないです!


今回の実験では、ちゃんと分かった上で安全に気を付けて作業しているので、問題ないんですよ♪



というわけで・・・
光を当てたレジンを取り出してみると。
UVLED-3-1-4
箱が狭くて、レジンが流れてますね。


ではでは、3分間LEDライトを当てた結果は・・・!
(1)100均UVレジン△レジン固まってますが、マットの上で滑ります
(2)100均LEDレジン→〇ほぼ硬化!
(3)100均UVレジン-ラメ入り→×半分しか硬化しなかったです
(4)100均UVレジン-カラー→△レジン固まってますが、マットの上で滑ります
(5)月の雫→×全体がゆるい


ほほう・・・・。
今までの中で、一番効果が出ている気がします。


では続いて。
+3分(合計6分)、LEDライトを当ててみました!
(1)100均UVレジン△レジン固まってますが、マットの上で滑ります
(2)100均LEDレジン→〇ほぼ硬化!
(3)100均UVレジン-ラメ入り→△レジン固まってますが、マットの上で滑ります
(4)100均UVレジン-カラー→△先ほどより固まってますが、マットの上で滑ります
(5)月の雫→〇ほぼ硬化!

1番固まりが悪いラメ入りレジン、こんな感じです。
UVLED-3-1-5UVLED-3-1-6
にゅるにゅるしてますね。

UVレジン-カラーはこんな感じ。
UVLED-3-1-7
レジンはしっかり固まってます。でも、マットの上に未硬化ジェルが残ってますね。



うーん。まだ納得できる結果じゃない・・・結果じゃないけど・・・
じゃぁそもそも、100均のライト性能はどんなもんなんだろう??
ということで、先ほどとおなじ3分と6分で硬化実験してみました!
UVLED-2-15


まずは3分ライトを当てた結果・・・!
(1)100均UVレジン△レジン固まってますが、マットの上で滑ります
(2)100均LEDレジン△レジン固まってますが、マットの上で滑ります
(3)100均UVレジン-ラメ入り△レジン固まってますが、マットの上で滑ります
(4)100均UVレジン-カラー→〇ほぼ硬化!
(5)月の雫△レジン固まってますが、マットの上で滑ります

続いて6分ライトを当てた結果・・・!
(1)100均UVレジン△レジン固まってますが、マットの上で滑ります
(2)100均LEDレジン→〇ほぼ硬化!
(3)100均UVレジン-ラメ入り△レジン固まってますが、マットの上で滑ります
(4)100均UVレジン-カラー→〇ほぼ硬化!
(5)月の雫→〇ほぼ硬化!

あれ?思ってたよりも好成績・・・
これもしかして、素直に100均のライト買った方が正解ってこと?

・・・・(´・ω・`)<いっぱい実験したのに…。。。。
UVLED-3-1-8


いやいやそんなはずは・・・・
これは、アレですね。あれデスよ!
ブレッドボードに挿し込んでるから、LEDの向きが色んな所に向いて固定もされてない上にLEDの間隔が広くて光が分散しすぎてるから、固まりにくいんじゃない?ね?

もしかしたら、基板にLEDをハンダ付けする事で方向が固定されて密度も高くなって光も集中したら、もう少し本数少なくても固まるかもしれないですよね!!ね!!


ということで!
ic70172a
IC用ユニバーサル基板 片面・ガラスコンポジット(デジタルパターン・電源アースライン付)
IC-701-72
を用意しました!
初めて見るパターンの基板だったんですけど、なんかランドの形がブレッドボードに似ててLEDをみっちり取り付けできそうだったので。

と言う訳で、この基板に今までブレッドボードで作ってきた「UV+LEDランプ」を移し替えますよ!


・・・・でもこれ、どうやって移し替えたら良いんでしょうか??

ということで、次回ブレッドボードからユニバーサル基板に移し替える、にチャレンジしたいと思います!


乞うご期待♪


(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は5月25日です!) 

ここ最近でのマイコンボードでは一番の話題な「Raspberry Pi Pico W」を
色々使ってみようと思います。

Raspberry-Pi-Pico-W-1
無線LAN機能搭載 ラズベリーパイピコ W
Raspberry Pi Pico W
https://eleshop.jp/shop/g/gN3V312/


まずはボードそのままでは使いにくいので、こんなアクリルベースを作って取り付けてみました。
Raspberry-Pi-Pico-W-2


いきなり宣伝ですがこのアクリルベース、共立プロダクツより4月28日(金)に発売開始しました!
kpsb615f
Raspberry Pi Pico & Pico W用 シンプルアクリルベース
KP-SB615

https://eleshop.jp/shop/g/g402788/




テーブルに置いてそのまま使うのはどうかと考えている方や、マイクロUSB抜き差し時に直接基板を触りたくない方は、ぜひ購入ご検討ください。

次に、そのままでは使いにくいのでヘッダーピンを取り付けてみました。
Raspberry-Pi-Pico-W-3
通常ブレッドボードに挿す場合は下側に向けて足を付けますが、今回はアクリルベースがあるので
上側に向けて取り付けします。


さて、次に簡単に動作確認含めてLチカを行っていきます。
通常であれば基板上にあるLEDでLチカするのが多いと思いますが、Pico Wの場合、無線チップ経由でLEDが接続されているので、外部にLEDを付けて光らせていきます。
Raspberry-Pi-Pico-W-4


さっそくPico Wに取り付けてみます。
Raspberry-Pi-Pico-W-5


そして、Thonny上に簡単にプログラム書いて実行してみます。
Raspberry-Pi-Pico-W-6



Raspberry-Pi-Pico-W-7
LED光りました!!

次にPico W基板に搭載されている温度センサーを使用して室内温度を
計測してみようと思います。

Raspberry-Pi-Pico-W-8
プログラムを用意して実行。

Raspberry-Pi-Pico-W-9
Thonnyのシェルの項目を見ると温度がちゃんと測れています。
指を近づけたりするとちゃんと温度が上がっていきますね。


今回はここまで。
次回はPicoWの「W」の部分WiFiを使用して実験していきたいと思います。


担当:ヨジゲン 
更新予定:毎週木曜日(次回は5月18日です!) 

記事担当:
ハンダ付け必須-非マイコン系


先週に引き続き、UV+LEDランプの自作に取り掛かります!

先週は部材を揃える所で終わりました。
★「電工女子★レジンを固めるUV+LEDランプを自作しちゃうぞ!★1」

今週は、集めた部品をブレッドボードに組み上げていき、本当に!レジンが!固まるのか?!を実験したいと思います!!
・・・この時点で、オカポン半信半疑です。
本当に、これだけのパーツで固まるのでしょうか…??



さて。
部材を集めたはいいけど、これらをブレッドボードのどの位置に挿し込むの??
・・・・ということで、再び以前エレショップブログにアップされていたこの記事を読みます!

モバイルバッテリーでLEDを光らせてみよう大作戦

ふんふんふん。
この記事に、どこに何を挿せばいいのか、説明されていますね!
ということで、まずはLED3つ(365nm)を光らせるための部品を挿し込んでみました。
UVLED-2-1UVLED-2-2


レジンを固めるためにはLEDの数がどれくらい必要なのか、全く分からないので、とりあえず3個から始めてみようと思います。
ブレッドボードにはLEDがどれだけ増えても良いよう、並列に繋げていきます

ちょうどブレッドボードはエリアが2つに分かれているので、ブレッドボードの片側に365nmのLEDを、反対側に405nmのLEDを並べていこうと思います。

LEDにはACアダプタで電機を供給するんですが、DCジャックは一つ。
なので、ジャンパー線で繋いで反対側の電源ラインにも電源を供給できるようにします
ちなみにオカポン、実はここでジャンパー線の挿し込む箇所を間違えたので、405nmと365nmのLEDで電源ラインのプラスとマイナスのラインが逆になってしまいました。(鏡で打ちしたみたいな配線になりました)
まぁ、回路としてはプラスマイナス間違えてなかったら平気平気!

さて、LED各6個の取付けが完了したので、ACアダプタを繋いでLEDが光るか実験です!!
UVLED-2-3UVLED-1-2
よし!6本とも光っていますね。
回路にも間違いはなかったみたいで安心しました。

ではここでレジンを用意します。
今回用意したのはこの5種類。
UVLED-2-4
(1)100均UVレジン
(2)100均LEDレジン
(3)100均UVレジン-ラメ入り
(4)100均UVレジン-カラー
(5)月の雫

ほとんど100均で買えるお手軽なレジンです。

では、とりあえずブレッドボードをさかさまにして、紫外線を照射します!
・・・って、ブレッドボードから部品が外れそうで怖いですね!
DCジャックがACアダプタのプラグの重みで結構抜けそう。要注意です。
UVLED-2-5

・・・写真で見るとよく分かるんですが、LEDの光が当たっている所と当たっていないところが明確に差が出ていますね。。。。
これだけ光の当たり方に差が出ていると、皆さんお察しの通り、まぁ当たってないところは固まる訳ないんですよ!ぐぬぬぬぬ・・・。

あ、ちなみに、405nmのLED×3本、365nmのLED×3本で3分、光を当てた結果、
(2)100均LEDレジン
(4)100均UVレジン-カラー
の2つは固まりました!ちょうどLED当たってた場所だからですかね…?
でも、こんな簡易的な(実験的な)ものでも、レジンって固まるんだ~~!!おもしろ!!!!ってなりました。


・・・ということで、LEDを増やしてみた
UVLED-2-8
405nmのLED×6本、365nmのLED×6本。先ほどの倍です。

そして、光が横に漏れてしまうのがダメなんじゃない?と思って、箱を用意しました。
中にアルミホイルを敷いて。
UVLED-2-6


その中に、先ほどのレジンを置きます。
UVLED-2-7


ここで注意!!!
ブレッドボードの配線と、アルミホイルが触れないようにしてください!!!
アルミホイルは電気を通すので、配線とか部品の足に当たるとショートして危ないです!


今回の実験では、ちゃんと分かった上で安全に気を付けて作業しているので、問題ないんですよ♪


で、ブレッドボードをさかさまにして箱の上に置いてみます。
UVLED-2-9

・・・・・うーーーん。。。
405nmのLED×6本、365nmのLED×6本で1分
光を当てた結果…
(4)100均UVレジン-カラー
は固まりました!

3分。
(5)月の雫
も固まりました!

6分。
(2)100均LEDレジン
も固まりました!

下の2つはなかなか手ごわく、(1)100均UVレジンは微妙に固まってるけど、ぬるぬるしている(未硬化)んです。
(3)100均UVレジン-ラメ入りなんて全然固まってないんですよね。


うーーーーーーん。
これでどうだ!?
UVLED-2-10
405nmのLED×9本、365nmのLED×9本で再挑戦!計18本!!

6分照射したところ、全体的にほどよく固まる(未硬化あり)という、先ほどより良い結果が出ましたが、(3)100均UVレジン-ラメ入りがまだダメ…。
そもそも6分て…長いですわ…。


なんで!?何があかんの????
行き詰ってしまったので、上司にちょっと聞いてみたんですが、LEDの商品ページの詳細欄に
●指向角:15°(2θ1/2 @IF=20mA)
って書いているんですね。
100均UVライトについているのはだいたい5~6個くらいの指向角度が広そうなチップLEDなんですよ。
UVLED-2-14 UVLED-2-13

光っているところを見ると割とまんべんなく光があたってる感じ
UVLED-2-15

今回作ったブレッドボード装置は、光の当たる範囲がピンポイント過ぎて、光が当たらないところが出てくるから硬化しにくいんじゃない?って。

ぐぬぬぬぬ・・・。

いろいろ調べてみると、LEDで硬化するレジンは405nmの波長で硬化するものが多いみたいということがわかりました。(レジンのパッケージに書いてました)
そこで、405nmのLEDを増やしてみたら?ということになりました。


と言う訳で。
紫外線LEDをもっと大量につなげることができるよう、ブレッドボードも長いのに変えて再チャレンジです!

つまりこう!!!!
UVLED-2-11
405nmのLED×21本、365nmのLED×9本でリベンジ!
計30本!こんだけありゃ、光が当たらない場所なんてない!(たぶん)

↑の完成ブレッドボードに電源を繋いでみると・・・
UVLED-2-12
全部光ってる!大丈夫!!
これが、前回の記事で書いてた「単線剥くの、めんどうくさい」なんですよね。
LEDの数だけジャンパ線が必要になるので、切って剥いては挿し、切って剥いては挿し・・・
地道な作業が続きました。

で。
次回!
30本にしてみてどうだったか、100均のUV+LEDランプとの差はどうだったのか、などを記事にしていこうと思いますよ!!


もう勢いだけで作ってる気がする・・・。



乞うご期待♪


(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は5月11日です!) 

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